齋藤 勝裕
さいとう かつひろ
1945年 新潟県生まれ。東北大学理学部卒業、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋工業大学講師、同大学教授等を歴任。専門分野は有機化学、物理化学、超分子化学。
林 久夫
はやし ひさお
1948年 三重県生まれ。京都大学工学部卒業、京都大学大学院工学研究科博士課程修了。京都大学助手、龍谷大学教授などを歴任。専門分野は高分子物理化学。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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【電子書籍】
ステップアップ 大学の物理化学
Step Up! Physical Chemistry for College Students
名古屋工業大学名誉教授 理博 齋藤勝裕・
龍谷大学名誉教授 工博 林 久夫 共著
標準価格2640円(本体2400円+税10%)/2020年5月電子版発行/
eISBN 978-4-7853-7554-6
課題設定→学習→達成度確認→新たな課題設定→…というJABEE(日本技術者教育認定制度)の認可規準に沿いながら化学に対する理解を深めていけるよう編集された教科書シリーズの物理化学編。
初学者にとってとっつきにくい印象の強い物理化学を無理なく学べ、かつその全体像を的確に把握できるよう、日常的な比喩を用いたわかりやすい記述と、工夫された多数の図版を用いて解説している。
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
※この電子書籍は、2020年に刊行された『ステップアップ 大学の物理化学』(第3版1刷)を元に電子書籍化したものです。
サポート情報
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0.物理化学とはなんだろう (pdfファイル)
第I部 原子の構造と性質
1.量子化学
2.原子構造
3.原子の性質
第II部 物質の構造と状態
4.化学結合
5.分子構造
6.物質の状態
第III部 化学熱力学
7.熱・仕事・エネルギー
8.エントロピー
9.ギブズエネルギー
第IV部 溶液の性質と反応速度
10.溶液の性質
11.酸・塩基の性質
12.酸化還元反応
13.反応速度
まえがき (pdfファイル)
序章 物理化学とはなんだろう (pdfファイル)
0.1 物質を作るもの
0.1.1 物質・分子・原子
0.1.2 原子構造
0.1.3 分子構造
0.2 氷・水・水蒸気
0.2.1 固体・液体・気体
0.2.2 状態変化
0.2.3 溶 液
0.3 反応とエネルギー
0.3.1 熱・仕事・エネルギー
0.3.2 発熱反応と吸熱反応
0.3.3 体積変化とエネルギー
0.4 整然から乱雑へ
0.4.1 乱雑さの尺度
0.4.2 反応の方向
0.5 反応の速度
0.5.1 反応速度と半減期
0.5.2 活性化エネルギーと遷移状態
0.5.3 化学反応と触媒
演習問題
第 I 部 原子の構造と性質
第1章 量子化学
1.1 粒子性と波動性
1.1.1 ハイゼンベルグの不確定性原理
1.1.2 粒子性と波動性
1.1.3 物質波
1.2 エネルギーの量子化
1.2.1 量子化
1.2.2 量子数
1.3 存在確率と電子雲
1.3.1 存在確率
1.3.2 電子雲
1.4 波動関数と波動方程式
1.4.1 波動関数
1.4.2 量子化学計算
1.4.3 量子化学計算でできること
演習問題
第2章 原子構造
2.1 原子核と電子
2.1.1 原子の大きさ
2.1.2 原子核の大きさ
2.2 原子を作るもの
2.2.1 原子核を作るもの
2.2.2 原子番号と質量数
2.2.3 同位体と原子量
2.2.4 アボガドロ数とモル
2.3 電子殻と量子数
2.3.1 電子殻
2.3.2 電子殻と量子数
2.3.3 電子殻と電子エネルギー
2.4 軌道とエネルギー
2.4.1 電子殻と軌道
2.4.2 軌道の形
演習問題
第3章 原子の性質
3.1 電子配列の規則
3.1.1 電子配置の規則性
3.1.2 K殻の電子配置
3.1.3 L殻の電子配置
3.2 最外殻と価電子
3.2.1 イオン化
3.2.2 価電子
3.3 周期表
3.3.1 周期と族
3.3.2 典型元素と遷移元素
3.4 元素の周期性
3.4.1 原子半径
3.4.2 イオン化エネルギー
3.4.3 電気陰性度
演習問題
第 II 部 物質の構造と状態
第4章 化学結合
4.1 結合の種類とイオン結合・金属結合
4.1.1 結合の種類
4.1.2 イオン結合
4.1.3 金属結合
4.2 共有結合と結合電子雲
4.2.1 水素分子
4.2.2 結合電子雲
4.2.3 価 標
4.3 シグマ結合とパイ結合
4.3.1 シグマ結合
4.3.2 パイ結合
4・4 水素結合とファンデルワールス力
4.4.1 結合のイオン性
4.4.2 水素結合
4.4.3 ファンデルワールス力
演習問題
第5章 分子構造
5.1 分子式・構造式と分子量
5.1.1 分子式と分子量
5.1.2 構造式と異性体
5.2 混成軌道
5.2.1 混成軌道の名前
5.2.2 混成軌道の個数
5.2.3 混成軌道の形
5.2.4 混成軌道のエネルギー
5.3 sp3混成軌道による分子構造
5.3.1 sp3混成軌道
5.3.2 メタンの構造
