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現代の化学環境学
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現代の化学環境学 −環境の理解と改善のために−
Modern Chemical Science and Technology for the Environment
−Its Understanding and Improvement−

在庫マーク

東京大学名誉教授 工博 御園生 誠 著

A5判/246頁/定価2530円(本体2300円+税10%)/2017年9月発行
ISBN 978-4-7853-3513-7  C3043

電子書籍

 有限な地球という制約条件のなかで、豊かな社会をいかに維持発展できるか。科学的に信頼のおけるデータだけをもとに、地球環境の現状を理解し、環境問題を解決するための具体的な方策を提言する。『化学の指針シリーズ 化学環境学』(2007年)の刊行から10年。本書は、同書をベースにしつつもできうる限り最新のデータを組み込み、大幅に再編・改訂・加筆したもので、化学者、化学技術者の立場から地球環境問題と真摯に取り組み、具体的提言を続けてきた著者の、集大成ともいえる一冊である。


サポート情報

まえがき   あとがき   索引 (以上 pdfファイル)
正誤表 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

第1部 現代の環境問題と化学環境学
 1.現代の環境問題の特徴
 2.環境問題の背景
 3.環境問題の考え方
第2部 自然環境の現状と課題
 4.大 気
 5.土地・水・生物
 6.生活圏とその課題
第3部 エネルギー資源と材料資源
 7.エネルギー資源
 8.材料資源
第4部 環境の維持・改善のための技術 −化学技術を中心に−
 9.グリーンサステイナブルケミストリー(GSC)
 10.化学物質のリスク評価と管理
 11.廃棄物処理とリサイクルの化学技術
 12.環境触媒
 13.地球温暖化対策

詳細目次  →『現代の化学環境学』目次

まえがき (pdfファイル)

第1部 現代の環境問題と化学環境学

1.現代の環境問題の特徴
 1.1 現代文明と環境
  1.1.1 “人間中心主義”
  1.1.2 時間的、空間的立ち位置
  1.1.3 人類の急膨張
  1.1.4 環境クズネッツ曲線
 1.2 現代の環境問題の特徴
  1.2.1 時空領域の拡大
  1.2.2 因果関係、被害・加害関係の複雑さと不確実さ
  1.2.3 トレードオフ関係とケースバイケース問題
  1.2.4 対策の立案と合意形成の難しさ
  1.2.5 公害問題と現代の環境問題

2.環境問題の背景
 2.1 持続・循環・定常と環境
  2.1.1 持続可能性とは
  2.1.2 循環−自然循環と強制循環
  2.1.3 定常型社会
 2.2 地球システム
 2.3 エネルギー・資源と環境
 2.4 経済・人口と環境
  2.4.1 経済
  2.4.2 人口
  2.4.3 南北問題(North-South Issues)
 2.5 廃棄物と“化学物質”
  2.5.1 廃棄物
  2.5.2 “化学物質”

3.環境問題の考え方
 3.1 時間軸と環境問題
  3.1.1 時間軸その1(エネルギー戦略)
  3.1.2 時間軸その2(製造期間と耐用年数)
  3.1.3 時間軸その3(先行投資)
 3.2 リスクは定量的に考える
  3.2.1 すべてはグレー
  3.2.2 リスクゼロはない
  3.2.3 安全と安心
  3.2.4 ほかのリスクやベネフィットとの比較
  3.2.5 安全工学
 3.3 部分と全体の関係を常に考える
  3.3.1 全体に占める割合を考える
  3.3.2 全体を考える−LCA
 3.4 効率向上か総量削減か
  3.4.1 家庭の消費電力の推移
  3.4.2 製品評価の悩ましさ
 3.5 そのほかの間違えやすい事項

第2部 自然環境の現状と課題

4.大 気
 4.1 大気の構造と運動
  4.1.1 大気の構造
  4.1.2 対流圏における大気の運動
 4.2 大気環境の諸問題
  4.2.1 オゾン層破壊
  4.2.2 酸性雨、光化学オキシダント、硫黄酸化物、窒素酸化物
  4.2.3 粒子状物質、微粒子状物質(PM2.5)、黄砂
  4.2.4 有害大気汚染物質と揮発性有機化合物
  4.2.5 自動車排ガス
 4.3 気候変動と異常気象
  4.3.1 気候変動
  4.3.2 異常気象

5.土地・水・生物
 5.1 土地とその利用
  5.1.1 地殻と土壌
  5.1.2 土地の利用状況
  5.1.3 土地環境の諸課題
 5.2 水資源とその利用
  5.2.1 水資源の現状と水の循環
  5.2.2 水の利用状況
  5.2.3 日本の水資源とその利用
  5.2.4 水環境の諸課題
 5.3 生物圏
  5.3.1 生物圏の構成
  5.3.2 生物圏と人間
  5.3.3 生物圏の環境課題

6.生活圏とその課題
 6.1 生活圏
 6.2 人口問題
  6.2.1 人口の過去と現在
  6.2.2 都市化問題
  6.2.3 人口の見通しと諸課題

第3部 エネルギー資源と材料資源

7.エネルギー資源
 7.1 一次エネルギー
  7.1.1 エネルギーの流れと資源賦存量
  7.1.2 一次エネルギーの基本特性
  7.1.3 一次エネルギーが備えるべき条件
  7.1.4 一次エネルギー構成とその見通し
 7.2 二次エネルギー
  7.2.1 燃料油
  7.2.2 電力
  7.2.3 都市ガス、LP(液化石油)ガス
  7.2.4 水素
 7.3 エネルギーの変換、輸送、貯蔵とシステム
  7.3.1 エネルギーの利用効率
  7.3.2 変換・輸送技術
  7.3.3 貯蔵技術
  7.3.4 エネルギーシステム
 7.4 一次エネルギー各論
  7.4.1 化石エネルギー
  7.4.2 再生可能エネルギー
  7.4.3 バイオマスエネルギー
 7.5 原子力発電
 7.6 そのほかの新再生可能エネルギーと未利用エネルギー

