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『一般力学系と場の幾何学』 内容見本


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復刊書籍一覧へ 一般力学系と場の幾何学

在庫マーク

東京理科大学名誉教授 理博 大森英樹 著

A5判/328頁/定価5500円(本体5000円+税10%)
1991年9月発行,復刊 2003年8月発行
ISBN 978-4-7853-1069-1 (旧ISBN 4-7853-1069-3)  C3041
(オンデマンド方式による印刷・製本)

電子書籍

 場の理論は理論物理学にとっての最重要課題としてだけでなく、数学・幾何学にも大きな変革をもたらしてきた。
 本書では、数学と物理学のかかわり合いを幾何学の立場で考え、幾何学の変わりゆく姿を解説したものである。今まで絶対的存在として考えられてきた「点」の概念の変革を考える。


サポート情報

序文 (pdfファイル)   索引 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

第 I 部.古典的アプローチ
 1.古典微分幾何
 2.一般力学系
 3.リー群とその作用
第 II 部.場の古典幾何学から量子場へ
 4.関数環のdeformation(変形)
 5.場
 6.量子場

詳細目次  →『一般力学系と場の幾何学』 目次

序文 (pdfファイル)

第 I 部.古典的アプローチ

1.古典微分幾何
 1.1 デカルトの解析幾何
 1.2 束縛運動とガリレオの直線
 1.3 変分法(オイラーの直線)
 1.4 加速度と平行移動
 1.5 ポアンカレの上半平面宇宙
 1.6 多様体
 1.7 リーマン多様体

2.一般力学系
 2.1 接バンドル,余接バンドル
 2.2 測地線の方程式と常微分方程式論
 2.3 変分法とLagrange(ラグランジェ)系
 2.4 Legendre(ルジャンドル)変換,Hamilton(ハミルトン)系
 2.5 リーマン多様体上のNewton力学
 2.6 積分が生成するLie(リー)環,およびPoisson(ポアソン)環
 2.7 Poisson(ポアソン)多様体,symplectic(シンプレクティック)多様体
 2.8 逆写像定理,陰関数定理,フロペニウスの定理
 2.9 ポアソン多様体の局所標準座標系
 2.10 ポアソン写像
 2.11 モーメント写像

3.リー群とその作用
 3.1 リー群の定義と基礎的性質
 3.2 リー変換群
 3.3 $G$ の正準変換としての作用とモーメント写像
 3.4 モーメント写像の同変性と余随伴軌道(coadjoint orbit)
 3.5 Sard(サード)の定理,と余随伴軌道の原像
 3.6 力学系の簡約(reduction)の原理
 3.7 Calogero(カロジュロ)系

第 II 部.場の古典幾何学から量子場へ

4.関数環のdeformation(変形)
 4.1 可換関数環と点
 4.2 可換環の変形(deformation)としてのポアソン環
 4.3 無限小部分の代数と代数束
 4.4 Weyl(ワイル)代数
 4.5 Weyl(ワイル)関数
 4.6 ワイル関数環の位相
 4.7 ワイル同相写像
 4.8 ワイル多様体
 4.9 ワイル多様体 $W_{T*N}$ と配位空間

5.場
 5.1 スカラー場
 5.2 ベクトル場
 5.3 擬微分作用素
 5.4 積公式,シュレーディンガ一方程式,ワイル代数
 5.5 擬微分作用素の共役作用素
 5.6 電磁場
 5.7 局所標準座標系(量子化されたグルブの定理)
 5.8 次数作用素の場,調和振動子の場
 5.9 二種類の接続
 5.10 ケーラー・ワイル多様体
 5.11 非可換複素射影空間
 5.12 場の理論的「点」の考え方

6.量子場
 6.1 古典場の正準形
 6.2 無限次元ハミルトン系
 6.3 無限生成のワイル代数,
 6.4 Klein-Gordon(クライン・ゴルドン)場
 6.5 正準構造,複素構造,実部
 6.6 ゲージ群の考え方
 6.7 複素 Klein-Gordon(クライン・ゴルドン)場
 6.8 点とは何だろう

索引

著作者紹介

大森 英樹
おおもり ひでき 
1938年 兵庫県に生まれる。東京大学理学部卒業。東京都立大学助手・講師・助教授、岡山大学教授、東京理科大学教授などを歴任。主な著書に『無限次元Lie群論』(紀伊國屋書店)などがある。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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