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名古屋大学名誉教授 理博 池田勝一 著
A5判/244頁/定価3630円(本体3300円+税10%)/1986年11月発行
ISBN 978-4-7853-3127-6 (旧ISBN 4-7853-3127-5)
C3043
コロイド化学は,分散状態にある高分子量の分子集合体に関する化学である.日常私たちが出会う現象には,コロイドが関係するものが多く,コロイド化学の歴史が広いのはそのためであり,また今日でもその工業的応用が非常に重要である.しかし,これらの現象はまた非常に複雑であり,コロイド化学の分野は多岐にわたっている.
本書では,コロイド現象を物理化学の立場から統一的に理解できるように記述することを心がけた.
1.序論
2.コロイド溶液の平衡論
3.コロイド溶液の運動論
4.界面の熱力学
5.界面電気
6.会合コロイド
7.分散コロイド
まえがき
1.序 論
1.1 コロイドの定義
1.2 コロイドの分類
1.3 コロイドの歴史
1.4 コロイド粒子の大きさと形
2.コロイド溶液の平衡論
2.1 浸透圧
2.2 光散乱
3.コロイド溶液の運動論
3.1 拡散
3.2 沈降
3.3 粘度
3.4 光学的濃度決定法
4.界面の熱力学
4.1 界面張力
4.2 相の生成(核形成)
4.3 吸着
5.界面電気
5.1 界面静電現象
5.2 界面動電現象
6.会合コロイド
6.1 界面活性剤の水溶液内会合
6.2 溶液内分子の会合様式
7.分散コロイド
7.1 分散コロイドの生成
7.2 コロイドの安定性
7.3 複合コロイド
付録
A.化学ポテンシャル
B.静電ポテンシャル
C.ファン・デル・ワールス引力
索引
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池田 勝一
いけだ しょういち
1953年 東京大学理学部卒業.大阪大学助教授,名古屋大学助教授・教授などを歴任.主な著書に『生物物理化学の基礎』(共著,廣川書店)などがある.
(情報は初版刊行時のものから修正しています)
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