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『素顔の数学者たち』 カバー
 
内容見本タイトル
『素顔の数学者たち』 内容見本


著作者紹介

片野 善一郎
かたの ぜんいちろう 
1925年 東京都に生まれる.東京物理学校(現 東京理科大学)高等師範科数学部卒業.富士短期大学教授などを歴任.専門は数学史,数学教育史,科学史.主な著書に『教師のための数学史』『数学用語の由来』(以上 明治図書),『おもしろくてためになる 数の雑学事典』(日本実業出版社),『数学を愛した作家たち』(新潮社)などがある.

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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【電子書籍】
素顔の数学者たち −数学史に隠れた152のエピソード−
An Episode of Historical Mathematicians

元 富士短期大学教授  片野善一郎 著

標準価格2640円(本体2400円+税10%)/2019年1月電子版発行/
eISBN 978-4-7853-7141-8

 偉大な数学者たちが一社会人としてどう生きたのかを見てみると,平凡な人もいれば,変人・奇人であった人もいる.本書では,選び出された1つのエピソードを1頁にまとめ,数学者たちの性格・考え方・行動,生き様等を人間性豊かに紹介する.
 高名な数学者だけでなく,資料が乏しく伝記や逸話集でほとんど扱われない数学者や,明治以降の日本人数学者も多くとり上げた.

※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております.固定レイアウト型は文字だけを拡大することや,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能が使用できません.
※この電子書籍は,2005年に刊行された『素顔の数学者たち』(第1版1刷)を元に電子書籍化したものです.


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まえがき (pdfファイル)   人名索引 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.ギリシア・ローマの数学者
2.中国・インド・アラビアの数学者
3.16世紀までのヨーロッパの数学者
4.17,18世紀のヨーロッパの数学者
5.19世紀以降のヨーロッパその他の数学者
6.江戸時代の日本の数学者
7.幕末・明治前期の日本の数学者
8.明治後期以降の日本の数学者

詳細目次  →『素顔の数学者たち』 目次

まえがき (pdfファイル)

1.ギリシア・ローマの数学者
 1.1 タレス 〈オリーブの豊作を的中させて大儲けをした〉
 1.2 ピタゴラス 〈宗教団体の教祖だった〉
 1.3 ピタゴラス 〈教え方が上手かった〉
 1.4 ピタゴラス 〈牛に話しかけた〉
 1.5 ピタゴラス 〈雄鶏に生まれ変わった〉
 1.6 ピタゴラス 〈ソクラテスの価値の10分の1と評価された〉
 1.7 ヒポクラテス 〈気弱でお人好しだった
 1.8 プラトン 〈教育における数学の価値を高く評価した〉
 1.9 アリストテレス 〈学寮の知性,読書家といわれた〉
 1.10 ユークリッド 〈学問は何かに役立つから学ぶのではない〉
 1.11 アルキメデス 〈ローマ兵に殺された〉
 1.12 エラトステネス 〈五種競技の達人といわれた〉
 1.13 アポロニウス 〈機をみるに敏だった〉
 1.14 プトレマイオス 〈正弦表を最初に作った〉
 1.15 ヘロン 〈万能の発明家だった〉
 1.16 パッポス 〈解析と総合という研究方法を説明した〉
 1.17 ディオファントス 〈方程式を記号で表した最初の人〉
 1.18 ヒュパチア 〈異端者として殺された世界最初の女性数学者〉
 1.19 ボエティウス 〈中世期に最も多く読まれた数学書の著者〉

2.中国・インド・アラビアの数学者
 2.1 劉 徽 〈『九章算術』の定本を作った〉
 2.2 祖沖之 〈古代中国で最も偉大な数学者〉
 2.3 李 冶 〈最初の天元術(代数)の本を書いた〉
 2.4 朱世傑 〈数学を教えて生活した〉
 2.5 程大位 〈ベストセラーになった『算法統宗』の著者〉
 2.6 アールヤバタ 〈インド初の人工衛星となった〉
 2.7 ブラフマグプタ 〈アラビア語に翻訳されたインドの天文書〉
 2.8 バースカラ 〈娘の名前を算術書の表題とした〉
 2.9 アル・フワーリズミー 〈アルゼブラという言葉を使った本の著者〉
 2.10 オマル・ハイヤーム 〈数学者で詩人だった〉
 2.11 徐光啓/李善蘭/華衡芳 〈西洋数学の中国語訳を作った〉

