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新・生命科学シリーズ 
植物の系統と進化
Introduction to Plant Phylogeny and Evolution

在庫マーク

東京大学名誉教授 理博 伊藤元己 著

A5判/182頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2012年5月発行
ISBN 978-4-7853-5852-5  C3045

 現在、地球上でもっとも繁栄している植物群である被子植物へといたるまでに、植物は数々の進化的適応を獲得して多様化してきた。獲得されていった適応は、動物とは違った植物の生き方、すなわち独立栄養でおもに固着生活をするという生活戦略に深く関係している。
 本書では、おもに陸上植物を扱い、植物へいたる進化の道筋をまず概観し、次に陸上植物における進化上重要なイノベーションについて詳しく見ていく。最後に陸上植物の各群の特徴を解説する。その際に意図したのは、分子系統学の研究で明らかになった系統関係から植物の進化を解説することである。
 植物の進化はもちろん生物学全般に興味をもっている方に一読をお勧めする。

 日本図書館協会選定図書


サポート情報

はじめに  索引 (以上 pdfファイル)
正誤表 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.生物界と植物の系統
2.陸上植物の特徴
3.維管束植物の特徴
4.種子の起源と種子植物の特徴
5.被子植物の特徴と花の起源
6.被子植物の系統と進化
7.陸上植物の多様性と系統

詳細目次  →『植物の系統と進化』目次

はじめに (pdfファイル)

1.生物界と植物の系統
 1.1 生物界の系統
  1.1.1 分類学と系統学
  1.1.2 原核生物と真核生物
  1.1.3 五界説
  1.1.4 生物界の3ドメイン
  1.1.5 真核生物内の系統
 1.2 緑色植物の系統と進化
  1.2.1 緑色植物の系統
  1.2.2 緑色植物内における系統と進化
 1.3 陸上植物への道のり
  1.3.1 分子系統学的解析
  1.3.2 葉緑体DNA のイントロン
  1.3.3 シャジクモとミカヅキモの生活環
  1.3.4 植物の定義

2.陸上植物の特徴
 2.1 頂端分裂組織
 2.2 胞子体世代
 2.3 有壁胞子
 2.4 多細胞性の胚
 2.5 陸上植物に見られるその他の特徴
  2.5.1 クチクラ層
  2.5.2 気孔
 2.6 陸上植物における生殖器官の進化
  2.6.1 異型配偶子
  2.6.2 多細胞の配偶子嚢
 2.7 茎・葉・根 : 植物の基本的な構造
 2.8 最初の陸上植物
  2.8.1 クックソニア
  2.8.2 ライニー植物群
  2.8.3 微化石
 2.9 コケ植物の生活環

3.維管束植物の特徴
 3.1 胞子体優占の生活環
  3.1.1 シダ植物の生活環
  3.1.2 シダ型とコケ型の生活環のどちらが祖先的か?
 3.2 維管束
  3.2.1 陸上環境への適応と維管束
  3.2.2 維管束の構造
  3.2.3 仮道管要素
  3.2.4 中心柱
 3.3 葉の進化
  3.3.1 大葉と小葉
  3.3.2 小葉の進化
  3.3.3 大葉の進化
 3.4 根の進化
  3.4.1 根の構造
  3.4.2 根の発生様式
  3.4.3 根の起源

4.種子の起源と種子植物の特徴
 4.1 種子とは
 4.2 種子の起源
 4.3 種子化石における2つのタイプ
 4.4 種子植物の起源:原裸子植物
 4.5 裸子植物の生活環

5.被子植物の特徴と花の起源
 5.1 花
  5.1.1 花の構造
  5.1.2 花被
  5.1.3 雄ずいと花粉
  5.1.4 心皮と胚珠
 5.2 被子植物の生活環
  5.2.1 生活環の概要
  5.2.2 花粉
  5.2.3 胚珠
  5.2.4 重複受精
 5.3 花の化石
  5.3.1 アルカエアントス:モクレン型の花化石
  5.3.2 クーペリテス:センリョウ型の花化石
  5.3.3 アルカエフルクタス:最古の花化石?
 5.4 外珠皮と心皮: 裸子植物から被子植物への進化
  5.4.1 外珠皮
  5.4.2 心皮
  5.4.3 外珠皮と心皮の進化
 5.5 花の起源
  5.5.1 古典的仮説
  5.5.2 化石植物との比較形態からの仮説
 5.6 新たな花の起源仮説へ向けて

6.被子植物の系統と進化
 6.1 被子植物の進化傾向
  6.1.1 子房
  6.1.2 花被と花弁の進化
  6.1.3 離弁花から合弁花へ
  6.1.4 他殖と自殖
 6.2 送粉者・種子散布者との共進化
  6.2.1 被子植物と動物の共進化
  6.2.2 花と送粉者の関係

7.陸上植物の多様性と系統
 7.1 コケ植物
  7.1.1 コケ植物とは
  7.1.2 コケ植物の系統
  7.1.3 苔植物門 Hepatophyta
  7.1.4 ツノゴケ植物門 Anthocerophyta
  7.1.5 蘚植物門 Bryophyta
 7.2 無種子維管束植物
  7.2.1 維管束植物の系統と分類
  7.2.2 ヒカゲノカズラ植物門 Lycophyta
  7.2.3 シダ植物門 Pteridophyta
 7.3 裸子植物
  7.3.1 裸子植物の分類
  7.3.2 裸子植物の系統
 7.4 被子植物
  7.4.1 被子植物の系統
  7.4.2 基部被子植物
  7.4.3 単子葉植物
  7.4.4 真正双子葉植物

Appendix 陸上植物の分類体系
参考文献・引用文献
索引

コラム1-1 地質年代
コラム1-2 分子系統学
コラム1-3 分岐学(Cladistics)
コラム5-1 遺伝子の相同性
コラム5-2 花のABC モデル
コラム6-1 花の形態的特徴
コラム7-1 生物の階層的分類
コラム7-2 同型胞子性と異型胞子性
コラム7-3 マツバランとイワヒバ:日本の古典園芸植物
コラム7-4 ツクシとスギナ
コラム7-5 イチョウとソテツの精子の発見

著作者紹介

伊藤 元己
いとう もとみ 
1956年 愛知県生まれ。京都大学理学部卒業、京都大学大学院理学研究科博士課程修了。東京都立大学助手、千葉大学助教授、東京大学助教授・教授などを歴任。主な著書・訳書に『新しい植物分類体系』(共著、文一総合出版)、『植物分類学』(東京大学出版会)、『絶滅危惧植物図鑑 レッドデータプランツ 増補改訂新版』(監修、山と溪谷社)、キャンベルほか著『キャンベル生物学』(共監訳、丸善出版)などがある。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


姉妹書
『動物の系統分類と進化』
動物の系統分類と進化


この著作者の本
『生物の種多様性』
生物の種多様性

(分担執筆)

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