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Cyg X-1 is a black hole binary discovered at first. Cyg X-1 consists of O9 type super giant HD226868 and a black hole. It is a close binary and its orbital period is 5.6 days. It is estimated that mass of super giant is about 30 times of the Sun, and mass of a black hole is about 10 times of the Sun. | ||||||||||||
はくちょう座X-1(Cyg X-1)は,最初に発見されたブラックホール天体です.
はくちょう座X-1は,
O9型の超巨星HDE226868(図中の▲印で挟まれた星)
とブラックホールからなる,公転周期5.6日の近接連星です.
超巨星の質量は約30太陽質量で,
ブラックホールの質量は10太陽質量程度だと見積もられています.
By courtesy of Osaka Kyoiku Univ. |
Spectra of Cyg X-1
The top panel is the energy spectrum of Cyg X-1 observed by ASCA (SIS).
There are two states; one shows the energy spectrum extending to high energy (called the low state or the hard state),
and the other emits the X-rays of low energy strongly (called high state or soft state).
Here is shown is the low state extending to the high energy.
The energy spectrum is a power law type with index of -1.6.
あすか のSIS検出器で撮影された, ブラックホール連星系はくちょう座X-1のエネルギースペクトルです. はくちょう座Xー1には, 高エネルギーまで伸びる硬いエネルギースペクトルを示す状態 (ローステートまたはハードステートと呼ばれる)と, 低エネルギーのX線を強く放射する状態 (ハイステートまたはソフトステートと呼ばれる)とがあります. ここに示したのは高エネルギーまで伸びるローステートです. エネルギースペクトルは, 巾(対数グラフでの傾き)がほぼ-1.6のべき関数型で, 星間空間ガスによる吸収のために低エネルギー側が弱くなったモデルで合わせることができます. なおここに示すエネルギースペクトルは, 検出器でとらえたエネルギースペクトルそのままなので, 検出器や望遠鏡の特性が含まれています. 2keV前後の段も,CCDカメラと望遠鏡の特性によるものです. また低エネルギー側や高エネルギー側でX線の強さが極端に下がっているようにみえるのは, 検出器の感度が下がっていることも原因のひとつです. By courtesy of S.Kitamoto (Osaka Univ.) |
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