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機器分析の基礎
Basic of Instrumental Analysis
九州大学名誉教授 農博 江藤守總 編著
A5判/264頁/定価3520円(本体3200円+税10%)/1998年10月発行
ISBN 978-4-7853-3060-6 (旧ISBN 4-7853-3060-0)
C3043
機器分析は、機器の急速な性能向上、コンピュータの導入などによって制御が容易になってきているが、基礎の理論を理解することはさけられない。本書は、大学の理工系初学年学生、高専の高学年の学生を対象として、九州地区の各高専・大学の教官によって編まれた、「機器分析」講義のやさしい教科書・実験書である。
サポート情報
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.吸光光度分析法
2.紫外吸収スペクトル法
3.蛍光分析
4.赤外吸収スペクトル法
5.ICP発光分析
6.X線分析法
7.ガスクロトマトグラフィー
8.高速液体クロマトグラフィー
9.熱分析
10.電子顕微鏡 −走査型および透過型電子顕微鏡−
11.レオメーター −粘性および粘弾性を測定する−
12.核磁気共鳴分析
13.電気化学分析
はしがき
1.吸光光度分析法
1・1 光
1・2 物質と電磁波の相互作用
1・3 光吸収の法則
1・4 呈色試薬
1・5 装置
1・6 吸光分析法の実際
2.紫外吸収スペクトル法
2・1 電子遷移
2・2 用語と記号
2・3 測定方法
2・4 有機化合物の構造解析への応用
3.蛍光分析
3・1 蛍光とは
3・2 光の吸収と発光
3・3 量子収率
3・4 蛍光寿命
3・5 蛍光の偏光
3・6 蛍光定量の原理
3・7 消光作用
3・8 蛍光測定方法
3・9 蛍光分析の応用
4.赤外吸収スペクトル法
4・1 赤外吸収スペクトルの基礎
4・2 赤外装置と測定法
4・3 特性吸収帯表
4・4 赤外吸収スペクトルの特徴
4・5 赤外吸収スペクトルの用法と解析
5.ICP発光分析
5・1 序論
5・2 ICPの発展
5・3 原理と基礎
5・4 装置
5・5 測定
5・6 ICP発光分光分析法の特徴
6.X線分析法
6・1 X線の発生
6・2 X線と物質との相互作用 ―X線分析の原理
6・3 X線の測定
6・4 蛍光X線分析の実際
6・5 X線回折分析の実際
6・6 X線吸収分析の実際
6・7 X線光電子分光分析の実際
7.ガスクロトマトグラフィー
7・1 はじめに
7・2 分離の原理
7・3 装置
7・4 測定
7・5 応用技術
7・6 おわりに
7・7 練習問題
7・8 実習例
8.高速液体クロマトグラフィー
8・1 高速液体クロマトグラフィーとは?
8・2 HPLCの装置と分離のしくみ
8・3 HPLCの分離モードと分離のしくみ
8・4 クロマトグラムの見かたおよび分離カラム性能の評価
9.熱分析
9・1 はじめに
9・2 熱重量分析(TG)
9・3 示差熱分析
9・4 示差走査熱量測定(DSC)
9・5 熱機械分析(TMA)
9・6 おわりに
10.電子顕微鏡 −走査型および透過型電子顕微鏡−
10・1 はじめに
10・2 走査型電子顕微鏡の原理および実験
10・3 透過型電子顕微鏡の原理,試料の作製法および応用
10・4 写真化学(電子顕微鏡撮影および焼き付け・引き伸ばし)
11.レオメーター −粘性および粘弾性を測定する−
11・1 ニュートン流動(Newtonian flow)
11・2 溶液粘度の測定と分子量
11・3 レオメーターI(二重円筒回転粘度計)
11・4 レオメーターII(動的粘弾性η´,G´)
12.核磁気共鳴分析
12・1 NMRの原理
12・2 測定
12・3 NMRスペクトルの概要
12・4 化学構造と化学シフトの関連
12・5 スピン-スピン結合定数
12・6 13C-NMRスペクトル
12・7 その他の情報および新測定方法
付録 NMRスペクトルの表記法
13.電気化学分析
13・1 電池と電位差分析法の基礎
13・2 電位差分析法(ポテンシオメトリー)
13・3 イオン選択性電極(イオンセンサー)法
13・4 電気分解と電解分析法の基礎
13・5 電量分析法
13・6 ボルタンメトリー
13・7 伝導度分析法(コンダクトメトリー)
索引
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江藤 守總
えとう もりふさ
1930年 長崎県に生まれる。九州大学農学部卒業、九州大学大学院農学研究科修了。九州大学助手・助教授・教授、都城工業高等専門学校校長、九州女子大学学長などを歴任。主な著書に『生物制御科学の展開』(編集、ソフトサイエンス社)などがある。
→ 執筆者一覧(pdfファイル)
(所属・肩書は初版刊行当時)
(情報は初版刊行時のものから修正しています)
機器分析入門
機器分析(三訂版)
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