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学習院大学名誉教授 理博 木越邦彦 著
A5判/256頁/定価2640円(本体2400円+税10%)/1971年11月発行
ISBN 978-4-7853-3115-3 (旧ISBN 4-7853-3115-1)
C3043
放射性の核種は天然にあるもの、人工的に作られトレーサーとして使われているものが現在では至るところにある。化学の研究の手段として、放射壊変を利用すること、あるいは同位体をトレーサーとして用いる可能性は必ず考えてみなければならないものの一つとなってきている。そのため核化学と放射化学基礎的知識は、どの分野の化学研究者にも必要な知識となってきている。しかし、放射能についての研究は、その発見の当初から化学者と物理学者の協同作業で進められてきた。現在でも、放射能に関連する研究は、物理学と化学の境界領域となっているものが多い。しかし、放射壊変や核反応は高エネルギーの世界での一種の化学反応として理解することができ、化学者にとってはあまり抵抗なく理解することができるはずである。
本書では、放射壊変についての基本的なことがらが理解できるように努めた。内容は網羅的ではなく、主要目次としてあげた項目に重点をおいて、できるだけ基礎的な事項を説明してある。なお、静電気と古典力学の基礎的知識、若干の無機化学と分析化学の知識があることを想定して執筆されている。
目次 (章タイトル)
1.原子核と放射能
2.放射線の検出と測定
3.放射壊変
4.核反応
5.放射性核種
6.安定同位体とその測定および分離
7.放射能および同位体の応用
問題解答
付録
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木越 邦彦
きごし くにひこ
1919年 東京都に生まれる。東京帝国大学理学部卒業。理化学研究所助手、学習院大学教授などを歴任。主な著書に『年代を測る』(中央公論社)、『放射化学概説』(培風館)、『放射体化学』(共著、培風館)、『年代測定法』(紀伊國屋書店)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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