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化学新シリーズ 
環境化学
Environmental Chemistry

在庫マーク

東京農工大学名誉教授 理博 小倉紀雄・
東京工業大学名誉教授 理博 一國雅巳 共著

A5判/164頁/定価2530円(本体2300円+税10%)/2001年11月発行
ISBN 978-4-7853-3209-9 (旧ISBN 4-7853-3209-3)  C3043
オンデマンド方式による印刷・製本

 古典的な環境汚染のみならず,人類が現在直面する地球環境問題をも積極的にとり上げた,フレッシュな半期用入門テキスト.


サポート情報

正誤表 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.序論
2.環境中の物質移動
3.大気
4.水
5.土壌
6.生物圏
7.地球温暖化
8.酸性雨

詳細目次  →『環境化学』目次

まえがき (pdfファイル)

1.序論
 1.1 環境とはなにか
 1.2 自然界と人間との関わり
 1.3 公害の発生
 1.4 環境モニタリング
 1.5 環境化学の誕生
 演習問題

2.環境中の物質移動
 2.1 物質を輸送する媒体
 2.2 輸送媒体の働き
  2.2.1 大気
  2.2.2 海洋
  2.2.3 河川
 2.3 定常状態
  2.3.1 大気
  2.3.2 海洋
 2.4 定常状態の成立までの経過
 2.5 廃棄物問題
 演習問題

3.大気
 3.1 主要成分
  3.1.1 窒素
  3.1.2 酸素
  3.1.3 二酸化炭素
 3.2 微量成分の濃度とその経年変化
  3.2.1 メタン
  3.2.2 一酸化二窒素
  3.2.3 オゾン
  3.2.4 フロン
  3.2.5 硫黄化合物
  3.2.6 水蒸気
  3.2.7 その他の微量気体
  3.2.8 大気エアロゾル
 3.3 大気汚染
  3.3.1 大気中の汚染物質濃度
  3.3.2 都市の大気汚染
  3.3.3 大気汚染の影響
 演習問題

4.水
 4.1 水の特異性
 4.2 地球上の水の分布と平均滞留時間
 4.3 水収支
 4.4 水資源と水利用
  4.4.1 日本と世界各国の降水量
  4.4.2 日本の地域別水資源賦存量
  4.4.3 水利用
 4.5 海水の化学組成
 4.6 陸水の化学組成
  4.6.1 河川水
  4.6.2 湖沼水
  4.6.3 地下水
 4.7 雨水の化学組成
 4.8 水質汚染の実態と原因
  4.8.1 水質汚染の原因
  4.8.2 富栄養化・赤潮・青潮
  4.8.3 微量汚染物質
 4.9 水質汚染の制御
  4.9.1 台所での雑排水対策
  4.9.2 側溝・水路での対策
  4.9.3 下水道・合併浄化槽の整備
  4.9.4 自浄作用の強化 −多自然型川づくり−
  4.9.5 干潟・浅瀬の活用
 演習問題

5.土壌
 5.1 土壌とはなにか
 5.2 土壌の構成成分
 5.3 土壌の特性
  5.3.1 通気性
  5.3.2 透水性
  5.3.3 保水性
  5.3.4 保肥性
 5.4 土壌の層状構造
 5.5 レザーバとしての土壌
 5.6 土壌の化学組成
 5.7 土壌の分類
 5.8 土壌汚染
  5.8.1 土壌汚染の特徴
  5.8.2 汚染物質
 演習問題

6.生物圏
 6.1 生物圏の概念
 6.2 生物圏に存在する元素
  6.2.1 生物体の元素組成
  6.2.2 植物中の元素
  6.2.3 動物中の元素
  6.2.4 生物濃縮
 6.3 物質循環
  6.3.1 炭素の循環
  6.3.2 窒素の循環
  6.3.3 リンの循環
  6.3.4 硫黄の循環
  6.3.5 水の循環
 演習問題

7.地球温暖化
 7.1 地球の表面温度
 7.2 気温の変動に関与する因子
 7.3 温室効果ガス
 7.4 地球温暖化がもたらす被害
  7.4.1 地球規模の災害
  7.4.2 海面上昇
  7.4.3 異常気象
  7.4.4 生態系に見られる変化
  7.4.5 乾燥化
 7.5 地球温暖化の防止対策
 演習問題

8.酸性雨
 8.1 酸性雨とはなにか
 8.2 化学成分の雨水への取り込み
 8.3 酸性雨の実態
  8.3.1 ヨーロッパ・北アメリカ
  8.3.2 日本
  8.3.3 中国
 8.4 陸域生態系への影響
  8.4.1 土壌・森林生態系
  8.4.2 陸水生態系
 8.5 陸水生態系の酸性化の検証
  8.5.1 水質・生物相の観測
  8.5.2 堆積物中の化学成分・生物相の変化からの推定
 8.6 陸水・底質の緩衝作用
  8.6.1 化学的緩衝作用
  8.6.2 生物学的緩衝作用
 8.7 市民による酸性雨監視ネットワーク
  8.7.1 全米の酸性雨監視ネットワーク
  8.7.2 わが国の酸性雨監視ネットワーク
 演習問題

さらに勉強したい人たちのために
問題の解答と解説
索引

著作者紹介

小倉 紀雄
おぐら のりお 
1940年 東京都に生まれる.東京都立大学理学部卒業,東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了.東京都立大学助手,東京農工大学助教授・教授などを歴任. 主な著書に『水辺と人の環境学(全3巻)』(共編,朝倉書店),『川と湖を見る・知る・探る』(監修,地人書館),『図説 日本の河川』(共編,朝倉書店),『調べる・身近な環境』(共著,講談社)などがある.

一國 雅巳
いちくに まさみ 
1930年 東京都に生まれる.東京大学理学部卒業.東京都立大学助教授,東北大学教授,東京工業大学教授,埼玉大学教授などを歴任.主な著書・訳書に『物質の科学・分析』(放送大学教育振興会),『無機地球化学』(培風館),『マグロウヒル大学演習 一般化学』(翻訳,オーム社),『ブラディ 一般化学〈上〉〈下〉』(共訳,東京化学同人)などがある.

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


この著作者の本
『基礎無機化学(改訂版)』
基礎無機化学(改訂版)


『基礎無機化学』
基礎無機化学


『市民環境科学への招待』
市民環境科学への招待


関連書籍
『環境化学(改訂版)』
環境化学(改訂版)


『化学の目でみる 地球の環境(改訂版)[POD版]』
化学の目でみる
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『現代の化学環境学』
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