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物理学講義 電磁気学
Electromagnetism
中央大学名誉教授 理博 松下 貢 著
A5判/260頁/2色刷/定価2750円(本体2500円+税10%)/2014年11月発行
ISBN 978-4-7853-2246-5
C3042
フラクタルの物理の第一人者であり、丁寧でわかりやすい解説で定評のある松下貢先生ご執筆による電磁気学の教科書・入門書。
姉妹書と同様、学習者の理解を高めるために、各章の冒頭には学習目標を提示し、章末には学習した内容をきちんと理解できたかどうかを学習者自身に確認してもらうためのポイントチェックのコーナーが用意されている。さらに、本文中の重要箇所については、ポイントであることを示す吹き出しが付いており、問題解答には、間違ったり解けなかった場合に対するフィードバックを示すなど、随所に工夫の見られる構成となっている。
また、本書の大きな特徴として、「なぜそのようになるのか」「なぜそのように考えるのか」という点について、一般的にはあまり解説がなされていないようなことについても触れた。そのため半期の教科書としてはややボリュームはあるが、テーマの選択によって対応ができるであろう。
サポート情報
◎ はじめに (pdfファイル)
◎ あとがき (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.電荷と電場
2.静電場
3.静電ポテンシャル
4.静電ポテンシャルと導体
5.電流の性質
6.静磁場
7.磁場とベクトル・ポテンシャル
8.ローレンツ力
9.時間変動する電場と磁場
10.電磁場の基本的な法則
11.電磁波と光
12.電磁ポテンシャル
はじめに −なぜ電磁気学を学ぶのか− (pdfファイル)
1.電荷と電場
1.1 クーロンの法則
1.2 遠隔作用と近接作用
1.3 クーロン力の近接作用的表現 −電場の導入−
1.4 電気力線
1.5 電荷密度
1.5.1 重ね合わせの原理
1.5.2 分布する点電荷による電場
1.5.3 電荷密度と電場
1.6 まとめとポイントチェック
2.静電場
2.1 積分形のガウスの法則
2.2 ガウスの法則の応用
2.3 導体の静電場
2.4 積分形の渦なしの法則
2.5 微分形の静電場の基本法則
2.5.1 ベクトル場に関する数学の定理
2.5.2 微分形の静電場の基本法則
2.6 まとめとポイントチェック
3.静電ポテンシャル
3.1 渦なしの法則と勾配の場
3.2 静電ポテンシャルの物理的意味
3.3 点電荷の静電ポテンシャル
3.4 等電位面
3.5 ポアソン方程式
3.6 まとめとポイントチェック
4.静電ポテンシャルと導体
4.1 点電荷の静電エネルギー
4.2 導体の周りの静電ポテンシャル
4.3 導体の電気容量
4.4 コンデンサー
4.5 静電場のエネルギー
4.6 まとめとポイントチェック
5.電流の性質
5.1 電流
5.2 電荷の保存則
5.3 定常電流
5.4 オームの法則
5.5 電気伝導度の導出
5.6 まとめとポイントチェック
6.静磁場
6.1 磁荷に関するクーロンの法則と磁場
6.2 磁力線の性質
6.3 磁場に関するガウスの法則
6.4 電流の磁気作用 −エールステッドの発見−
6.5 電流の磁気作用 −アンペールの実験−
6.6 積分形のアンペールの法則
6.7 微分形のアンペールの法則
6.8 静磁場の基本法則
6.9 まとめとポイントチェック
7.磁場とベクトル・ポテンシャル
7.1 ベクトル・ポテンシャル
7.2 ベクトル・ポテンシャルのポアソン方程式
7.3 ビオ‐サバールの法則
7.4 まとめとポイントチェック
8.ローレンツ力
8.1 アンペールの力
8.2 ローレンツ力
8.3 電磁場中の荷電粒子の運動
8.4 まとめとポイントチェック
9.時間変動する電場と磁場
9.1 アンペール‐マクスウェルの法則
9.2 ファラデーの電磁誘導の法則
9.3 電磁誘導の法則の本質
9.4 電磁誘導の法則の積分形と微分形
9.5 まとめとポイントチェック
10.電磁場の基本的な法則
10.1 マクスウェル方程式
10.2 電荷保存則
10.3 運動量保存則
10.4 エネルギー保存則
10.5 まとめとポイントチェック
11.電磁波と光
11.1 真空中の電磁場
11.2 電磁場の波動方程式
11.3 電磁波の性質
11.3.1 3次元平面波
11.3.2 電磁波の偏り
11.3.3 電磁波の運動量とエネルギー
11.3.4 物質中の電磁波
11.4 いろいろな電磁波
11.5 まとめとポイントチェック
12.電磁ポテンシャル
12.1 スカラー・ポテンシャルとベクトル・ポテンシャル
12.2 電磁ポテンシャルが満たす方程式
12.3 電磁ポテンシャルの任意性
12.4 ローレンツ・ゲージ
12.5 遅延ポテンシャル
12.6 まとめとポイントチェック
付録A ベクトル解析の公式
付録B ガウスの定理 (2.21) の証明
付録C ストークスの定理 (2.24) の証明
付録D 電気容量係数の相反定理
付録E 静電場のエネルギー密度
付録F ゲージ理論としての電磁気学
あとがき (pdfファイル)
問題解答
索引 (pdfファイル)
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松下 貢
まつした みつぐ
1943年 富山県に生まれる。東京大学工学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。日本電子株式会社開発部、東北大学助手、中央大学助教授・教授などを歴任。主な著書・訳書に『医学・生物学におけるフラクタル』(編著、朝倉書店)、『生物にみられるパターンとその起源』(編著、東京大学出版会)、『キリンの斑論争と寺田寅彦』(編著、岩波書店)、G.L.ベイカー&J.P.ゴラブ共著『カオス力学入門』(翻訳、啓学出版)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
物理学講義 力学
物理学講義 熱力学
物理学講義 統計力学入門
物理学講義 量子力学入門
力学・電磁気学・ 熱力学のための 基礎数学
物理数学(増補修訂版)
フラクタルの物理(I)
フラクタルの物理(II)
スタンダード 電磁気学
ベーシック 電磁気学
電磁気学入門
マクスウェル方程式で学ぶ 電磁気学入門
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