- ポピュラー・サイエンス 253
- 《光世紀世界》の歩き方
- −近距離恒星の3Dガイドマップ−
- 元玉川大学教授 工博 石原藤夫 著
- 四六判/202頁/定価1944円(本体1800円+税8%)/2002年11月
- ISBN978-4-7853-8753-2 (旧ISBN4-7853-8753-X)
- ハードSFの新旗手
小林泰三氏,野尻抱介氏,林 譲治氏 推薦!!
- ──《光世紀世界》とは,太陽系を中心とした1光世紀(=直径100光年)の球状宇宙のことである.そこには千数百の既知の,あるいは未知の恒星が存在しており,われわれ人類の訪問を待ちあぐねている──
星雲賞を受賞し,アーサー・C・クラーク氏から賞賛されながら,私家製版のためになかば伝説となっていた『光世紀の世界』の書籍化第2弾.
SF作家でもある著者が,太陽の“隣人”たる近距離の恒星について,さまざまなデータをまとめた「光世紀星表」を収めた前著 『《光世紀世界》への招待』 に続き,本書では,《光世紀世界》を視覚的にとらえられるよう,さまざまに工夫した俯瞰図や展開図,立体視図など多数の「光世紀星図」を収録.また,主要な恒星の紹介や,星の命名法についても詳しく解説しました.
- → 著者インタビュー (オンラインWebマガジン“Anima Solaris”)
- → ハードSF作家による推薦の言葉
- → 田巻久雄氏による章扉イラスト

- 【目 次】
- 1.「光世紀星図」への旅立ち ―星の世界の立体視―
- 1・1 16の宙域と60の星域
- 1・2 「光世紀星図」の見方と楽しみ方
- 1・3 立体的に見せる工夫さまざま
- 2.遠い未来,遠い過去 ―《光世紀世界》の興亡―
- 2・1 《光世紀世界》の時間旅行
- 2・2 星団と星雲の物語
- (1)星団
- (2)星雲
- 2・3 恒星と星間雲の生々流転
- (1)星間ガスと星間塵
- (2)星間雲
- 3. 愛すべき無名の星々 ―星の命名法の話―
- 3・1 恒星の命名法
- 3・2 ニックネームの付いた最輝星
- 3・3 星座名を冠した可視星や閃光星
- 3・4 近距離恒星の狩人たち
- (1)ウォルフのカタログ
- (2)ロスのカタログ
- (3)ルイテンのカタログ
- 3・5 星表名さまざま
- 4.《光世紀世界》の観光案内 ―15光年以内の星々―
- 4・1 至近距離の星々
- 4・2 “第1星域”の旅 ―もっとも身近な恒星―
- 4・3 “第2星域”の旅 ―伴星をともなう星の星域―
- 4・4 “第3星域”の旅 ―多方面での記録保持の星域―
- 4・5 “第4星域”の旅 ―太陽に類似した恒星の星域―
- 4・6 “第5星域”の旅 ―コロニー建設に最適な星域―
- 付図 各星域の立体図
- 謝辞
- 参考文献
- 天体名索引
- 人名索引
- 事項索引
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ハードSF作家による推薦の言葉 |
小林泰三 氏(日本ホラー小説大賞短編賞受賞「玩具修理者」ほか)
「驚異の物語に魅せられし者たちよ、星々の語り部を志す者たちよ、
豊穣なる銀河世界への入り口は今ここにある!」
野尻抱介 氏(星雲賞受賞「太陽の簒奪者」『ふわふわの泉』ほか)
「星々は二次元の天球に描かれた点像ではない。本書はそこに旅立つ人のために編纂された、人類初の恒星間ロードマップである。」
林 譲治 氏(『ウロボロスの波動』『侵略者の平和』ほか)
「地図を持たずに旅をする人はいない。それは創造/想像の世界でも変わらない。我々が星の世界を想う時、座右には本書があるだろう。」
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田巻久雄氏による章扉イラスト |
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1章 「光世紀星図」への旅立ち |
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2章 遠い未来,遠い過去 |
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3章 愛すべき無名の星々 |
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4章 《光世紀世界》の観光案内 |
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