3.16世紀までのヨーロッパの数学者
 3.1 レオナルド 〈ヨーロッパへアラビア数字による筆算を紹介した〉
 3.2 レギオモンタヌス 〈三角法の最初の本を著した〉
 3.3 パチオリ 〈算術書で複式簿記を最初に取り上げた〉
 3.4 ウィッドマン 〈最初に+,−を使った計算親方〉
 3.5 デューラー 〈芸術家で数学者だった〉
 3.6 トンストール 〈最初のイギリス算術書の著者〉
 3.7 スティーフェル 〈「教皇は獣である」といった〉
 3.8 アダム・リーゼ 〈筆算の普及に尽くした計算親方〉
 3.9 ルドルフ 〈記号 $\sqrt{\mathstrut  }$ を最初に使った〉
 3.10 カルダーノ 〈占星術師の名誉のため断食して死んだ〉
 3.11 タルタリア 〈フランス兵に口を切られて吃るようになった〉
 3.12 レコード 〈獄中で死んだ等号の発明者〉
 3.13 ジョン・ディー 〈ユークリッド原論をgeometryと英訳した〉
 3.14 ボンベリ 〈虚数を数として認めた〉
 3.15 クラヴィウス 〈マテオ・リッチに数学を教えた〉
 3.16 ヴィエト 〈暗号の解読で国家に貢献した代数学の父〉
 3.17 ルドルフ 〈πを35桁計算した〉
 3.18 ステヴィン 〈小数の発見者はオランダ軍隊の経理部長〉
 3.19 ネーピア 〈ローマ教皇を反キリスト者と批判した〉
 3.20 ハリオット 〈不等号<,>の発明者〉

4.17,18世紀のヨーロッパの数学者
 4.1 ガリレオ 〈トスカナ大公付き首席数学者兼哲学者〉
 4.2 ケプラー 〈神は幾何学をモデルとして世界を創造した〉
 4.3 オートレッド 〈数学記号の宝庫といわれる本の著者〉
 4.4 デザルグ 〈平行線は交点が無限遠にある直線と考えた〉
 4.5 デカルト 〈朝寝なのに早朝の講義を引き受けて命を落とした〉
 4.6 カヴァリエリ 〈面を無限個数の線分の集まりと考えた〉
 4.7 フェルマー 〈20世紀最大の研究問題を残した〉
 4.8 ウォリス 〈素晴らしい直観力と記憶力の持ち主〉
 4.9 パスカル 〈数学の天才少年だった〉
 4.10 バーロー 〈ニュートンの才能を見抜いた〉
 4.11 ニュートン 〈未熟児で生まれて85歳まで長生きした〉
 4.12 ライプニッツ 〈孤独で痛ましい最期を遂げた〉
 4.13 ベルヌーイ一族 〈1世紀の間に8人の数学者を輩出した〉
 4.14 ド・モアブル 〈睡眠時間が次第に長くなる奇病に罹った〉
 4.15 オイラー 〈数学を悪用した〉
 4.16 オイラー 〈就職のため生理学や医学まで学んだ〉
 4.17 ダランベール 〈社交界の花形だった〉
 4.18 ラグランジュ 〈数学の勉強には先生はいらないといった〉
 4.19 モンジュ 〈ナポレオンと運命を共にした〉
 4.20 ラプラス 〈無節操な日和見主義者だった〉
 4.21 ルジャンドル 〈幾何教育の改良につくした〉
 4.22 フーリエ 〈ナポレオンから男爵を授けられた〉

5.19世紀以降のヨーロッパその他の数学者
 5.1 ガウス 〈母親に孝養をつくした〉
 5.2 ポンスレ 〈捕虜収容所で数学の研究をした〉
 5.3 コーシー 〈生涯に789篇もの論文を書いた〉
 5.4 ロバチェフスキー 〈門番と間違えられた〉
 5.5 アーベル 〈貧困と病苦に苦しみながら死んだ〉
 5.6 ディリクレ 〈本は分かるまで読み続ける〉
 5.7 ハミルトン 〈10歳で10か国語以上に通じた神童〉
 5.8 ガロア 〈愚かな決闘で殺された〉
 5.9 シルべスター 〈教育者としては失格だった〉
 5.10 ブール 〈記号論理学の開拓者〉
 5.11 ワイエルシュトラス 〈体操の教師が数学の論文を書く〉
 5.12 トドハンター 〈明治時代に最も多く読まれた数学書の著者〉
 5.13 エルミート 〈数学で成功するには能力だけでなく情熱が必要だ〉
 5.14 クロネッカー 〈整数は神が作り,それ以外の数は人間が作った〉
 5.15 リーマン 〈貧困からの病気で早死にした〉
 5.16 デデキント 〈目立たない地位を望んだ〉
 5.17 カントール 〈無限の問題を研究してノイローゼになった〉
 5.18 コワレフスカヤ 〈世界最初の女性大学数学教授〉
 5.19 ペリー 〈1人の数学者を作るため,100万の人間が滅ぼされている〉
 5.20 ポアンカレ 〈乗合馬車の踏み台に足を掛けた途端に発見した〉
 5.21 ヒルベルト 〈公理論的数学の開拓者〉
 5.22 ラマヌジャン 〈天才か狂人か,20世紀の偉才〉
 5.23 ウィーナー 〈 $a×b=b×a$ の理解に苦しんだ天才児〉

