プリズムで撮影した干潟星雲
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チリのセロ・トロロ天文台(Cerro Tololo Inter-American Observatory)
の60cmシュミット望遠鏡に対物プリズムをつけて観測した干潟星雲です.
縦の線は,それぞれの星のスペクトルです. スペクトルの上下の幅はHα線を中心として90nmあり, 上が長波長側,下が短波長側を示しています. 星は,連続的なスペクトルを放出するので, このような画像では縦線に見えていますが, 星雲は上下に伸びずにそのままの形で明るく輝いています. これは,星雲のスペクトルは連続スペクトルではなく, 輝線スペクトルを出しているためで, ある特定の波長の光だけが輝いて見えているからです. 資料提供:小倉勝男(國學院大学),坂元 誠(西はりま天文台), 有本淳一(京都市立塔南高等学校) |
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