- ポピュラー・サイエンス 285
- バイオインフォマティクス
- −生命情報学を考える−
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- 国立遺伝学研究所教授 理博 舘野義男 著
- 四六判/154頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2008年2月
- ISBN978-4-7853-8785-3
- 昨今,多くの人々の口の端にのぼるバイオインフォマティクス(生命情報学).その定義はまだ統一されていないのが現状である.本書ではバイオインフォマティクスについて,進化学を学問的基盤において解説する.さらに,その理解の上で欠かせないDNAや遺伝子,分子進化学,そして生命情報のデータベースについても詳しく説明する.
- 【目 次】
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- 1章 生命情報学の誕生
- 1 生命情報学の二つの要素
- 2 生命情報学の一つの起源
- 3 国際DNAデータバンクの誕生
- 4 生命情報学の学問基盤
- 2章 生命情報の探索と解読
- 1 生命情報を表す文字
- 2 遺伝子の正体をめぐる葛藤
- 3 文字から言葉へ
- 4 この章の終わりに
- 3章 分子進化学の発展
- 1 まず集団遺伝学から
- 2 自然選択説対中立説の論争
- 3 論争から検証へ
- 4 集団遺伝学から分子進化学へ
- 5 分子時計
- 6 分子時計の応用(MHC遺伝子群の進化)
- 4章 再び生命情報学へ
- 1 生命情報学発展の契機
- 2 発がん遺伝子の由来
- 3 逆転写酵素遺伝子の普遍性
- 4 生物学のパラダイム変換
- 5 遺伝子発現データベース
- 6 MGEDとは
- 7 MIAMEに基づく登録データの記述
- 8 遺伝子発現データの登録
- 9 マイクロアレイの応用例
- 5章 生命情報学の現状
- 1 細菌遺伝子の探索
- 2 細菌遺伝子の評価とクラス分け
- 3 ヒト遺伝子の探索
- 6章 生命情報学の未来を考える
- 『バイオインフォマティクス−生命情報学を考える−』に寄せて(五條堀 孝)
- 謝辞
- 参考文献
- 索引
- コラム(1) 分子系統学
- コラム(2) サンガー法による塩基配列の決定
- コラム(3) ダーウィンメダル
- コラム(4) オーソログとパラログ
- コラム(5) アラインメント
- コラム(6) プロトオンコ遺伝子
- コラム(7) ノックアウトマウス
- コラム(8) プロテオーム
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