6.江戸時代の日本の数学者
 6.1 毛利重能 〈割り算の天下一と号した〉
 6.2 吉田光由 〈角倉一族だった『塵劫記』の著者〉
 6.3 村松茂清 〈円周率を理論的に研究した最初の日本人〉
 6.4 関 孝和 〈筆算式代数を考案した〉
 6.5 建部賢弘 〈根気よく続ければ誰でも問題は解ける〉
 6.6 久留島 義太 〈研究論文でつづらを貼った〉
 6.7 本多利明 〈和算家の頭で国策を考えた〉
 6.8 会田安明 〈和算の大派閥関流に戦いを挑んだ〉
 6.9 内田五観 〈数学を瑪得瑪第加学と書いた和算家〉
 6.10 小野 友五郎 〈日本で最初に微積分を学んだ〉
 6.11 法道寺 善 〈田圃道で平気で野宿した〉
 6.12 萩原禎助 〈履歴書に東大理学部教授と書いた和算の大家〉

7.幕末・明治前期の日本の数学者
 7.1 橋爪貫一 〈日本最初の数学用語集を著した〉
 7.2 神田孝平 〈幕府開成所の数学教授になった〉
 7.3 近藤真琴 〈フロックコートに紺足袋姿で講義した〉
 7.4 柳川春三 〈最初の西洋数学解説書の著者〉
 7.5 柳 楢悦 〈東京数学会社初代社長〉
 7.6 塚本明毅 〈天下独歩の数学家と称された〉
 7.7 川北朝鄰 〈人に知られないように数学を勉強した〉
 7.8 赤松則良 〈日本で最初に生命保険料を数理的に計算した〉
 7.9 岡本則録 〈米人の文部省学監から賞賛された〉
 7.10 中川将行 〈日本の数学用語の統一に尽くした〉
 7.11 中条澄清 〈数学教授法の改善に貢献した〉
 7.12 福田治軒 〈解析幾何と微積分を最初に日本語で著した〉
 7.13 田中矢徳 〈攻玉社の雑誌『数学報知』の編集責任者〉
 7.14 上野 清 〈数学の普及と教育に貢献した〉
 7.15 菊池大麓 〈9歳で開成所の英語の先生を勤めた〉
 7.16 寺尾 寿 〈講義前は誰にも会わずに準備していた〉
 7.17 三守 守 〈黒紋付の羽織り姿で授業した〉
 7.18 長沢亀之助 〈生涯に150冊の数学書を出版した〉
 7.19 隈本有尚 〈漱石や子規に数学を教えた〉
 7.20 沢山勇三郎 〈初等幾何学の大家〉
 7.21 藤沢利喜太郎 〈外国で川でおぼれている子供を救った〉
 7.22 松岡文太郎 〈「殴り文ちゃん」といわれた〉
 7.23 樺 正董 〈中等教育数学会設立の発起人代表〉
 7.24 河合十太郎 〈ヤミの食糧を拒否して栄養失調で亡くなった〉

8.明治後期以降の日本の数学者
 8.1 林 鶴一 〈一度も外国留学しなかった〉
 8.2 国枝元治 〈中等教育数学会設立の功労者〉
 8.3 三上義夫 〈和算の文化史的研究で学士院を解雇された〉
 8.4 高木貞治 〈100点満点の試験で140点もらった〉
 8.5 藤原松三郎 〈常に恩師を気遣っていた〉
 8.6 藤森良蔵 〈高等数学の大衆化に尽くした〉
 8.7 渡辺孫一郎 〈チョーク1本で名講義〉
 8.8 小倉金之助 〈私学出身者で最初の理学博士となった〉
 8.9 園 正造 〈祇園から人力車で大学へ出勤した〉
 8.10 佐藤良一郎 〈百歳長寿の超人的数学者〉
 8.11 黒須康之介 〈温厚でユーモラスだった〉
 8.12 辻 正次 〈鐘の音がうるさいと修道院へ捩じ込んだ〉
 8.13 末綱恕一 〈三平方の定理という名称の発案者〉
 8.14 森本清吾 〈数学遊戯の研究が縁で数学者になった〉
 8.15 岡 潔 〈数学を学ぶ喜びを食べて生きた〉
 8.16 平川淳康 〈数学教育に貢献した〉
 8.17 森本治枝 〈4人の子が全部大学教授になった女性数学者〉
 8.18 湯川秀樹 〈教師の仕打ちで数学者になることを諦めた〉
 8.19 今野武雄 〈衆議院議員になった数学者〉
 8.20 大矢真一 〈数学史の研究で文学博士になった〉
 8.21 遠山 啓 〈歴史・哲学・文学などに精通した数学者〉

参考文献・資料
人名索引

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