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基礎生物学選書 10 
発生生物学
Developmental Biology

在庫マーク

名古屋大学名誉教授 理博 中埜栄三 著

A5判/166頁/定価2860円(本体2600円+税10%)/1986年12月発行
ISBN 978-4-7853-5112-0(旧ISBN 4-7853-5112-8)  C3045

 最近の分子生物学、とくに遺伝子関係技術の急速な進展によって、発生生物学は新しい時代を迎えようとしている。本書は、発生生物学の展開のあとをたどり、現在までに得られた知見を整理して、新しい展望へと導くことを試みたものである。


目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.発生生物学
2.発生の概略
3.発生の開始(受精)
4.細胞の増殖(卵割)
5.発生のエネルギー
6.タンパク合成
7.遺伝情報
8.細胞相互作用
9.形態形成
10.発生の本質

詳細目次

編集趣旨/まえがき

1.発生生物学
 1.1 発生学と発生生物学
 1.2 発生生物学の研究方法

2.発生の概略
 2.1 卵形性
 2.2 卵成熟
 2.3 受精
 2.4 卵割
 2.5 胞胚形成
 2.6 原腸胚形成
 2.7 器官形成
 2.8 変態
 2.9 成長

3.発生の開始(受精)
 3.1 精子
 3.2 卵
 3.3 卵・精子の相互作用
 3.4 表層変化
 3.5 多精拒否
 3.6 再受精
 3.7 受精に伴う諸現象

4.細胞の増殖(卵割)
 4.1 分裂装置
 4.2 表層
 4.3 DNA合成
 4.4 周期的変化
 4.5 細胞数の増加

5.発生のエネルギー
 5.1 呼吸
 5.2 解糖
 5.3 トリカルボン酸回路(TCA回路)
 5.4 チトクロム系

6.タンパク合成
 6.1 タンパク合成の活性化
 6.2 活性化の機構
 6.3 合成されるタンパク質
 6.4 タンパク合成系

7.遺伝情報
 7.1 ヒストン遺伝子
 7.2 リボソーム遺伝子
 7.3 アクチン遺伝子
 7.4 グロビン遺伝子
 7.5 クリスタリン遺伝子
 7.6 転移因子
 7.7 ホメオボックス
 7.8 遺伝情報の発現

8.細胞相互作用
 8.1 細胞選別
 8.2 細胞接着
 8.3 細胞外マトリクス

9.形態形成
 9.1 原腸形成
 9.2 器官形成

10.発生の本質
 10.1 極性と軸性
 10.2 位置情報
 10.3 前成と後成

参考書
索引

著作者紹介

中埜 栄三
なかの えいぞう 
1922年 愛知県に生まれる。旧制第八高等学校を経て名古屋帝国大学理学部卒業。名古屋大学講師・助教授・教授、東海学園女子短期大学教授などを歴任。主な著書・訳書に『ナポリ臨海実験所』(編著、東海大学出版会)、『電気泳動実験法』(共著、廣川書店)、モンロイ&モスコーナ著『発生生物学序説』(共訳、東海大学出版会)、モンロイ著『受精の生理化学』(岩崎学術出版社)などがある。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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