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化学サポートシリーズ
図説 量子化学 −分子軌道への視覚的アプローチ−
Pictorial Approach to Molecular Orbitals in Quantum Chemistry
東北大学名誉教授 理学博士 大野公一・
和歌山大学准教授 博士（理学） 山門英雄・
東北大学准教授 博士（理学） 岸本直樹 共著
Ａ５判／120頁／定価2200円（本体2000円＋税10％）／2002年11月発行
ISBN 978-4-7853-3408-6 （旧ISBN 4-7853-3408-8）
C3043
（オンデマンド方式による印刷・製本）
電子の軌道運動やエネルギー準位のイメージ（図）を利用しながら，化学元素の性質の由来や化学結合の仕組みをしっかりと学んでみようという人のために書かれた参考書である．高校レベルのことにも説明を加えながら話を進めているので，予備知識がやや不足している人でも，化学現象の基本を高いレベルで理解できるようになるであろう．
サポート情報
◎ 正誤表 （pdfファイル）
1．量子論の誕生
2．波動方程式
3．箱の中の粒子
4．振動と回転
5．水素原子
6．多電子原子
7．結合力と分子軌道
8．軌道間相互作用
9．分子軌道の組み立て
10．混成軌道と分子構造
11．配位結合と三中心結合
12．反応性と安定性
13．結合の組換えと反応の選択性
14．ポテンシャル表面と化学
はじめに （pdfファイル）
1．原子軌道と分子軌道
1.1 電子と原子核
1.2 原子中の電子
1.3 軌道関数と電子の波
1.4 軌道エネルギーの高低と電子の授受の周期性
1.5 電子波の干渉・変形と結合力
1.6 分子軌道の組み立て原理
2．原子軌道の図示 −水素原子の原子軌道関数−
3．分子軌道の組み立てと図示の基本
4．いろいろな分子の分子軌道
4.1 水素化リチウム
4.2 フッ化水素
4.3 CHラジカル
4.4 CH2ラジカル
4.5 OHラジカル
4.6 水
4.7 窒素
4.8 一酸化炭素
4.9 シアン化水素
4.10 アンモニア
4.11 メタン
4.12 アセチレン
4.13 エチレン
4.14 ホルムアルデヒド
4.15 ベンゼン
さらに勉強したい人たちのために
索引
Coffee Break
分子軌道の化学的・数学的・物理的意味と線形結合の基底関数
軌道エネルギー準位と光電子スペクトル
規格化条件と軌道関数の規格化
電子分布の表示
分子の構造を決めているもの
分子軌道の空間分布
1s軌道あれこれ
ラジカル
一重項と三重項
分子軌道の名称について
混成軌道
固体のバンド構造
構成粒子と波動関数
分子軌道の世界
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大野 公一
おおの こういち
1945年 北海道生まれ．東京大学理学部卒業．東京大学助手・助教授・教授，東北大学教授，放送大学客員教授などを歴任．主な著訳書に『量子化学』（岩波書店），『マクマリー一般化学 上下』（共訳，東京化学同人），『和英 化学用語辞典』（共編，東京化学同人），『大学生のための例題で学ぶ化学入門』（共著，共立出版）などがある．
山門 英雄
やまかど ひでお
東京大学理学部卒業，総合研究大学院大学数物科学研究科修了．東京大学助手，東北大学助手，和歌山大学助教授を経て現職．専門は電子状態，化学反応，分子分光，表面・界面，クラスター，理論化学など．
岸本 直樹
きしもと なおき
1970年 大阪府生まれ．京都大学工学部卒業，東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了．東北大学助手・講師を経て現職．
（情報は初版刊行時のものから一部修正しています）
量子化学
量子化学
量子化学
パソコンで考える
量子化学の基礎
量子化学 上巻
量子化学 下巻
量子化学
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