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レントゲンの取扱い方(新版)
九州大学名誉教授 医博 柳瀬敏幸・
元 京都科学研究所 医博 木村幾生・
元 京都市立病院 医博 森川 進 共著
A5判/626頁/定価5390円(本体4900円+税10%)/1967年6月発行
ISBN 978-4-7853-7001-5 (旧ISBN 4-7853-7001-7)
C3047
1955年の初版および1958年の改訂版発行以来、医学生や放射線技術関係者により、すぐに役立つ教科書・参考書として好評を博してきた書籍を、長年の経験と業績をもつ森川氏を執筆者に加えて全面的に刷新した新版。
目次 (章タイトル)
1.X線の発生
2.X線管球
3.高電圧発生装置
4.制御装置 その他
5.X線設備
6.X線の物理学的なことがら
7.X線像の成りたちと観察
8.X線透視
9.撮影の準備
10.X線暗室の仕事
11.X線写真についての条件
12.胸部臓器のX線検査
13.腹部臓器のX線検査
14.X線特殊検査法
15.フィルムの保存と記録保管
16.放射線生物学と放射線障害
17.放射線の防護
18.放射線治療
19.X線の測定
付録 放射線医学上特に重要なデータ
全訂第7版自序/増補第8版自序
自序/第2版自序
1.X線の発生
1.1 物質の構造および原子
1.2 軌道電子
1.3 電子および陰極線の発生
1.4 X線の発生
1.5 X線発生装置
演習主題
2.X線管球
2.1 X線管球(熱電子管球)はどのようなものか
2.2 焦点の大きさの問題
2.3 診療用管球の種類
2.4 現在よく用いられている管球
2.5 管球の過熱とその冷却法
2.6 管球の防線と防電撃の措置
2.7 管球の特性と規格
2.8 管球の取扱いと保存
演習主題
3.高電圧発生装置
3.1 主変圧器(高電圧変圧器)
3.2 交流高電圧の整流
3.3 整流方式のいろいろ
3.4 電圧の調整
3.5 線条過熱装置
演習主題
4.制御装置 その他
4.1 診療用高電圧装置
4.2 制御装置
4.3 計器とその調整
4.4 開閉器と限時装置
4.5 保安装置
4.6 制御盤の取扱い方
演習主題
5.X線設備
5.1 診療用X線設備とは
5.2 装置における高電圧危険の予防
5.3 X線室のあり方
演習主題
6.X線の物理学的なことがら
6.1 X線とは
6.2 X線の塑性
6.3 X線の強さ
6.4 X線の減弱:X線と物質の相互作用
6.5 減弱曲線
6.6 X線の主な性状
演習主題
7.X線像の成りたちと観察
7.1 X線による影像の形成
7.2 影像の幾何学的成りたち
7.3 X線診断の仕方
7.4 造影剤
7.5 X線診断法
演習主題
8.X線透視
8.1 X線透視の価値
8.2 透視用装置のあらまし
8.3 透視の準備と実施
演習主題
9.撮影の準備
9.1 X線フィルム
9.2 増感紙(フォリー)
9.3 カセッテ(写真取枠)
9.4 グリッド
演習主題
10.X線暗室の仕事
10.1 現像暗室
10.2 感光と現像
10.3 定着
10.4 水洗と乾燥
10.5 水洗後のフィルム再処置
演習主題
11.X線写真についての条件
11.1 照射X線に関する条件
11.2 被写体側の条件
11.3 よい写真の仕上げ
演習主題
12.胸部臓器のX線検査
12.1 透視
12.2 撮影
12.3 気管支造影法
演習主題
13.腹部臓器のX線検査
13.1 食道
13.2 胃
13.3 十二指腸
13.4 小腸
13.5 大腸
13.6 胆嚢および胆管
13.7 泌尿器
13.8 実質性臓器
演習主題
14.X線特殊検査法
14.1 間接撮影
14.2 拡大撮影
14.3 裁断撮影
14.4 立体撮影
14.5 身体内異物の位置診断法
14.6 X線動態撮影(キモグラフィー)
14.7 X線テレビおよびX線映画
14.8 頭蓋および中枢神経系の撮影法
14.9 心,血管系の造影法
14.10 リンパ管造影
演習主題
15.フィルムの保存と記録保管
15.1 フィルムの保存
15.2 でき上りフィルムの記録,保管
演習主題
16.放射線生物学と放射線障害
16.1 放射線の生物学的作用機序
16.2 放射線の生物学的作用における特異性
16.3 放射線の細胞に対する作用
16.4 放射線の皮膚に対する作用
16.5 内臓臓器,組織に対する作用
16.6 晩発性の影響
16.7 胎内照射の影響
16.8 不妊におよぼす影響
16.9 電離放射線の子孫におよぼす影響──放射線遺伝学
16.10 放射線による全身反応
16.11 放射線障害症
演習主題
17.放射線の防護
17.1 防護規則
17.2 放射線障害監視用測定器
17.3 防護物設計の物理的基礎
演習主題
18.放射線治療
18.1 治療用X線
18.2 被照射体における線量のの分布
18.3 積分(容積)線量および吸収エネルギー
18.4 放射線治療の分類
18.5 各種の治療用装置
18.6 X線治療の術式
18.7 X線照射の処方
演習主題
19.X線の測定
19.1 照射の測定
19.2 吸収線量
19.3 線質の測定
演習主題
付録 放射線医学上特に重要なデータ
1.物理定数表
2.$e^{-x}$ の表
3.種々の物質の質量吸収係数
4.$\rm{R}$ から $\rm{Rad}$ への変換係数
5.空気に対する比質量阻止能
6.平均比質量阻止能
7.空気,骨,筋肉の組成(重量%)
8.放射線防護壁の厚さ(医療法施行規則)
第8版増補
血管系の造影法
索引
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柳瀬 敏幸
やなせ としゆき
1921年 福岡県に生まれる。九州帝国大学医学部卒業。九州大学講師、東京医科歯科大学教授、九州大学教授、九州逓信病院院長などを歴任。九州逓信病身名誉院長。主な著書に『人類遺伝学 改訂第2版』(編著、金原出版)、『いのちの流れ』(西日本新聞社)、『病気の遺伝学』(金原出版)、『臨床遺伝学』(共編、朝倉書店)などがある。
木村 幾生
きむら いくお
1920年 生まれ。京都帝国大学理学部卒業、京都大学理学部大学院特別研究生後期修了。(株)島津製作所、京都科学研究所などに勤務する。京都大学講師、京都放射線技術専門学校講師などを歴任。
森川 進
もりかわ すすむ
1926年 生まれ。京都大学医学部卒業。京都大学助教授、京都市立病院放射線科部長などを歴任。主な著書に『腹部単純X線の読影』『頭部X線読影のポイント』(以上 共著、金芳堂)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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