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化学選書 
レーザー化学 II −分光と反応への応用−
Laser Chemistry −Nonlinear Spectroscopy and Laser Induced Chemical Processes−

在庫マーク

東京大学名誉教授 理博 片山幹郎 著

A5判/468頁/定価6930円(本体6300円+税10%)/1985年7月発行
ISBN 978-4-7853-3306-5 (旧ISBN 4-7853-3306-5)  C3043

 レーザー化学とは、レーザーを用いる化学反応を主とする分野とされているが、その基礎は、レーザー分光学の展開に負うところが大きい。レーザー自身も古くから蓄積された化学的知識画素の進歩を支えた。
 『レーザー化学(I)』に引き続き、本書では、レーザーの出現によって見出された種々の非線形光学現象と、その分光および化学反応への応用について詳説する。


目次 (章タイトル)  → 詳細目次

8.非線形光学
9.非線形高分解能分光
10.時間分解分光法ならびに光学的Bloch方程式
11.古くて新しい分光法の展開
12.レーザー光と原子過程
13.レーザーと化学反応
14.終章

詳細目次  

はしがき(II)

8.非線形光学
 8.1 多重量子遷移の観測
 8.2 光高調波発生および関連現象
 8.3 2光子吸収
 8.4 誘導ラマン効果
 8.5 赤外誘導ラマン・レーザー;周波数可変レーザー
 8.6 電気感受率と光の吸収,ラマン効果および2光子吸収
 8.7 逆ラマン効果
 8.8 非線形レーリー散乱およびハイパー・ラマン効果
 8.9 コヒーレント・ラマン散乱
 8.10 逆制動輻射など

9.非線形高分解能分光
 9.1 飽和分光法
 9.2 超高分解能2光子吸収
 9.3 偏光飽和分光法および飽和干渉法
 9.4 2重共鳴
 9.5 準位間交差
 9.6 AC Stark効果
 9.7 衝突によるスペクトル幅の尖鋭化
 9.8 超高分解能分光の極限に向けて

10.時間分解分光法ならびに光学的Bloch方程式
 10.1 ピコ秒レーザー
 10.2 電子励起状態の緩和
 10.3 励起状態で生成する錯体の時間分解分光
 10.4 光学的Bloch方程式
 10.5 回転波近似
 10.6 フォトン・エコー
 10.7 その他のコヒーレントな過渡分光
 10.8 断熱高速通過
 10.9 量子ビート分光法

11.古くて新しい分光法の展開
 11.1 レーザー・ラマン分光法
 11.2 光吸収と音波,熱および気体の放電電流
 11.3 光音響分光法
 11.4 熱レンズ分光法
 11.5 光誘起電流効果による分光
 11.6 レーザー磁気共鳴
 11.7 自然放出および輻射寿命の制御と分光

12.レーザー光と原子過程
 12.1 光子の運動量と光の吸収放出
 12.2 光の運動量および光励起によって生ずる気体の流れの検出
 12.3 原子線のレーザー輻射圧による偏向を用いた同位体分離
 12.4 断熱高速通過による原子線の偏向
 12.5 レーザーによる粒子線の集束と発散
 12.6 Doppler効果を利用した光冷却
 12.7 Kapitza-Dirac効果,光の定在波による粒子線の回折
 12.8 原子スペクトルの同位体シフトと通常光励起による同位体分離
 12.9 原子の光2段階励起イオン化による同位体分離
 12.10 2段階光励起イオン化による1原子の検知とその応用
 12.11 同時遷移およびレーザー誘起原子間エネルギー移動
 12.12 3段階光励起イオン化と同位体分離
 12.13 励起核種を含む原子および分子の高分解能分光とその分離

13.レーザーと化学反応
 13.1 通常光による化学反応を用いた同位体分離
 13.2 1光子励起レーザー誘起化学反応と同位体分離
 13.3 2段階励起光分解反応による同位体分離
 13.4 固体マトリックス中分子の光励起による同位体分離
 13.5 CW赤外レーザーなどによる化学反応
 13.6 赤外多光子解離による同位体分離
 13.7 分子の赤外多光子解離の機構
 13.8 赤外多光子過程による分解反応
 13.9 赤外多光子過程による異性化反応
 13.10 赤外多光子反応における結合選択的反応の追究
 13.11 分子振動倍音励起による化学反応
 13.12 有機化合物の可視紫外レーザー誘起反応とその機構
 13.13 レーザー誘起化学反応と分子の内部状態
 13.14 光化学反応における遷移状態の観測にむけて
 13.15 固体の光化学反応または励起移動によるホール・バーニング
 13.16 レーザー化学の生体への応用

14.終章

索引

著作者紹介

片山 幹郎
かたやま みきお 
1948年 東京大学理学部卒業、名古屋大学大学院特別研究生前期修了。東京大学助手、電気通信大学助教授、東京大学助教授・教授などを歴任。主な著書に『レーザーと化学』(共立出版)、『生物化学ハンドブック 新版』(分担執筆、技報堂)などがある。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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