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化学サポートシリーズ
超分子化学入門
Introduction to Supramolecular Chemistry
静岡大学准教授 理博 戸田三津夫・
愛媛大学名誉教授 理博 戸田芙三夫 共著
Ａ５判／112頁／定価2310円（本体2100円＋税10％）／2006年10月発行
ISBN 978-4-7853-3416-1 （旧ISBN 4-7853-3416-9）
C3043
有機化合物を中心とした超分子化学の基本的な概念と研究方法、およびその応用可能性を、親しみやすい語り口で解説した入門書。簡単な分子を用いた著者らの実験例も多数紹介している。
サポート情報
◎ はじめに （pdfファイル）
◎ 索引 （pdfファイル）
1．分子の化学から超分子化学へ
2．超分子相互作用 −超分子構造はなぜできるか−
3．超分子構造をつくる分子 −さまざまな超分子化合物−
4．超分子化学の研究方法
5．超分子集合体の機能と未来の技術
6．簡単なアルコールホスト化合物による結晶状態での超分子化学
はじめに（pdfファイル）
１．分子の化学から超分子化学へ
1.1 はじめに −超分子化学は何が“超”？−
1.2 超分子化学の対象
1.3 超分子化学の応用
2．超分子相互作用 −超分子構造はなぜできるか−
2.1 はじめに −超分子という考え方−
2.2 包接化合物，ホスト−ゲスト化学，分子認識化学，超分子化学
2.2.1 包接化合物
2.2.2 ホスト−ゲスト化学
2.2.3 分子認識化学
2.2.4 超分子化学
2.3 超分子を作るためのいくつかの弱い結合力
2.3.1 分子の形状，適合性（相性）
2.3.2 弱い結合力
3．超分子構造をつくる分子 −さまざまな超分子化合物−
3.1 はじめに −超分子化合物にはどのようなものがあるか−
3.2 クラウンエーテルとその関連化合物
3.2.1 クラウンエーテル
3.2.2 クリプタンド
3.2.3 ラリアートエーテル
3.2.4 機能性クラウンエーテル
3.3 シクロデキストリン
3.4 カリックスアレーンとその関連化合物
3.4.1 カリックスアレーン
3.4.2 レゾルシノール環状四量体
3.5 カテナンとロタキサン
3.6 その他の超分子構造の制御
3.7 クラスレート（包接化合物）
3.8 無機系化合物とフラーレン類
3.8.1 粘土鉱物
3.8.2 ゼオライトとモレキュラーシーブス
3.8.3 フラーレン類とカーボンナノチューブ
4．超分子化学の研究方法
4.1 はじめに −いかにして超分子的な情報を得るか−
4.2 直接観察できる現象
4.3 滴定
4.4 質量分析法
4.5 融点，熱測定
4.6 単結晶X線回折法，粉末X線回折法（XRD）
4.7 円二色性スペクトル（CD）
4.8 NMR（核磁気共鳴分光法）
4.9 分子量測定
4.10 電子顕微鏡
4.11 QCM（水晶発振子）
5．超分子集合体の機能と未来の技術
5.1 超分子集合体から機能を引き出す
5.1.1 分離，分析技術
5.1.2 反応の制御（触媒，反応場，分子カプセル）
5.1.3 医薬，食品などへの応用
5.1.4 免疫系の模倣
5.2 ナノテクノロジーと分子デバイス
5.2.1 ナノテクノロジー
5.2.2 分子素子（分子デバイス）
6．簡単なアルコールホスト化合物による結晶状態での超分子化学
6.1 はじめに −水素結合を利用して超分子構造を作る−
6.2 簡単なアルコールホストの設計
6.3 光学活性アルコールホストの設計
6.4 フェノールホストの設計
6.5 包接結晶中での選択的化学反応
さらに勉強したい人たちのために
索引 （pdfファイル）
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戸田 三津夫
とだ みつお
1989年 大阪大学理学部卒業。大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了。京都大学助手を経て現職。
戸田 芙三夫
とだ ふみお
1933年 生まれ。大阪大学理学部卒業、大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了。大阪大学助手、愛媛大学助教授・教授、岡山理科大学教授などを歴任。主な著書に『概説有機化学』（共著、共立出版）などがある。
（情報は初版刊行時のものから一部修正しています）
超分子の化学
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