Amazon
楽天ブックス
セブンネットショッピング
honto
Knowledge Worker
紀伊國屋書店
ヨドバシ・ドット・コム
TSUTAYA
ローチケHMV
e-hon
Honya Club
丸善,ジュンク堂書店,文教堂
紀伊國屋書店(新宿本店)
三省堂書店
有隣堂
TSUTAYA
くまざわ書店
コーチャンフォー
|
|
早稲田大学名誉教授 理博 小山慶太 著
A5判/276頁/定価2750円(本体2500円+税10%)/2008年5月15日発行
ISBN 978-4-7853-2230-4
C3042
本書は、ニュートン力学が誕生した17世紀末から、相対性理論や量子力学が確立され、それらに依拠した宇宙や物質、素粒子などの研究が展開されていく20世紀後半までの物理学の壮麗な体系とその多彩な歩みを、一般の方にも読める平易な文章で綴った待望の書である。
教養科目の教科書としても好適な本書によって、物理学史の妙味と面白さに触れながら、あらためて物理学への関心を深めて頂きたい。
日本図書館協会選定図書
1.力学の確立と発展
2.光学と電磁気学の融合
3.熱力学の完成
4.微視的世界と量子力学
5.相対性理論の誕生と展開
6.基本粒子とその相互作用の探究
7.ノーベル賞と現代物理学
まえがき (pdfファイル)
1.力学の確立と発展
1.1 ニュートンとリンゴ
1.2 『プリンキピア』の刊行
1.3 ケプラーの法則と万有引力
1.4 重力の原因をめぐる論争
1.5 ニュートン力学の強み
1.6 オイラーと剛体の力学
1.7 ラグランジュの『解析力学』
1.8 ラプラスの『天体力学』
1.9 力学の予知能力
1.10 決定論の宇宙
1.11 力学の幻想
2.光学と電磁気学の融合
2.1 ニュートンとプリズム
2.2 光の粒子説と波動説
2.3 天動説の生き残り
2.4 波動説の復活
2.5 光速度の測定
2.6 ヴォルタの電池の発明
2.7 電気と磁気の相関
2.8 ファラデーの電磁誘導
2.9 電気分解の法則とファラデー効果
2.10 マクスウェルと電磁気学の基本方程式
2.11 ヘルツと電磁波の検出
3.熱力学の完成
3.1 永久機関の夢
3.2 力学的エネルギー保存則
3.3 熱の本性をめぐる論争
3.4 エネルギー保存則の確立
3.5 不可逆過程とエントロピー
3.6 マクスウェルの悪魔と確率論
3.7 それでも分子は動いている
4.微視的世界と量子力学
4.1 人間からの離脱
4.2 X線と放射能の発見
4.3 電子の発見
4.4 元素の変換 ─ 新しい錬金術 ─
4.5 原子の内部構造
4.6 原子構造と量子論
4.7 X線研究の発展
4.8 量子仮説と光量子論
4.9 物質波とシュレーディンガー方程式
4.10 確率的解釈と不確定性原理
5.相対性理論の誕生と展開
5.1 普遍定数となった光速
5.2 エーテルと絶対運動
5.3 相対性原理と光速度不変の原理
5.4 エネルギーと質量の等価性
5.5 等価原理と一般相対性理論
5.6 重力と光の屈曲
5.7 重力場の方程式
6.基本粒子とその相互作用の探究
6.1 原子核物理学の台頭
6.2 中性子の発見
6.3 加速器の開発
6.4 ディラック方程式と空孔理論
6.5 宇宙線の観測と陽電子の発見
6.6 人工放射能の発見とニュートリノ
6.7 中間子論の提唱と素粒子論
6.8 核分裂の発見と核エネルギー
6.9 ラムシフトと量子電磁力学
6.10 パリティ非保存の発見
6.11 超伝導の発見とBCS理論
7.ノーベル賞と現代物理学
7.1 ノーベル賞が刻む物理学史
7.2 素粒子の分類と基本的な力
7.3 星と宇宙の物理学
7.4 テクノロジーへの応用
ノーベル物理学賞
人名索引
事項索引
|
|
小山 慶太
こやま けいた
1948年 神奈川県に生まれる。早稲田大学理工学部卒業、早稲田大学大学院博士課程修了。早稲田大学助手・講師・助教授・教授などを歴任。主な著書に『漱石が見た物理学』、『寺田寅彦』(以上、中央公論新社)、『エネルギーの科学史』(河出書房新社)、『ケンブリッジの天才科学者たち』(新潮社)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
|