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半導体の科学とその応用
Science of Semiconductors and Its Applications
電気通信大学名誉教授 理博 豊田太郎 著
A5判/164頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/2001年10月発行
ISBN 978-4-7853-2818-4 (旧ISBN 4-7853-2818-5)
C3042
トランジスターの発明を機とした半導体工学の発展と、それに刺激された半導体の科学の発展深化と広がりもまた、極めて著しいものがある。
本書は、半導体における科学と工学との対話を基本姿勢として、読者がやさしく読み進めながら、定量的概念が身に付くことを目的に書かれたものである。
サポート情報
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.半導体研究の流れ
2.半導体の特色
3.量子力学の誕生とエネルギーバンド
4.半導体内の荷電キャリヤ
5.電界内におけるキャリヤの移動
6.半導体の光励起と過剰キャリヤ
7.pn接合とデバイスへの応用
8.金属‐半導体接合とデバイスへの応用
はしがき
1.半導体研究の流れ
1.1 現代社会における半導体
1.2 半導体の歴史 ― 近代エレクトロニクスとトランジスターの発明
第1章のまとめ
2.半導体の特色
2.1 電気抵抗の値
2.2 電気抵抗の温度変化
2.3 不純物の電気伝導への影響
2.4 光照射による影響
第2章のまとめ
3.量子力学の誕生とエネルギーバンド
3.1 プランクの量子仮説
3.2 アインシュタインの光量子仮説
3.3 前期量子論
3.4 物質波の概念と量子力学の出現
3.5 固体における結合とエネルギーバンドの概念
(1) イオン結合
(2) 共有結合
(3) 金属結合
第3章のまとめ
4.半導体内の荷電キャリヤ
4.1 電子と正孔
4.2 真性半導体
4.3 n型とp型半導体
4.4 フェルミ準位とキャリヤ密度
第4章のまとめ
5.電界内におけるキャリヤの移動
5.1 金属の電気伝導
5.2 有効質量の考え
5.3 半導体の電気伝導
第5章のまとめ
6.半導体の光励起と過剰キャリヤ
6.1 光吸収
6.2 光反射
6.3 ルミネッセンス現象
6.4 光熱変換(フォトサーマル)現象
6.5 光伝導現象
第6章のまとめ
7.pn接合とデバイスへの応用
7.1 pn接合とダイオード特性
7.2 光電変換デバイス
7.3 発光デバイス
7.4 トランジスターの原理
第7章のまとめ
8.金属‐半導体接合とデバイスへの応用
8.1 金属‐半導体界面とショットキーダイオード
8.2 金属‐半導体接合による電流機構
第8章のまとめ
参考文献
索引
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豊田 太郎
とよだ たろう
1946年 東京都に生まれる。東京都立大学理学部卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了。カナダ国立科学研究所(NRC)研究員、(株)富士電機総合研究所副主任研究員、日本鉱業(株)(現JXエネルギー(株))電子材料・部品研究所研究室長、電気通信大学助教授・教授などを歴任。主な著書に『電子材料ハンドブック』(共編、朝倉書店)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
固体電子論
金属電子論
電気伝導の基礎と材料 [POD版]
半導体の電子物性工学
シリサイド系半導体の科学と技術
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