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分析化学の基礎
Fundamentals of Analytical Chemistry −College Chemistry−
奈良女子大学名誉教授 理博 木村 優・
元 同志社大学教授 博(工) 中島理一郎 共著
A5判/300頁/定価3190円(本体2900円+税10%)/1996年3月発行
ISBN 978-4-7853-3051-4 (旧ISBN 4-7853-3051-1)
C3043
分析化学にとどまらず、広く「化学」全体への理解が深まるようにという教育的配慮に基づいて執筆された大学基礎課程向けの教科書。分析化学入門の急所にポイントを絞り込んだ平易な記述が展開されている。
サポート情報
◎ まえがき (pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.はじめに
2.酸・塩基反応と中和滴定
3.沈殿と重量分析
4.錯化合物とキレート滴定
5.酸化還元反応と酸化還元滴定
6.溶媒抽出
7.物質の光吸収と吸光光度分析法
8.蛍光分析法
9.原子吸光分析と発光分光分析
10.X線と分析化学
11.ポーラログラフ分析法
12.電気伝導度と分析化学
13.クロマトグラフィーによる分析法
14.核磁気共鳴法
まえがき (pdfファイル)
1.はじめに
1.1 分析化学とは何か
1.2 定量分析化学における実験器具
1.3 測定値の誤差
1.4 化学式量とモル
1.5 溶液と濃度
1.6 電解質の溶解(溶液)
1.7 イオンの活量
演習問題
問題解答
2.酸・塩基反応と中和滴定
2.1 酸・塩基の定義
2.2 水のイオン積とpH
2.3 多塩基酸および多酸塩基の電離(または解離)平衡
2.4 中和滴定曲線
2.5 塩溶液のpHと加水分解反応
2.6 pH(または酸・塩基)指示薬
演習問題
問題解答
3.沈殿と重量分析
3.1 沈殿の生成
3.2 硫化物の沈殿
3.3 水酸化物の沈殿
3.4 均質(または均一)沈殿法
演習問題
問題解答
4.錯化合物とキレート滴定
4.1 配位結合とは何か
4.2 配位子の種類とキレート配位子
4.3 錯形成反応に対するpH効果
4.4 キレート滴定の条件とpH
4.5 EDTAおよびNTAによるキレート滴定の条件
4.6 金属指示薬とは何か
4.7 キレート滴定の種類
4.8 錯生成反応を支配する因子
演習問題
問題解答
5.酸化還元反応と酸化還元滴定
5.1 電極電位とネルンスト式の理解
5.2 酸化還元滴定
5.3 酸化還元指示薬
5.4 水素イオンの関与する酸化還元反応
5.5 標準酸化還元電位はどうして決められているか
5.6 ヨウ素-ヨウ化物イオンの酸化還元対
演習問題
問題解答
6.溶媒抽出
6.1 溶媒抽出に用いられる有機溶媒
6.2 分配係数
6.3 分配比と抽出百分率
6.4 抽出効率を上げる方法
6.5 溶媒抽出試薬
6.6 溶媒抽出と分離濃縮
演習問題
問題解答
7.物質の光吸収と吸光光度分析法
7.1 光の種類とエネルギー
7.2 光吸収は物質のどこで起こるか
7.3 ランベルト-ベールの法則
7.4 吸収スペクトル測定装置
7.5 等吸収点とは何か
演習問題
問題解答
8.蛍光分析法
8.1 蛍光分析の原理
8.2 蛍光測定装置
9.原子吸光分析と発光分光分析
9.1 原子の光吸収および原子発光とは何か
9.2 原子吸光分析装置
演習問題
問題解答
10.X線と分析化学
10.1 X線の発生と性質
10.2 X線の回折
10.3 蛍光X線分析法
11.ポーラログラフ分析法
11.1 滴下水銀電極
11.2 ポーラログラフィーとは何か
11.3 イルコビッチ式と拡散電流
11.4 半波電位は何を意味するか
11.5 酸素の還元波
11.6 極大波とは何か
11.7 応電流とは何か
11.8 交流ポーラログラフィー
11.9 ボルタンメトリー
12.電気伝導度と分析化学
12.1 金属と溶液の電気伝導度の比較
12.2 電解質溶液の電導度
12.3 電導度滴定
13.クロマトグラフィーによる分析法
13.1 クロマトグラフィー概説
13.2 吸着クロマトグラフィーとは何か
13.3 クロマトグラフィーの基礎(原理)
13.4 クロマトグラフィーにおけるカラムの効率
13.5 ガスクロマトグラフィーの概説
13.6 高速液体クロマトグラフィーの概説
14.核磁気共鳴法
14.1 核と磁場の相互作用
14.2 NMR分光器
14.3 NMRスペクトルから得られる情報
14.4 FT NMR
付表
参考文献
索引
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木村 優
きむら まさる
1936年 北海道に生まれる。東北大学大学院理学研究科博士課程修了。山形大学工業短期大学部講師・助教授、奈良女子大学助教授・教授、奈良産業大学教授などを歴任。日本分析化学会名誉会員。主な著書に『酸化還元反応とは何か』『溶液内の錯体化学入門』(以上 共立出版)などがある。
中島 理一郎
なかじま りいちろう
1943年 京都府に生まれる。同志社大学工学部卒業、同志社大学大学院工学研究科修士課程修了。同志社大学助手・講師・助教授・教授などを歴任。
(情報は初版刊行時のものから修正しています)
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