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群馬大学名誉教授 理博 右田俊彦 編著/
右田俊彦・太田博道・上方宣政・中山重蔵 執筆
A5判/226頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/1986年5月発行
ISBN 978-4-7853-3124-5 (旧ISBN 4-7853-3124-0)
C3043
学生実験での使用を念頭に執筆された大学・高専向けテキスト.
実験と理論とが遊離することのないように,官能基の性質や反応機構など,有機化学の基礎知識を思い起こしつつ実験が進められるよう巧みに構成されている.学生実験室と教室との橋渡しに役立つ好著.
有機合成実験の目的
1.基本操作
2.不飽和結合の形成
3.ハロゲン化物の合成
4.水酸化物の合成
5.エーテルの合成
6.カルボニル化合物の合成
7.カルボン酸の合成
8.カルボン酸の誘導体の合成
9.ニトロおよびニトロソ化合物の合成
10.アミンの合成
まえがき
有機合成実験の目的
1.基本操作
1.1 ガラス器具の取り扱い
1.2 ガラス細工
1.3 実験装置の組立て
1.4 乾燥
1.5 加熱
1.6 冷却
1.7 攪はん(かきまぜ)
1.8 抽出
1.9 ろ過
1.10 蒸留
1.11 再結晶 −結晶性物質の精製−
1.12 昇華
1.13 クロマトグラフィー
2.不飽和結合の形成
2.1 アルコールの脱水反応
2.2 付加,脱離反応による三重結合の形成
2.3 アルドール縮合によるベンザルアセトフェノンの合成
2.4 Wittig反応
2.5 Diels-Alder反応
3.ハロゲン化物の合成
3.1 臭素付加
3.2 アリル位のハロゲン化
3.3 アルコールからハロゲン化合物への変換
3.4 芳香核のハロゲン化
3.5 Sandmeyer反応
4.水酸化物の合成
4.1 Grignard試薬によるアルコールの合成
4.2 カルボニル化合物の還元
4.3 ジアゾニウム塩の加水分解
4.4 Claisen転位によるo -アリルフェノールの合成
4.5 コレステロールの抽出
5.エーテルの合成
5.1 Williamson合成
5.2 電子吸引基を持つ芳香族ハロゲン化物の置換反応
5.3 エポキシドの合成
6.カルボニル化合物の合成
6.1 芳香族側鎖の酸化
6.2 Reimer-Tiemann反応
6.3 アルコールの酸化
6.4 Friedel-Crafts反応
6.5 ベンゾイン縮合
6.6 Claisen縮合
7.カルボン酸の合成
7.1 ケトンの酸化開裂
7.2 Grignard試薬と二酸化炭素の反応
7.3 ニトリルの加水分解
7.4 Cannizzaro反応
7.5 Perkin反応
8.カルボン酸の誘導体の合成
8.1 エステル化
8.2 エステルの加水分解
8.3 酸塩化物の合成
8.4 酸無水物の合成
8.5 酸アミドの合成
9.ニトロおよびニトロソ化合物の合成
9.1 ニトロ化
9.2 ニトロ化の配向性
9.3 アニリン類のニトロ化
9.4 ニトロソ化
10.アミンの合成
10.1 ニトロ基の還元
10.2 アゾ化合物の還元
10.3 塩化アルキルとアンモニアまたはアミン類との求核置換反応
10.4 Gabriel合成(第一級アミンの合成)
10.5 Hofmann反応
10.6 ヒドラジンとその誘導体
索引
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右田 俊彦
みぎた としひこ
1926年 東京都に生まれる.旧制第四高等学校卒業,東京大学理学部卒業.東京大学助手,群馬大学助教授・教授,東海大学教授などを歴任.主な著書に『コンパクト有機化学』(丸善出版),『反応有機化学入門』(朝倉書店)などがある.
太田 博道
おおた ひろみち
1942年 中国大連に生まれる.東京大学理学部卒業,東京大学大学院理学系研究科博士課程修了.(財)相模中央化学研究所研究員,慶応義塾大学助教授・教授などを歴任.慶応義塾大学名誉教授,理学博士.
上方 宣政
かみがた のぶまさ
1942年 茨城県に生まれる.群馬大学工学部卒業,東京都立大学大学院理学研究科博士課程中退.東京都立大学助手・助教授・教授などを歴任.東京都立大学名誉教授,理学博士.
中山 重蔵
なかやま じゅうぞう
1943年 千葉県に生まれる.埼玉大学文理学部卒業,東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了.埼玉大学助手・助教授・教授,東京大学教授などを歴任.埼玉大学名誉教授,理学博士.主な著書に『サルファーケミカルズのフロンティア』(監修,シーエムシー出版)などがある.
(情報は初版刊行時のものから修正しています)
有機化学演習
有機化学の考え方
有機反応機構 (改訂版)[POD版]
有機合成化学
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