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有機化合物分離法
Separation Method for Organic Compounds
大阪府立大学名誉教授 工博 井上博夫・
大阪府立大学名誉教授 工博 上原 赫・
名古屋工業大学名誉教授 工博 南後 守 共著
A5判/146頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/1990年6月発行
ISBN 978-4-7853-3038-5 (旧ISBN 4-7853-3038-4)
C3043
分子構造と性質、および分離の基本的な関係の理解を目的に、分子間に働く力、分子の形や大きさなど、分子の特徴に基づいて種々の分離法を解説する。
1.有機化合物の構造と溶解性
2.分配と分離
3.吸着と分離
4.静電相互作用と分離
5.錯体形成と分離
6.包接と分離
7.生物親和力と分離
8.分子の形や大きさと分離
まえがき
1.有機化合物の構造と溶解性
1.1 有機化合物の分類
1.2 有機性と無機性
1.3 有機概念図
1.4 有機概念図と溶解性
1.5 溶解熱
1.6 溶解度式
1.7 分子間力
1.8 有機化合物の構造から溶解性の予測
2.分配と分離
2.1 液-液間の分配
2.2 分配係数と抽出
2.3 抽出回数と抽出モル分率との関係
2.4 抽出方法
2.5 酸性,塩基性,中性物質の分離
2.6 向流液-液抽出
2.7 液-液(分配)クロマトグラフィー
3.吸着と分離
3.1 クロマトグラフィー(一般)
3.2 吸着クロマトグラフィー
3.3 ガスクロマトグラフィー
4.静電相互作用と分離
4.1 イオン解離を利用する分離
4.2 イオン交換と分離
4.3 高分子化合物の静電相互作用と分離
4.4 光学異性体の分離
4.5 発泡分離
4.6 電気泳動と分離
5.錯体形成と分離
5.1 金属錯体の形成と分離
5.2 σ錯体の形成と分離
5.3 電荷移動錯体の形成と分離
6.包接と分離
6.1 包接
6.2 包接の仕組みと分離例
7.生物親和力と分離
7.1 生物親和力
7.2 生物親和力による分離
7.3 アフィニティークロマトグラフィーによる分離例
8.分子の形や大きさと分離
8.1 ゲルクロマトグラフィーによる分離
8.2 諸種のゲルを利用する分離例
8.3 分子ふるい膜による分離
参考書
索引
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井上 博夫
いのうえ ひろお
1932年 兵庫県に生まれる。大阪府立大学大学院工学研究科修士課程修了。大阪府立大学教授などを歴任。
上原 赫
うえはら かく
1940年 新義州に生まれる。大阪府立大学工学部卒業、大阪府立大学大学院工学研究科博士課程修了。大阪府立大学助手・講師・助教授・教授、京都大学エネルギー理工学研究所客員教授、上原先端科学研究所所長などを歴任。主な著書に『有機薄膜太陽電池の最新技術』『光合成微生物の機能と応用』(以上 監修、シーエムシー出版)などがある。
南後 守
なんご まもる
1947年 大阪府に生まれる。大阪府立大学大学院工学研究科博士課程修了。米国ノースウエスタン大学博士研究員、大阪府立大学助手、名古屋工業大学助教授・教授、大阪市立大学特任教授などを歴任。主な著書に『光合成のエネルギー変換と物質変換』(共編、共立出版)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
有機合成化学
生物活性天然物の 化学合成
実験有機合成化学
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