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『発生の生化学』 カバー


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発生の生化学

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名古屋大学名誉教授 理博 中埜栄三・
東京大学名誉教授 理博 毛利秀雄・
千葉大学名誉教授 理博 丸山工作 編

A5判/354頁/定価4950円(本体4500円+税10%)/1979年4月発行
ISBN 978-4-7853-5805-1(旧ISBN 4-7853-5805-X)  C3045

 発生の過程を分子のレベルで解析して、発生の仕組みを理解しようというのが「発生の生化学」である。本書は、第一線で活躍する研究者の方々に、それぞれの専門分野の現状をまとめてもらったものである。


目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.発生生化学の歴史
2.卵の成熟
3.精子
4.卵と精子の相互作用
5.受精とエネルギー代謝
6.卵割
7.DNAとRNA
8.リボソーム
9.ヒストン
10.発生と代謝パターン
11.核・細胞質間相互作用と細胞分化
12.細胞間相互作用
13.形成体
14.孵化酵素
15.ヘモグロビンの個体発生と赤血球の分化
16.軟骨
17.筋分化
18.昆虫の変態とホルモン
19.系統分化と組織適合抗原

詳細目次

まえがき

1.発生生化学の歴史
 §1 発生学より発生生化学へ
 §2 発生生化学の方法
 §3 発生生化学の成果

2.卵の成熟
 §1 はじめに
 §2 生殖巣刺激ホルモンと卵成熟
 §3 卵成熟誘起ホルモン
 §4 卵成熟を促進する細胞質因子
 §5 卵母細胞における細胞分裂静止因子
 §6 おわりに

3.精子
 §1 はじめに
 §2 精子の構造
 §3 精子の物質代謝
 §4 運動機構

4.卵と精子の相互作用
 §1 卵ゼリーと精子
 §2 卵膜層と精子
 §3 細胞膜と精子
 §4 多精拒否

5.受精とエネルギー代謝
 §1 ウニ卵の主要なエネルギー源物質
 §2 ウニ卵の糖代謝系
 §3 解糖系・糖新生系の役割
 §4 解糖系・糖新生系の調節機構
 §5 TCA回路の流速調節機構
 §6 ウニ卵の受精と呼吸鎖
 §7 おわりに

6.卵割
 §1 はじめに
 §2 分裂装置の形成
 §3 分裂装置の構造
 §4 分裂装置の機能
 §5 卵表層の繊維タンパク質

7.DNAとRNA
 §1 卵割と細胞周期
 §2 DNAの複製
 §3 DNA複製の調節
 §4 発生における転写

8.リボソーム
 §1 はじめに
 §2 リボソーム ──その形態と機能
 §3 卵形成
 §4 初期発生

9.ヒストン
 §1 ヒストンの種類および命名について
 §2 ヒストンまたはヌクレオヒストンの主要な性質およびヒストンの1次構造
 §3 染色糸構造とヒストン
 §4 鋳型活性とヒストン
 §5 ヒストン合成とヒストンのmRNA
 §6 ヒストンの遺伝子
 §7 発生過程でのヒストン
 §8 ヒストン以外の染色糸タンパク質

10.発生と代謝パターン
 §1 はじめに
 §2 呼吸代謝
 §3 糖代謝
 §4 リン酸代謝
 §5 脂質代謝
 §6 アミノ酸・タンパク質代謝
 §7 極性と代謝パターン
 §8 おわりに

11.核・細胞質間相互作用と細胞分化
 §1 はじめに−核・細胞質間相互作用について
 §2 核の等価性と細胞質の部域による異質性
 §3 核・細胞質間相互作用と細胞間相互作用
 §4 細胞質因子について
 §5 眠っている核をよびおこすこと
 §6 おわりに−これからの発生学とプロテオグリカン

12.細胞間相互作用
 §1 形態形成と細胞選別
 §2 細胞の極性と細胞間相互作用

13.形成体
 §1 形成体(オーガナイザー)の性質
 §2 異質誘導源とその作用機構
 §3 形成体と異質誘導源の比較考察

14.孵化酵素
 §1 ウニの孵化酵素
 §2 昆虫の孵化酵素
 §3 魚類の孵化酵素
 §4 両生類の孵化酵素

15.ヘモグロビンの個体発生と赤血球の分化
 §1 はじめに
 §2 ヘモグロビンの個体発生
 §3 赤血球の分化
 §4 赤血球の分化とヘモグロビンの発現
 §5 おわりに

16.軟骨
 §1 軟骨特有の分子(その1)−軟骨型プロテオグリカン
 §2 軟骨特有の分子(その2)−軟骨型コラーゲン
 §3 軟骨細胞のプロテオグリカンとコラーゲン生合成
 §4 軟骨形成−細胞集団の行動とそれをあやつる分子

17.筋分化
 §1 はじめに
 §2 筋細胞分化の道すじ
 §3 筋細胞の培養
 §4 筋構造タンパク質の分化
 §5 筋原繊維の形成
 §6 おわりに

18.昆虫の変態とホルモン
 §1 はじめに
 §2 前胸腺ホルモン−エクダイソン
 §3 アラタ体と幼若ホルモン
 §4 脳ホルモン
 §5 おわりに

19.系統分化と組織適合抗原
 §1 はじめに
 §2 研究発展の道筋
 §3 マウスH-2抗原の特性と問題点
 §4 H-2抗原の系統的分布

索引

著作者紹介

中埜 栄三
なかの えいぞう 
1922年 愛知県に生まれる。旧制第八高等学校を経て名古屋帝国大学理学部卒業。名古屋大学講師・助教授・教授、東海学園女子短期大学教授などを歴任。主な著書・訳書に『ナポリ臨海実験所』(編著、東海大学出版会)、『電気泳動実験法』(共著、廣川書店)、モンロイ&モスコーナ著『発生生物学序説』(共訳、東海大学出版会)、モンロイ著『受精の生理化学』(岩崎学術出版社)などがある。

毛利 秀雄
もうり ひでお 
1930年 東京都に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院修了。東京大学講師・助教授・教授、放送大学副学長、基礎生物学研究所所長などを歴任。基礎生物学研究所名誉教授。主な著書・訳書に『天皇家と生物学』(朝日新聞出版)、『東京大学三崎臨海実験所雑記』(生物研究社)、『生物学の夢を追い求めて』(ミネルヴァ書房)、『新編精子学』(監修、東京大学出版会)、『精子の話』(岩波書店)、ブラッシェ著『分子発生学』(講談社)などがある。

丸山 工作
まるやま こうさく 
1930年 東京都に生まれる。東京大学理学部卒業。東京大学助手・助教授、京都大学教授、千葉大学教授・学長、大学入試センター所長などを歴任。主な著書に『筋収縮の制御』(岩波書店)、『生命現象を探る』(中央公論社)などがある。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)

執筆者一覧 (pdfファイル)
(執筆者の所属等は初版刊行時)


この著作者の本
『発生生物学』
発生生物学


『生化学入門』
生化学入門


『生化学をつくった人々』
生化学をつくった人々



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