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生物活性天然物の化学合成 −生体機能分子をどうつくるか−
Chemical Synthesis of Bioactive Natural Products −How to Synthesize Biofunctional Molecules−

在庫マーク

東京大学名誉教授 農博 森 謙治 著

A5判/226頁/定価3630円(本体3300円+税10%)/1995年1月発行
ISBN 978-4-7853-3048-4 (旧ISBN 4-7853-3048-1)  C3043

電子書籍

 有機合成化学のアドバンスド・コースとして「生体機能分子をどうつくるか」を、植物ホルモンや昆虫のフェロモンなどの多数の実例を通して学ぶ。特に、立体選択的合成・不斉合成を学ぶための多くの実例があげられている。
 また折りに触れ、本書の随所で語られる著者の研究哲学は、化学合成の実際のみならず、研究目標達成のための手順についても多くを教えてくれるだろう。


サポート情報

はしがき (pdfファイル)   索引 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.序論 −生体機能分子と有機合成−
2.植物関連生体機能分子の合成
3.フェロモン以外の昆虫関連生体機能分子の合成
4.昆虫フェロモン類の合成
5.微生物関連生体機能分子の合成
6.海洋生物関連生体機能分子の合成
7.結論 −研究のまとめ−

詳細目次  →『生物活性天然物の化学合成』目次

はしがき (pdfファイル)

1.序論 −生体機能分子と有機合成−
 1.1 生体機能分子とは何か
 1.2 生体機能分子を合成する意義
 1.3 生体機能分子をどう合成するか
 1.4 合成研究に必要な技術は何か

2.植物関連生体機能分子の合成
 2.1 植物ホルモン類
 2.2 ファイトアレキシン類
 2.3 植物由来のその他の生体機能分子

3.フェロモン以外の昆虫関連生体機能分子の合成
 3.1 昆虫ホルモン類
 3.2 昆虫摂食阻害物質

4.昆虫フェロモン類の合成
 4.1 昆虫フェロモンとは
 4.2 エナンチオ選択的合成のやり方
 4.3 なぜ光学活性な昆虫フェロモンを合成するか
 4.4 一方の鏡像体のみが生物活性を示すフェロモン類
 4.5 多様な構造活性相関を示すフェロモン類
 4.6 昆虫フェロモンのエナンチオ選択的合成で何がわかったか

5.微生物関連生体機能分子の合成
 5.1 微生物ホルモン類
 5.2 抗生物質類
 5.3 微生物が生産するその他の生体機能分子

6.海洋生物関連生体機能分子の合成
 6.1 薬理活性を示す海洋天然物
 6.2 海洋生物の摂食阻害物質

7.結論 −研究のまとめ−
 7.1 反応の進歩と化学合成
 7.2 分析の進歩と化学合成
 7.3 生命現象とキラリティー
 7.4 人間の営みとしての研究
 謝辞

索引 (pdfファイル)

著作者紹介

森 謙治
もり けんじ 
1935年生まれ。東京大学農学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。東京大学助手・助教授・教授、東京理科大学教授などを歴任。主な著書に『生物活性天然物の化学合成』(裳華房)、『有機化学T〜V』(養賢堂)、『生物活性物質の化学』(化学同人)などがある。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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