8.材料資源
 8.1 物質フローと材料資源量
 8.2 有機系資源(化石系と生物系)
  8.2.1 化石系資源
  8.2.2 生物(バイオマス)系資源
 8.3 金属系資源
  8.3.1 金属の生産量
  8.3.2 金属の資源量
  8.3.3 製錬と精錬
  8.3.4 金属の用途
  8.3.5 金属系資源の課題と対策
 8.4 無機系資源
 8.5 希少重要元素
  8.5.1 資源量と用途
  8.5.2 希少元素の課題と対策

第4部 環境の維持・改善のための技術 −化学技術を中心に−

9.グリーンサステイナブルケミストリー(GSC)
 9.1 グリーンサステイナブルケミストリー(GSC)とは
 9.2 GSCが必要な理由と三つの目標
 9.3 グリーン度評価
 9.4 グリーンプロセス
  9.4.1 原子効率(原子経済、原子利用率)
  9.4.2 合成段階のグリーン化
  9.4.3 危険な試薬を使わない合成
  9.4.4 分離・精製と溶媒問題
 9.5 グリーン原料、グリーン製品、リサイクル
 9.6 GSCのこれから
  9.6.1 Less negativeからMore positive GSCへ
  9.6.2 プロセスから製品へ、部品からシステムへ
  9.6.3 自然共生型GSC

10.化学物質のリスク評価と管理
 10.1 化学物質とリスク
 10.2 化学物質の危険性・有害性
  10.2.1 物理化学的危険性(化学安全)
  10.2.2 人への健康有害性
  10.2.3 環境有害性
 10.3 化学物質のリスク評価
  10.3.1 人の健康に対するリスクの評価
  10.3.2 用量(Dose)−反応(Response)曲線と暴露解析
  10.3.3 健康リスク評価の実施例−ベンゼンの発がんリスク
 10.4 化学物質のリスク管理
 10.5 法規制と自主管理
 10.6 化学物質管理の今後のあり方
  10.6.1 リスク評価
  10.6.2 リスク管理の課題

11.廃棄物処理とリサイクルの化学技術
 11.1 資源消費と廃棄・再資源化
 11.2 廃棄物の流れと処理技術
  11.2.1 廃棄物の内訳
  11.2.2 廃棄物処理の流れ
 11.3 再資源化技術
  11.3.1 再資源化の現状
  11.3.2 再資源化技術(3R)
  11.3.3 プラスチックの再資源化
  11.3.4 再資源化技術の評価と課題
 11.4 社会経済的対策

12.環境触媒
 12.1 環境触媒の特徴
 12.2 排煙脱硫と排煙脱硝触媒
 12.3 自動車排ガス浄化触媒
 12.4 石油脱硫触媒
 12.5 そのほかの環境触媒
  12.5.1 水処理
  12.5.2 光触媒
  12.5.3 触媒燃焼
  12.5.4 生活関連
  12.5.5 膜分離と化学合成

13.地球温暖化対策
 13.1 パリ協定
 13.2 温暖化防止策の前提
  13.2.1 地球温暖化と二酸化炭素排出・エネルギー消費
  13.2.2 温室効果ガス排出量の推移
  13.2.3 リスク低減とコストのバランス(コストパフォーマンス)
  13.2.4 国際協力の必要性と負担の公平性
  13.2.5 再考−本当に必要な削減量は?
 13.3 二酸化炭素排出の低減策
 13.4 日本の二酸化炭素排出の削減策
  13.4.1 一次エネルギーの低炭素化
  13.4.2 エネルギー生産性の向上(省エネ・節エネ)
  13.4.3 そのほかの省エネ・節エネ
  13.4.4 日本のエネルギーの将来シナリオ
  13.4.5 適応策
 13.5 まとめ−現実的な温暖化防止策

引用・参考文献
あとがき (pdfファイル)
索引 (pdfファイル)

コラム
 環境保護(Preservation)と環境保全(Conservation)
 地球・生物・人類の歴史
 地球環境問題小史
 “化学物質”とは?
 身の回りのリスク
 ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment;LCA)
 エルニーニョ/ラニーニャ現象/南方振動
 確認埋蔵量と可採年数
 発電の効率
 固定価格買い取り制度(FIT,Feed-in Tariff)
 原子爆弾と水素爆弾
 福島原発事故
 貴金属のリサイクル技術
 次世代自動車とその二酸化炭素削減効果

著作者紹介

御園生 誠
みそのう まこと 
1939年 鹿児島県に生まれる。東京大学工学部卒業。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。東京大学助手・講師・助教授・教授、工学院大学教授、製品評価技術基盤機構理事長などを歴任。主な著書に『触媒化学』(共著、丸善出版)、『触媒の事典』(共著、朝倉書店)、『グリーンケミストリー』(共立出版)などがある。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


姉妹書
『化学環境学』
化学環境学


関連書籍
『環境化学(改訂版)』
環境化学(改訂版)


『環境化学』
環境化学


『化学の目でみる 地球の環境(改訂版)[POD版]』
化学の目でみる 地球の環境
(改訂版)[POD版]



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