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宇宙科学研究所名誉教授 理博 倉谷健治・
東京大学名誉教授 理博 土屋荘次 共著
A5判/410頁/定価3630円(本体3300円+税10%)/1968年4月発行
ISBN 978-4-7853-2403-2 (旧ISBN 4-7853-2403-1)
C3042
化学反応速度やエネルギー移動に関する理論は、近年分子構造論的な知見をふんだんに盛り込んで、よりミクロスコピックに解析し、理論づけようとされ、現象を説明するに止まらず、現象を予見しうるような理論への発展が進みつつある。
本書では、これらの理論の進展に留意しつつ、比較的新しい分野である衝撃波管法の実験技術とその成果を解説した。
I.衝撃波
II.実験法
III.化学反応速度論への応用
IV.原子,分子の零位とエネルギー移動
I.衝撃波
1.圧力波と衝撃波
2.理想的な衝撃波
3.衝撃波管内での各種の波の相互作用
4.実在の衝撃波
II.実験法
1.標準型衝撃波管
2.単一パルス衝撃波管
3.衝撃波速度の測定
4.密度,圧力の測定法
5.温度測定
6.化学組成の決定
7.強い衝撃波を得る方法
III.化学反応速度論への応用
1.単分子反応理論(平衡速度理論)
2.単分子反応例
3.2分子反応機構による2原子分子の解離
4.簡単な分子の熱分解反応
5.振動準位間の非平衡分布
6.複雑な分子の反応
7.その他の反応例
IV.原子,分子の零位とエネルギー移動
1.衝撃波面の構造
2.分子振動の緩和
3.分子衝突による振動エネルギーの移動
4.電子状態の励起とイオン化
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倉谷 健治
くらたに けんじ
1923年 生まれ。東京大学宇宙航空研究所教授、宇宙科学研究所教授、同 能代実験場長などを歴任。主な著書に『蛋白科学』(共編、共立出版)などがある。
土屋 荘次
つちや そうじ
1933年 東京都に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。東京大学助手・助教授・教授、日本女子大学教授、早稲田大学客員教授、城西大学招聘教授などを歴任。主な著書に『はじめての化学反応論』(岩波書店)、『レーザー化学』(学会出版センター)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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