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物理学講義 熱力学
Thermodynamics
中央大学名誉教授 理博 松下 貢 著
A5判/192頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2009年11月発行
ISBN 978-4-7853-2232-8
C3042
フラクタルの物理の第一人者であり、丁寧でわかりやすい解説で定評のある松下先生執筆による熱力学の教科書・入門書。
コンパクトなボリュームでありながらも、熱力学の本質が非常にわかりやすく解説されている。また、学習者の理解を高めるために、各章の冒頭には学習目標を提示し、章末には学習した内容をきちんと理解できたかどうかを確認するためのポイントチェックのコーナーが用意されている。問題解答には、間違ったり解けなかった場合に対するフィードバックを示すなど、随所に工夫の見られる構成となっている。
サポート情報
◎ はじめに (pdfファイル)
◎ あとがき (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.温度と熱
2.熱と仕事
3.熱力学第1法則
4.熱力学第2法則
5.エントロピーの導入
6.利用可能なエネルギー
7.熱力学の展開
8.非平衡現象
9.熱力学から統計物理学へ −マクロとミクロをつなぐ−
はじめに (pdfファイル)
1.温度と熱
1・1 系の熱力学的な表し方
1・2 熱平衡状態と温度
1・3 熱量
1・3・1 熱容量と比熱
1・3・2 潜熱
1・3・3 熱量は保存するか
1・4 状態量と状態方程式
1・4・1 状態量
1・4・2 示強性状態量と示量性状態量
1・4・3 状態方程式
1・5 準静的過程と可逆過程
1・6 まとめとポイントチェック
2.熱と仕事
2・1 仕事の熱への変化
2・2 仕事量と熱量の関係
2・3 エネルギー保存側
2・4 第1種永久機関
2・5 まとめとポイントチェック
3.熱力学第1法則
3・1 仕事
3・2 理想気体がする仕事
3・3 熱力学第1法則
3・4 いろいろな熱力学的過程
3・5 簡単な数学的準備
3・5・1 1変数関数の微小変化
3・5・2 2変数関数の微小変化
3・6 熱容量
3・7 理想気体の熱力学的性質
3・8 まとめとポイントチェック
4.熱力学第2法則
4・1 カルノー・サイクル
4・2 カルノー・サイクルの考察
4・3 カルノー機関の効率(1)
4・4 熱力学第2法則
4・5 カルノーの第1定理
4・6 カルノー機関の効率(2)
4・7 熱力学的絶対温度
4・8 まとめとポイントチェック
5.エントロピーの導入
5・1 カルノー機関での保存量
5・2 クラウジウスの関係式
5・3 新しい状態量としてのエントロピー
5・4 エントロピーの物理的意味
5・5 まとめとポイントチェック
6.利用可能なエネルギー
6・1 熱力学第1法則
6・2 断熱過程(エントロピー $S$ :一定)
6・3 等温過程(温度 $T$ :一定)
6・4 等圧過程(圧力 $P$ :一定)
6・5 等温等圧過程( $T$,$p$ :一定)
6・6 まとめとポイントチェック
7.熱力学の展開
7・1 内部エネルギー
7・2 ヘルムホルツの自由エネルギー
7・3 エンタルピー
7・4 ギブスの自由エネルギー
7・5 相平衡
7・5・1 相図と相平衡
7・5・2 ギブスの相律
7・5・3 クラペイロン‐クラウジウスの式
7・6 まとめとポイントチェック
8.非平衡現象
8・1 可逆過程と不可逆過程
8・2 カルノーの第2定理
8・3 不可逆機関のエントロピー変化
8・4 クラウジウスの不等式
8・5 エントロピー増大の原理
8・6 系の熱力学的な安定性
8・7 不可逆過程の熱力学
8・8 まとめとポイントチェック
9.熱力学から統計物理学へ −マクロとミクロをつなぐ−
あとがき (pdfファイル)
付録
問題解答
索引 (pdfファイル)
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松下 貢
まつした みつぐ
1943年 富山県に生まれる。東京大学工学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。日本電子株式会社開発部、東北大学助手、中央大学助教授・教授などを歴任。主な著書・訳書に『医学・生物学におけるフラクタル』(編著、朝倉書店)、『生物にみられるパターンとその起源』(編著、東京大学出版会)、『キリンの斑論争と寺田寅彦』(編著、岩波書店)、G.L.ベイカー&J.P.ゴラブ共著『カオス力学入門』(翻訳、啓学出版)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
物理学講義 力学
物理学講義 電磁気学
物理学講義 統計力学入門
物理学講義 量子力学入門
力学・電磁気学・ 熱力学のための 基礎数学
物理数学(増補修訂版)
フラクタルの物理(I)
フラクタルの物理(II)
熱力学
熱力学
熱力学
熱力学(改訂版)
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