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生命工学シリーズ III
生命材料工学
Biomaterial Science
東京大学名誉教授 工博 片岡一則 編
A5判/284頁/定価4400円(本体4000円+税10%)/1991年3月発行
ISBN 978-4-7853-5908-9 (旧ISBN 4-7853-5908-0)
C3045
バイオサイエンスの進展と相呼応して、生体あるいはその構成要素(タンパク質、細胞など)とのインターフェースで機能する材料──バイオマテリアルに対する関心が大きくなってきた。本書は、「生体の認識と応答を制御する材料」という概念を背景に、生命材料工学の中核的な分野をいくつか選定して、第一線の研究者の方々にご執筆いただいた。
I.はじめに
1.バイオマテリアルが拓く未来医学
II.生命機能を支える新材料
2.抗血栓性材料と人工臓器
3.ハイブリッド材料の創成と新機能の開拓
4.材料による免疫制御
5.バイオセラミックスの新展開
III.新材料が拓く新しい治療技術
6.刺激応答性膜の設計と応用
7.薬物送達システムと高分子材料
8.薬物送達システムによる選択的化学療法
IV.バイオ新素材への挑戦
9.ミクロスフェアの生命工学的応用と設計
10.高吸水性ハイドロゲル
11.バイオエレクトロニクスと新素材
編集趣旨/まえがき
I.はじめに
1.バイオマテリアルが拓く未来医学
1.1 今,なぜ,バイオマテリアルか
1.2 バイオマテリアルの進歩
1.3 階層別にみたバイオマテリアル
1.4 ファイン・バイオマテリアルと未来医学
II.生命機能を支える新材料
2.抗血栓性材料と人工臓器
2.1 バイオマテリアルの意義
2.2 異物表面での血栓形成
2.3 抗血栓性材料設計の考え方
2.4 材料表面での血漿タンパク質の挙動
2.5 実用化のために−おわりに代えて
参考文献
3.ハイブリッド材料の創成と新機能の開拓
3.1 ハイブリッド材料への期待
3.2 ハイブリッド型人工心臓の必要性
3.3 肝細胞特異性材料の設計
3.4 薬物応答性肝バイオシミュレーターとしての応用
3.5 人工基質材料上での肝組織構築
おわりに
参考文献
4.材料による免疫制御
4.1 免疫吸着材料
4.2 免疫細胞の分離・除去材料
4.3 免疫細胞賦活・活性化材料
おわりに
参考文献
5.バイオセラミックスの新展開
5.1 アパタイト
5.2 アルミナ
5.3 TCP
5.4 バイオガラス
5.5 結晶化ガラス
5.6 ジルコニア
5.7 カーボンセラミックス
5.8 複合材
5.9 今後の指針
参考文献
III.新材料が拓く新しい治療技術
6.刺激応答性膜の設計と応用
6.1 生体膜の刺激応答性と固定化材料
6.2 刺激応答性ハイドロゲル膜の設計と機能
6.3 高分子電解質膜の刺激応答性
6.4 酵素を利用した特異的応答膜の設計
6.5 刺激応答性膜のインシュリン放出制御製剤への応用
おわりに
参考文献
7.薬物送達システムと高分子材料
7.1 薬物徐放性高分子の徐放機構
7.2 薬物徐放の現状と展開
7.3 薬物徐放に関する新たな動向
参考文献
8.薬物送達システムによる選択的化学療法
8.1 薬物送達システムの基本的考え方
8.2 選択的化学療法と標的指向化
8.3 化学的手法を利用した標的指向化
8.4 剤形修飾を利用した標的指向化
8.5 生物素材を利用した標的指向化
8.6 外部誘導を利用した標的指向化
おわりに
参考文献
IV.バイオ新素材への挑戦
9.ミクロスフェアの生命工学的応用と設計
9.1 高分子ミクロスフェアのプロファイル
9.2 高分子ミクロスフェアへのタンパク質の吸着
9.3 被貪食材料としての高分子微粒子
9.4 血液浄化材料
9.5 ラテックス診断薬
9.6 細胞ラベル材料
9.7 細胞分離剤
9.8 EIA,RIA,蛍光イムノアッセイ
9.9 薬物送達
9.10 高分子ミクロスフェアの作製
おわりに
参考文献
10.高吸水性ハイドロゲル
10.1 ハイドロゲルとは
10.2 組織培養基材
10.3 眼科医療材料
10.4 その他のハイドロゲルの利用
おわりに
参考文献
11.バイオエレクトロニクスと新素材
11.1 バイオエレクトロニクスのターゲット
11.2 バイオセンサ
11.3 分子インターフェース
11.4 バイオ素子の構築
11.5 人工シナプス
11.6 細胞機能の電気制御
むすび
参考文献
索引
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片岡 一則
かたおか かずのり
1950年 東京都に生まれる。東京大学工学部卒業、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京女子医科大学助手・講師・助教授、東京理科大学助教授・教授、東京大学教授、パリ大学客員教授、ミュンヘン大学客員教授などを歴任。主な著書に『ドラッグキャリア設計入門』(共編、丸善出版)、『医療ナノテクノロジー』(監修、杏林図書)、『バイオナノテクノロジー』(共編、オーム社)、『生体適合性ポリマー』(共著、共立出版)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
→ 執筆者一覧 (pdfファイル)
(所属などは初版刊行時のものです)
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