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基礎工業熱力学
原題:Basic Engineering Thermodynamics

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P. B. Whalley 著/
元 武蔵工業大学准教授  多田壽雄 訳

A5判/240頁/定価3190円(本体2900円+税10%)/1995年5月31日発行
ISBN 978-4-7853-6017-7 (旧ISBN 4-7853-6017-8)  C3053

 初学者にとって本当に必要な事柄のみを収めた、高専・大学向けテキスト。
 厳密さにとらわれないようにできる限り例を挙げながら説明するなど、深い教育的配慮がなされている。本文中には多くの例題を設け、また各章末には演習問題を収め、効果的な学習のための工夫が存分になされている。


サポート情報

正誤表 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.緒言
2.理想気体
3.実在気体
4.蒸気,液体および固体
5.システム,プロセスおよびサイクル:熱力学の術語
6.閉じたシステムに対する熱力学の第一法則
7.定常流れのシステムに対する熱力学の第一法則:定常流れのエネルギ式
8.熱機関,熱ポンプと熱力学の第二法則
9.熱力学の第二法則からの結果
10.エントロピ
11.熱力学特性の分子的説明
12.特性線図
13.タービンおよび圧縮機
14.定常流れ動力サイクル:ランキンサイクル
15.定常流れの動力発生サイクル:ガスタービンサイクル
16.熱ポンプおよび冷凍機サイクル
17.内燃機関サイクル
18.熱力学の式

詳細目次  

序文
訳者序文

1.緒言
 1.1 本章の要点
 1.2 熱力学とは?
 1.3 仕事の本質
 1.4 熱の本質
 1.5 熱力学の第ゼロ法則
 1.6 エネルギーの違う形としての熱と仕事
 1.7 更に熱について
 1.8 熱力学の工学的応用
 問題

2.理想気体
 2.1 本章の要点
 2.2 原子,分子,および分子量
 2.3 ボイルの法則およびシャールの法則
 2.4 理想気体の式と一般ガス定数
 2.5 理想気体の式による温度の決定
 2.6 問題

3.実在気体
 3.1 本章の要点
 3.2 理想気体の挙動との相違
 3.3 理想気体の挙動を示す式
 3.4 対応状態に対する法則
 3.5 問題

4.蒸気,液体および固体
 4.1 本章の要点
 4.2 相律
 4.3 蒸気圧曲線
 4.4 更に臨界点について
 4.5 蒸気-液体-固体のシステムの平衡線図
 4.6 蒸気表とその用法
 4.7 問題

5.システム,プロセスおよびサイクル:熱力学の術語
 5.1 本章の要点
 5.2 熱力学のシステムおよび状態量
 5.3 過程および可逆性
 5.4 熱力学のサイクル
 5.5 問題

6.閉じたシステムに対する熱力学の第一法則
 6.1 本章の要点
 6.2 第一法則の記述
 6.3 内部エネルギ
 6.4 閉じたシステムの可逆過程における仕事
 6.5 内部エネルギおよび比熱
 6.6 理想気体に対する第一法則を使用する例題
 6.7 蒸気-水のシステムに対する第一法則を使用する例題
 6.8 気体のポリトロープ過程における仕事および熱伝達
 6.9 熱を仕事に変換するサイクル
 6.10 問題

7.定常流れのシステムに対する熱力学の第一法則:定常流れのエネルギ式
 7.1 本章の要点
 7.2 更に仕事および内部エネルギについて
 7.3 定常流れのエネルギ式
 7.4 エンタルピおよび比熱
 7.5 定常流れの可逆過程における仕事伝達
 7.6 例題:理想気体のシステム
 7.7 例題:蒸気-水のシステム,ランキンサイクル
 7.8 問題

8.熱機関,熱ポンプと熱力学の第二法則
 8.1 本章の要点
 8.2 熱機関
 8.3 熱ポンプおよび冷凍機
 8.4 熱力学の第二法則
 8.5 第二法則のプランクとクラウジウスの表現の等価性

9.熱力学の第二法則からの結果
 9.1 本章の要点
 9.2 可逆熱機関は最高効率の熱機関
 9.3 熱力学的温度
 9.4 カルノーサイクル
 9.5 クラウジウスの不等式
 9.6 熱力学的状態量のエントロピ
 9.7 問題

10.エントロピ
 10.1 本章の要点
 10.2 可逆性の基準としてのエントロピ
 10.3 エントロピ変化の計算
 10.4 第一法則と第二法則の結合
 10.5 理想気体のエントロピ変化
 10.6 蒸気-水のシステムのエントロピ変化
 10.7 問題

11.熱力学特性の分子的説明
 11.1 本章の要点
 11.2 ガス運動論
 11.3 内部エネルギおよび比熱
 11.4 ガスの比熱比
 11.5 エントロピ
 11.6 問題

12.特性線図
 12.1 本章の要点
 12.2 理想気体の圧力-容積および温度-エントロピ線図
 12.3 蒸気-液体のシステムに対する圧力-容積および温度-エントロピ線図
 12.4 モリエル線図
 12.5 冷凍システムに対する圧力-エンタルピ線図
 12.6 問題

13.タービンおよび圧縮機
 13.1 本章の要点
 13.2 タービン:一般原理
 13.3 ガスタービン
 13.4 蒸気タービン
 13.5 蒸気タービンに対する液滴の影響
 13.6 圧縮機と断熱効率
 13.7 圧縮機:効率のもう一つの定義
 13.8 問題

14.定常流れ動力サイクル:ランキンサイクル
 14.1 本章の要点
 14.2 基本ランキンサイクル
 14.3 ランキンサイクルの改善:理論
 14.4 ランキンサイクルの改善:実際的な改善
 14.5 問題

15.定常流れの動力発生サイクル:ガスタービンサイクル
 15.1 本章の要点
 15.2 基本ガスタービンサイクル
 15.3 ガスタービンの改良
 15.4 複合サイクル:ガスタービンとランキンサイクル
 15.5 問題

16.熱ポンプおよび冷凍機サイクル
 16.1 本章の要点
 16.2 冷凍機あるいは熱ポンプとして用いられるカルノーサイクル
 16.3 冷凍機または熱ポンプに対する実際のサイクル
 16.4 膨張過程にはタービンか,あるいは絞りか?
 16.5 圧力-エンタルピ線図の利用
 16.6 吸収サイクル冷凍機
 16.7 問題

17.内燃機関サイクル
 17.1 本章の要点
 17.2 4ストローク火花点火機関の簡単な説明
 17.3 オットー空気標準サイクル
 17.4 ディーゼルサイクルとその空気標準サイクル
 17.5 問題

18.熱力学の式
 18.1 本章の要点
 18.2 マックスウェルの式
 18.3 マックスウェルの式の応用
 18.4 クラウジウス-クラペーロンの式
 18.5 ベルヌーイの式の簡単な誘導
 18.6 問題

問題解答
索引

著作者紹介

P. B. Whalley
ピー ビー ワイリー 
元 オックスフォード大学教授。主な著書に“Boiling, Condensation, and Gas-Liquid Flow”“Two-Phase Flow and Heat Transfer”(以上 Oxford University Press)などがある。

多田 壽雄
ただ としお 
1925年 生まれ。武蔵工業大学卒業。日本大学大学院工学研究科修士課程修了。武蔵工業大学助手・講師・助教授などを歴任。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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