- 物理科学選書7
- バイオレオロジー(改訂改題)
- 理学博士 岡 小天 著
- A5判/306頁/定価4860円(本体4500円+税8%)/1984年8月
- ISBN978-4-7853-2408-7 (旧ISBN4-7853-2408-2)
- 本書は1974年6月に刊行した『レオロジー』(物理科学選書)の改訂改題版.
バイオレオロジーで扱われる対象は非常に広範囲にわたるが,さかんに研究されているのは血液・血管に関するバイオレオロジー,すなわちヘモレオロジーである.本書は紙面の関係もあり,ヘモレオロジーに限ることにした.また前版にはなかったいくつかの新しい章──赤血球の変形能,血液の電気的性質,赤血球沈降速度,血管壁の電気的性質,血管壁の透過性,臨床ヘモレオロジー──を設け,内容を一新した.
医学系の読者諸氏を念頭に置き,現象の本質の理解を重視し,数式は最小限に止めた.
- 【目 次】
- 1.レオロジーとバイオレオロジー
- 2.レオロジーの概念
- 3.循環
- 4.血液の粘度
- 5.赤血球の変形能
- 6.血液の電気的性質
- 7.赤血球沈降速度
- 8.微小循環
- 9.血管壁の電気的性質
- 10.血管のレオロジー
- 11.拍動流
- 12.血管壁の透過性
- 13.臨床ヘモレオロジー
- 14.最適原理と血管の分岐
- 余談14話
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