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量子力学・統計力学入門
Introduction to Quantum Mechanics and Statistical Mechanics
広島大学名誉教授 理博 星野公三・
東京都市大学名誉教授 理博 岩松雅夫 共著
Ａ５判／126頁／定価1980円（本体1800円＋税10％）／1997年12月発行
ISBN 978-4-7853-2080-5 （旧ISBN 4-7853-2080-X）
C3042
（オンデマンド方式による印刷・製本）
本書は、半期で「量子力学」と「統計力学」の両方を学ぶコースに対応した工学系基礎教育向けの教科書である。
今日の先端技術の基礎である量子力学と統計力学を、むずかしい数学の使用は避け、必要な場合には数学的基礎事項の説明を補いながら、その基本的概念、法則をわかりやすく解説した。
サポート情報
◎ 正誤表 （pdfファイル）
1．序 ― 先端技術と物理学
2．現代物理学の誕生
3．量子力学の考え方
4．固有関数とエネルギー固有値
5．水素原子
6．スピンとパウリの排他原理
7．原子・分子から物質へ
8．統計力学の考え方
9．エントロピーとは何か？
10．分配関数と自由エネルギー
11．金属の弾性とゴムの弾性
12．２準位系の統計力学
13．フェルミ統計と半導体
まえがき （pdfファイル）
1．序 ― 先端技術と物理学
2．現代物理学の誕生
2.1 熱放射
2.2 アインシュタインの光量子説
2.3 ボーアの前期量子論
2.4 光の粒子性と波動性 “歴史は100年ごとにくり返す"
3．量子力学の考え方
3.1 古典力学との違い
3.2 波動関数
3.3 ハイゼンベルクの不確定性原理
3.4 シュレーディンガー方程式
3.5 ハミルトニアン
4．固有関数とエネルギー固有値
4.1 １次元無限井戸型ポテンシャル
4.2 エネルギー固有値と固有関数
5．水素原子
5.1 ポテンシャルエネルギー
5.2 ハミルトニアン
5.3 シュレーディンガー方程式
5.4 水素原子の基底状態
5.5 ド・ブロイ波による考察
6．スピンとパウリの排他原理
6.1 電子スピン
6.2 パウリの排他原理
6.3 フェルミ粒子とボーズ粒子
6.4 多電子原子
7．原子・分子から物質へ
7.1 水素分子
7.2 $N$ 個の原子からなる固体のエネルギー帯
7.3 金属，半導体，絶縁体
8．統計力学の考え方
8.1 モデル
8.2 $N$ 個のスピン系の状態数
8.3 アンサンブル（統計集団）
8.4 統計力学の基本仮定
9．エントロピーとは何か？
9.1 でたらめな配列と規則正しい配列
9.2 エントロピーの定義
9.3 エントロピーの性質
9.4 体積増加によるエントロピーの増加
9.5 混合エントロピー
9.6 温度とエントロピー
10．分配関数と自由エネルギー
10.1 ボルツマン因子
10.2 自由エネルギー
10.3 情報量とエントロピー
11．金属の弾性とゴムの弾性
11.1 金属バネの弾性
11.2 ゴムの弾性
12．２準位系の統計力学
12.1 エネルギーの熱平均
12.2 定積熱容量
12.3 負の温度
12.4 レーザーの原理
13．フェルミ統計と半導体
13.1 ギブス因子
13.2 フェルミ・ディラックの分布関数
13.3 電子状態密度
13.4 $\rm{n}$ 型半導体と $\rm{p}$ 型半導体
問題解答
参考書
索引
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星野 公三
ほしの こうぞう
1948年 栃木県に生まれる。東北大学理学部卒業、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。英国イーストアングリア大学研究員、新潟大学講師・助教授、広島大学助教授・教授などを歴任。主な著書に『固体はなぜ固いか』（丸善出版）、『〈基礎から学ぶ〉力学』（共著、培風館）、『物質は生きている』（共著、共立出版）などがある。
岩松 雅夫
いわまつ まさお
1951年 東京都に生まれる。東京都立大学理学部卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。カナダ・ウォータールー大学研究員、千葉経済短期大学助教授、千葉経済大学助教授・教授、広島市立大学助教授、木更津工業高等専門学校教授、武蔵工業大学（現 東京都市大学）教授などを歴任。主な著書に『物理学実験指針』（共著、東京教学社）などがある。
（情報は初版刊行時のものから一部修正しています）
理工系学生のための
量子力学・統計力学
入門
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