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高分子の物理学[POD版]
Introduction to Physical Polymer Science
京都大学名誉教授 理博 田中文彦 著
A5判/140頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/ 1994年11月発行,POD版 2016年3月発行
ISBN 978-4-7853-0631-1 C3042
(オリジナル版ISBN 978-4-7853-2056-0,旧ISBN 4-7853-2056-7)
自然科学および工学を専攻する学部生や大学院初年度生に対して書かれた,高分子物理学の入門書である.
高分子の性質を統計物理学の立場から整理し,順序づけて説明した.構成は古典的な高分子溶液論を中心にしたが,スケーリングの考えなど1970年代以降の展開も含めて紹介してある.
※オンデマンド出版書籍(POD版;オンデマンド版)は出版物をデジタルデータ化して,1冊から印刷・製本・販売を行う書籍です.
サポート情報
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.高分子とは
2.高分子鎖の統計的性質
3.高分子溶液
4.高分子ネットワーク
まえがき
1.高分子とは
1.1 高分子の定義と例
1.2 低分子から高分子へ
1.3 高分子の合成
1.4 分子量の分布
1.5 高分子のコンフィギュレーション
1.5.1 頭-頭結合と頭-尾結合
1.5.2 幾何異性体
1.5.3 立体規則性
1.6 高分子のコンフォーメーション
1.6.1 高分子の内部座標
1.6.2 粗視化した鎖のモデル
1.7 非線状高分子,分岐と網目構造
1.8 共重合体
1.9 高次構造と凝集状態
1.9.1 高分子構造の階層性
1.9.2 高分子の凝集状態
2.高分子鎖の統計的性質
2.1 分子内相互作用と理想鎖
2.1.1 張力と伸長との関係
2.1.2 末端ベクトルの分布
2.2 ガウス鎖の性質
2.3 内部回転ポテンシャルの影響
2.4 排除体積効果
2.5 スケーリング則とブロブモデル
2.5.1 末端間距離
2.5.2 対相関関数
3.高分子溶液
3.1 高分子溶液の特徴
3.2 蒸気圧,浸透圧
3.2.1 蒸気圧の降下
3.2.2 浸透圧
3.3 粘性
3.4 拡散および沈降
3.5 高分子溶液の相平衡
3.5.1 相律と状態図
3.5.2 高分子溶液の相平衡
3.6 高分子溶液の格子理論
3.7 高分子溶液のスケーリング則
3.7.1 重なり濃度
3.7.2 相関長
3.7.3 慣性半径
3.7.4 浸透圧
3.7.5 分子運動
4.高分子ネットワーク
4.1 高分子ゲル
4.1.1 ゲルの定義と分類
4.1.2 ゲルの構造とキャラクタリゼーション
4.1.3 ゲルの例
4.2 ゾル‐ゲル転移の古典論
4.2.1 不規則分岐
4.2.2 縮合反応
4.3 ネットワークの弾性論
4.4 ゲルの膨潤
さらに勉強したい読者のために
問題の解答
索引
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田中 文彦
たなか ふみひこ
1947年 奈良県生まれ.東京大学理学部卒業,東京大学理学系大学院博士課程修了.東京大学助手,ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所研究員,東京農工大学助教授・教授,京都大学教授などを歴任.主な著書に『高分子系のソフトマター物理学』(培風館),『 理工系のための物理学の基礎』(共著,日新出版)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
ソフトマターのための 熱力学
液晶・高分子入門
高分子物理学 (改訂版)
ゴム弾性[初版復刻版]
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