木原 伸浩
きはら のぶひろ
1963年 宮城県生まれ.東京大学工学部卒業,東京大学大学院工学系研究科博士後期課程中途退学.東京工業大学助手,大阪府立大学講師・助教授などを経て現職.専門分野は有機化学,高分子化学.主な著書に『超分子化学』(共立出版),『化学の魅力』(共著,御茶の水書房),『図解入門 よくわかる有機化学の基本と仕組み』(秀和システム)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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【電子書籍】
有機化学スタンダード
立体化学
Stereochemistry
神奈川大学教授 博士(工学) 木原伸浩 著
標準価格2640円(本体2400円+税10%)/2018年10月電子版発行/
eISBN 978-4-7853-7533-1
二次元表記では正確に理解するのがむずかしい有機立体化学の基礎を,多くの実例や立体的な絵を用いながら,非常に明快かつ平易に解説した教科書・参考書.
多数の章末問題により自らの習熟度を確認することができ,自習書としても適している.各章には,歴史的な事項や発展的な内容も含む多数のコラムを配し,より幅広い学習が可能である.
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております.固定レイアウト型は文字だけを拡大することや,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能が使用できません.
※この電子書籍は,2017年に刊行された『立体化学』(第1版1刷)を元に電子書籍化したものです.
サポート情報
◎ “紙”の書籍の紹介ページは→こちら
◎ まえがき (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
1.異性体と立体配座異性体
2.ニューマン投影図・アンチとゴーシュ
3.シクロヘキサン・アキシアルとエクアトリアル
4.シクロアルカン
5.シスとトランス、シンとアンチ
6.キラリティー
7.エナンチオマーとジアステレオマー
8.ラセミ体およびメソ体とラセモ体
9.順位規則
10.$EZ$ 表示法・$RS$ 表示法
11.フィッシャー投影式・${\rm{\small DL}}$ 表示法
12.光学活性と旋光度
13.光学純度とエナンチオマー過剰率
14.ワルデン反転
15.トランス脱離
まえがき (pdfファイル)
1.異性体と立体配座異性体
1.1 分子の形
1.2 異性体
1.3 構造異性体
1.4 立体異性体
1.5 幾何異性体
1.6 鏡像異性体
1.7 破線・くさび表記
1.8 立体配座異性体
演習問題
2.ニューマン投影図・アンチとゴーシュ
2.1 ニューマン投影図
2.2 立体配座異性体とエネルギー
2.3 アンチとゴーシュ
2.4 ボルツマン分布
演習問題
3.シクロヘキサン・アキシアルとエクアトリアル
3.1 シクロヘキサンの立体配座
3.2 エクアトリアルとアキシアル
3.3 シクロヘキサンの反転
3.4 一置換シクロヘキサン
3.5 二置換シクロヘキサン
演習問題
4.シクロアルカン
4.1 シクロプロパン
4.2 シクロブタン
4.3 シクロペンタン
4.4 シクロオクタンとシクロデカン
演習問題
5.シスとトランス、シンとアンチ
5.1 二重結合におけるシスとトランス
5.2 シクロアルカンにおけるシスとトランス
5.3 デカリン
5.4 シンとアンチ
演習問題
6.キラリティー
6.1 キラリティー
6.2 中心不斉
6.3 軸不斉
6.4 面不斉
6.5 ラセン不斉
演習問題
7.エナンチオマーとジアステレオマー
7.1 エナンチオマー
7.2 ジアステレオマー
7.3 物理的性質と生理的性質
7.4 エナンチオマーの分離
演習問題
8.ラセミ体およびメソ体とラセモ体
8.1 ラセミ体
8.2 メソ体
8.3 ラセモ体
演習問題
9.順位規則
9.1 絶対配置
9.2 順位規則
9.1.1 原子番号
9.1.2 多重結合
演習問題
10.$EZ$ 表示法・$RS$ 表示法
10.1 二重結合の絶対配置
10.2 不斉中心の絶対配置
10.3 軸不斉の絶対配置
演習問題
11.フィッシャー投影式・${\rm{\small DL}}$ 表示法
11.1 フィッシャー投影式
11.2 フィッシャー投影式と破線・くさび表記法
11.3 フィッシャー投影式と立体配置
11.4 絶対配置の限界
11.5 ${\rm{\small DL}}$ 表示法
演習問題
12.光学活性と旋光度
12.1 偏光
12.2 光学活性
12.3 旋光度と比旋光度
演習問題
13.光学純度とエナンチオマー過剰率
13.1 光学純度
13.2 エナンチオマー過剰率
13.3 光学純度とエナンチオマー過剰率の関係
演習問題
14.ワルデン反転
14.1 ${\rm S{\scriptsize N}2}$ 反応
14.2 ワルデン反転
14.3 ${\rm S{\scriptsize N}1}$ 反応
14.4 ${\rm S{\scriptsize N}1}$ 反応の立体化学
演習問題
15.トランス脱離
15.1 ${\rm E2}$ 反応
15.2 トランス脱離
15.3 ${\rm E1}$ 反応
15.4 ザイツェフ則
15.5 選択性と特異性
演習問題
演習問題解答
索引 (pdfファイル)
COLUMN
結合を直線で表した式
分子のもつエネルギーと活性化エネルギー
アノマー効果
置換基の相対配置
$\alpha$ 面と $\beta$ 面
右と左
インターロックト分子のもつキラリティー
ホモキラリティーの起源問題
ラセモとラセミ
ラセミ化合物とラセミ混合物
不斉炭素という着想
同位体
$Z$ と $E$
$R$ と $S$
${\rm{\small D}}$ と ${\rm{\small L}}$
糖の立体配置
偏光子の働き
$d$ と $l$
エナンチオマーとラセミ体
エナンチオマーの存在割合を知る
どのようにして求核剤は脱離基の真後ろを探すのか
${\rm S{\scriptsize N}1}$ 反応でのラセミ化
塩基性と求核性
環化付加反応の選択性と特異
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