5.3.3 アンモニアの構造
5.3.4 水の構造
5.4 sp2混成軌道による分子構造
5.4.1 sp2混成軌道
5.4.2 エチレンのシグマ骨格
5.4.3 エチレンのパイ結合
5.4.4 シス・トランス異性
5.5 sp混成軌道による分子構造
5.5.1 sp混成軌道
5.5.2 アセチレンの結合
演習問題
第6章 物質の状態
6.1 物質の三態
6.1.1 固体・液体・気体
6.2 水の状態図
6.2.1 水の状態図
6.2.2 三重点
6.2.3 臨界点・超臨界
6.3 気体の性質
6.3.1 理想気体状態方程式
6.3.2 実在気体状態方程式
6.4 三態以外の状態
6.4.1 非晶質固体
6.4.2 液 晶
6.4.3 分子膜
演習問題
第 III 部 化学熱力学
第7章 熱・仕事・エネルギー
7.1 熱・仕事・エネルギー
7.1.1 基本的な概念
7.1.2 体積変化の仕事
7.1.3 系と状態関数
7.2 熱力学第一法則
7.2.1 内部エネルギー
7.2.2 熱と仕事の等価性
7.2.3 エネルギー保存側
7.2.4 第一法則
7.3 変化の種類(等温・定積・定圧変化)
7.3.1 定積変化
7.3.2 定積熱容量
7.3.3 定圧変化
7.3.4 等温変化
7.4 エンタルピー
7.4.1 定圧変化におけるエネルギーの行方
7.4.2 エンタルピー
7.4.3 定圧熱容量
7.4.4 発熱反応と吸熱反応
7.5 ヘスの法則
7.5.1 ヘスの法則
7.5.2 反応熱の計算
7.5.3 エンタルピーの温度変化
演習問題
第8章 エントロピー
8.1 集中から拡散へ
8.1.1 ひとりでに起こる現象
8.1.2 変化の方向性
8.1.3 可逆変化と不可逆変化
8.2 熱力学第二法則
8.2.1 クラウジウスの原理
8.2.2 トムソンの原理
8.2.3 オストワルトの原理(第二種永久機関不可能の原理)
8.2.4 原理の等価性
8.3 エントロピー
8.3.1 エントロピー
8.3.2 可逆変化のエントロピー変化
8.3.3 不可逆変化のエントロピー変化
8.3.4 孤立系のエントロピー増大則
8.4 エントロピーの計算
8.4.1 相転移のエントロピー変化
8.4.2 温度変化に伴うエントロピー変化
8.4.3 体積変化に伴うエントロピー変化
演習問題
第9章 ギブズエネルギー
9.1 ギブズエネルギー
9.1.1 外界のエントロピー変化
9.1.2 結合系のエントロピー増大則
9.1.3 等温・定圧変化とギブズエネルギー
9.2 変化の方向とギブズエネルギー
9.2.1 変化の方向とギブズエネルギー
9.2.2 エンタルピーとエントロピー
9.2.3 不均一反応のギブズエネルギー
9.3 相平衡とギブズエネルギー
9.3.1 ギブズエネルギーの温度変化
9.3.2 相転移とギブズエネルギー
9.3.3 相変化と状態図
9.4 化学ポテンシャル
9.4.1 化学ポテンシャル
9.4.2 化学反応に伴うギブズエネルギー変化
9.4.3 反応の方向と化学ポテンシャル
演習問題
第 IV 部 溶液の性質と反応速度
第10章 溶液の性質
10.1 固体と気体の溶解度
10.1.1 溶 解
10.1.2 固体の溶解度
10.1.3 気体の溶解度
10.2 溶解のエネルギー
10.2.1 溶媒和
10.2.2 溶解のエネルギー関係
10.2.3 発熱反応・吸熱反応
10.3 溶液の蒸気圧
10.3.1 液体の蒸気圧
10.3.2 ラウールの法則
10.3.3 沸点上昇・凝固点降下
10.4 半透膜・浸透圧
10.4.1 半透膜
10.4.2 浸透圧
演習問題
第11章 酸・塩基の性質
11.1 酸・塩基の定義
11.1.1 アレニウスの定義
11.1.2 ブレンステッド-ローリーの定義
11.1.3 ルイスの定義
11.2 酸性・塩基性
11.2.1 水のイオン積
11.2.2 酸性・塩基性
11.2.3 水素イオン指数(pH)
11.3 酸・塩基の強弱
11.3.1 強酸・弱酸と強塩基・弱塩基
11.3.2 酸解離定数
11.3.3 塩基解離定数
11.4 中和反応
11.4.1 中 和
11.4.2 塩のpH
11.4.3 多価酸と多価塩基
11.4.4 緩衝液
演習問題
第12章 酸化還元反応
12.1 酸化数の定義
12.1.1 酸化数の決め方
12.1.2 分子を構成する原子の酸化数
12.1.3 複数の酸化数を持つ原子
12.2 酸化・還元と電子授受
12.2.1 酸化・還元
12.2.2 酸化剤・還元剤
12.3 金属のイオン化傾向
12.3.1 金属の溶解
12.3.2 イオン化傾向
12.4 電子授受と化学電池
12.4.1 ボルタ電池
12.4.2 電極反応
12.4.3 ダニエル電池
12.5 起電力とエネルギー
演習問題
第13章 反応速度
13.1 反応速度と半減期
13.1.1 半減期
13.1.2 反応速度式
13.2 遷移状態と活性化エネルギー
13.2.1 遷移状態
13.2.2 活性化エネルギー
13.2.3 アレニウスの式
13.3 多段階反応と律速段階
13.3.1 律速段階
13.3.2 遷移状態と中間体
13.3.3 濃度変化
13.4 可逆変化と平衡状態
13.4.1 平衡状態
13.4.2 平衡定数
13.4.3 平衡とギブズエネルギー
13.4.4 質量作用の法則
演習問題
演習問題解答
索 引
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