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裳華房テキストシリーズ‐物理学
工科系のための 現代物理学
Modern Physics for Engineering Students
筑波大学名誉教授 理博 原 康夫・
筑波大学名誉教授 理博 岡崎 誠 共著
A5判/176頁/定価2310円(本体2100円+税10%)/2006年3月発行
ISBN 978-4-7853-2225-0 (旧ISBN 4-7853-2225-X)
C3042
(オンデマンド方式による印刷・製本)
本書は、刊行以来、主として理学系の多くの大学で学部初年級の現代物理の教科書として使われてきた、同シリーズの『現代物理学』を基礎に、工学系の学部での講義を意識して新たに書き起こしたものである。既刊の本との大きな違いは、第2章の量子力学以降の章を、“物性入門”ともいえる内容に大きく書き改めた点である。
読者対象:大学1年生〜
サポート情報
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.波動性と粒子性の2重性 ― 不確定性原理とは ―
2.量子力学
3.原子
4.分子
5.固体の結合性
6.固体のバンド構造
序 (pdfファイル)
はじめに
1 波動性と粒子性の2重性 −不確定性原理とは−
1.1 古典論の困難
1.2 光の2重性
1.3 電子の2重性
1.4 不確定性原理
1.5 原子の定常状態と線スペクトル
1.6 ボルツマン分布
1.7 不確定性原理と原子の安定性
演習問題
2 量子力学
2.1 1次元のシュレーディンガー方程式と波動関数
2.2 定常状態 I :無限に深い井戸型ポテンシャル
2.3 定常状態 II :一般のポテンシャルの場合
2.4 調和振動子ポテンシャル
2.5 トンネル効果
2.6 レーザー
演習問題
付録 (2.12)の証明
3 原子
3.1 量子力学での角運動量の定性的理解
3.2 3次元のシュレーディンガー方程式
3.3 水素原子
3.4 スピン
3.5 多粒子系の量子力学
3.6 原子の殻模型と元素の周期律
3.7 フェルミ分布とボース分布
演習問題
4 分子
4.1 分子
4.2 イオン結合
4.3 共有結合1 −水素分子−
4.4 共有結合2 −方向性のある結合−
4.5 2重結合と3重結合
演習問題
5 固体の結合性
5.1 結晶構造
5.2 ブラッグ反射
5.3 結晶の結合の仕組み
5.4 結合の型と結晶の物理的性質
5.5 格子振動
演習問題
付録 水分子H2Oの構造と水素結合
6 固体のバンド構造
6.1 固体のバンド構造の考え方
6.2 強い周期ポテンシャル中の電子(1次元)
6.3 弱い周期ポテンシャル中の電子(1次元)
6.4 周期ポテンシャル中の電子(3次元)
6.5 金属と絶縁体
6.6 半導体
6.7 固体のバンド構造 −まとめ−
演習問題
さらに勉強する人のために
演習問題略解
索引
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原 康夫
はら やすお
1934年 神奈川県に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。東京教育大学助手、カリフォルニア工科大学研究員、シカゴ大学研究員、プリンストン高等学術研究所研究員、東京教育大学助教授、筑波大学教授・副学長、帝京平成大学教授などを歴任。主な著書に『素粒子物理学』(共著、朝倉書店)、『物理学基礎』(学術図書出版社)、『量子力学』(岩波書店)などがある。
岡崎 誠
おかざき まこと
1934年 中国旅順市に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。東京大学助手・講師・助教授、筑波大学教授などを歴任。主な著書に『物質の量子力学』(岩波書店)、『演習 量子力学[新訂版]』(共著)『量子力学[新訂版]』(以上、サイエンス社)、『べんりな変分原理』(共立出版)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
現代物理学
電磁気学(I)
電磁気学(II)
電磁気学入門
固体物理学
物理学のすすめ 現代物理学とは何か
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