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雑誌『生物の科学 遺伝』 別冊 No.12
(2000年9月)

北里 洋・大野照文・大路樹生/(財)遺伝学普及会 編
B5判/194頁/


 「地球」環境の大規模な変動と,「生命」活動との相互作用により,地球と生命が共進化してきた道のりが明らかになりつつあります.地球科学者と生命科学者のホットなセッションによるダイナミックな「進化」研究の現在をお楽しみ下さい.

<主要目次>

「特集にあたって」(大路樹生)

<はじめに>
 地球生命科学:地球−生命システムのダイナミクス −現在と過去(北里 洋)

<1.生命進化の舞台としての地球>
 地球はいかにして誕生したか(松井孝典)
 地球の成り立ちと生命の進化(丸山茂徳)
 地球環境の安定性と生命の進化(田近英一)

<2.生命の起源から細胞の誕生まで>
 生体構成分子の生成とその非対称性の起源(斉藤 威)
 生命の起源−RNAワールド仮説(渡辺公綱・鈴木 勉)
 原始生態系と生命の初期進化(山岸明彦)
 酸素を発生する光合成の出現:地球を変えた生物(伊藤 繁)
 極限環境の微生物(今中忠行)

<3.真核細胞の進化>
 真核細胞とミトコンドリアの起源(石川 統)

 植物の起源と進化−生命の大幹線ルートに隠れた葉緑体ルートの起源と進化から(黒岩常祥・高原 学)

<4.多様な生物たちの世界へ>
 性の起源と進化(巖佐 庸) 
 単細胞生物から多細胞生物への進化(中山 剛・上島 励) 
 発生学からみた動物の多様性(西野敦雄・佐藤矩行) 
 顕生代の動物の多様度変遷(大路樹生) 
 大量絶滅:史上最大の生物危機の謎を探る(磯崎行雄) 
 生物の上陸(西田治文・真鍋 真) 
 生命科学と地球科学の共進化へ向けて−地球史データベースをつくろう川上紳一・大野照文)



         

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