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物理学のすすめ
熱力学とは何か[POD版]
Thermodynamics
元 日本大学教授 理博 和田正信 著
A5判/132頁/定価2200円(本体2000円+税10%)/ 1996年11月発行,POD版 2009年8月発行
ISBN 978-4-7853-0612-0 C3042
(オリジナル版ISBN 978-4-7853-2069-0,旧ISBN 4-7853-2069-9)
大学理工系の1,2年における物理学講義を想定した教科書シリーズ「物理学のすすめ」の熱力学編.
物理認識の基礎である熱力学が1セメスター(半期)用にコンパクトにまとめられている.また,各章末に演習問題を配し,巻末にはその略解を載せた.
古典物理学の三本柱の一つである熱力学は,4つの法則とこれに関連するいろいろな法則によって構成され,熱平衡と温度,熱源と熱機関など日常生活に関連した現象を扱うが,論理的考察が必要なため抽象的で馴染みにくい.また熱力学の方法論は,物事を的確に把握し,科学的に考察し,処理するもので,この思考法に慣れることが必要である.本書が熱力学を理解するための一助になれば幸いである.
※オンデマンド出版書籍(POD版;オンデマンド版)は出版物をデジタルデータ化して,1冊から印刷・製本・販売を行う書籍です.
1.熱現象と熱の理論(I)
2.熱現象と熱の理論(II)
3.分子運動論
4.熱力学第1法則とは何か
5.熱力学第2法則とは何か
6.古典統計力学
7.熱力学と黒体放射
はしがき (pdfファイル)
1.熱現象と熱の理論(I)
1.1 熱現象と熱力学第0法則
1.2 温度と熱
1.3 状態量と状態方程式
1.4 熱運動と内部エネルギー
1.5 実在気体
1.6 重力場の中の理想気体
演習問題
2.熱現象と熱の理論(II)
2.1 熱拡散と拡散係数
2.2 熱伝導と熱伝達
2.3 熱膨張と膨張係数
2.4 相と相転移
演習問題
3.分子運動論
3.1 分子運動論とは何か
3.2 分子運動論による状態方程式
3.3 分子運動と内部エネルギー
3.4 マクスウェルの速度分布則
3.5 運動エネルギーの分布則と平均値
演習問題
4.熱力学第1法則とは何か
4.1 エネルギー保存則と第1法則
4.2 準静的過程とは何か
4.3 定積比熱と定圧比熱
4.4 等温過程と断熱過程
4.5 熱機関とカルノー・サイクル
演習問題
5.熱力学第2法則とは何か
5.1 可逆過程と不可逆過程
5.2 クラウジウスの原理とトムソンの原理
5.3 エントロピーとは何か
5.4 エントロピー増大の原理
5.5 熱力学関数
5.6 第2法則と分子論
5.7 化学ポテンシャル
演習問題
6.古典統計力学
6.1 熱平衡と位相空間
6.2 分配関数とは何か
6.3 エントロピーと分子運動論
演習問題
7.熱力学と黒体放射
7.1 熱放射とは何か
7.2 ウィーンの放射公式
7.3 レイリー−ジ−ンズの放射公式
7.4 プランクの放射公式と量子論
演習問題
演習問題略解
索引
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和田 正信
わだ まさのぶ
1967年 北海道大学大学院理学研究科博士課程修了.日本大学講師・助教授・教授などを歴任.主な研究分野は核力,少数粒子物理.主な著書に『放射の物理』(共立出版),『物理学とは何か』『マイコンシミュレーションで見る 物理の世界 改訂版』(以上 培風館)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
力学とは何か
電磁気学とは何か
現代物理学とは何か
物理数学とは何か
物理学講義 熱力学
熱力学
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