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つくる立場からみた 複合材料入門
Introduction to Composite Materials for Chemists
群馬大学名誉教授 工博 大谷杉郎 著
A5判/200頁/定価3080円(本体2800円+税10%)/1995年5月25日発行
ISBN 978-4-7853-6804-3 (旧ISBN 4-7853-6804-7)
C3058
材料関係諸学科のうち、特に化学を専攻する人たちのための複合材料の入門書。
数学的表現や工学的な用語にできるだけよらないことで、化学専攻の人たちの理解を容易にしている。また「複合材料をつくる」という立場に立って、実際の製作工程における問題についても解説されている。
予備知識を一切必要としない平易な説明で一貫された本書は、入門書としてまさに最適といえよう。
1.全体を見渡す
2.繊維の複合 −航空・宇宙用先進複合材料−
3.混合による複合 −セメントとポリマーアロイ−
4.積層による複合 −機能性複合材料−
5.まとめ
はじめに
1.全体を見渡す
1.1 言葉の定義
1.2 天然の複合材料
1.3 複合材料の種類と歴史
2.繊維の複合 −航空・宇宙用先進複合材料−
2.1 なぜ複合材料なのか
2.2 繊維素材の開発
2.3 異方性材料の得失
2.4 複合材料の製作工程
2.5 要求される多くの性質
2.6 特性に関連する諸要素
2.7 母材としての樹脂
2.8 複合材料の総合的特性改善
2.9 加工と組み立て
2.10 炭素繊維/炭素,炭素繊維/金属複合材料
3.混合による複合 −セメントとポリマーアロイ−
3.1 セメント系複合材料
3.2 基本成分の違うセメント
3.3 繊維補強セメント
3.4 高分子多成分系材料(ポリマーアロイ)
3.5 セメントとポリマーアロイの比較
4.積層による複合 −機能性複合材料−
4.1 積層型複合材料の特徴
4.2 包装用積層フィルム
4.3 磁気記録材料(ビデオテープ)
5.まとめ
5.1 天然物と人工物
5.2 複合の目的と複合効果
5.3 共通事項と特殊性
付録
索引
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大谷 杉郎
おおたに すぎお
1947年 桐生工業専門学校工業化学科卒業。群馬大学講師・助教授・教授、東海大学教授、炭素材料学会会長などを歴任。主な著書に『驚異の炭素』(ダイヤモンド社)、『炭素化工学の基礎』(共著、オーム社)などがある。
(情報は初版刊行時のものから修正しています)
新工業化学概論 (改訂版)
炭素・自問自答
複合材料入門
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