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非晶質フォトニクス材料
Amorphous Materials for Photonics
京都大学名誉教授 工博 平尾一之・
三重大学准教授 工博 那須弘行・
京都大学教授 工博 田中勝久 共著
A5判/172頁/定価2970円(本体2700円+税10%)/2003年9月25日発行
ISBN 978-4-7853-6812-8 (旧ISBN 4-7853-6812-8)
C3058
20世紀後半から始まった高度情報化社会の出現を可能にした「エレクトロニクス」をさらに改良するための技術として期待される「フォトニクス」。フォトニクスの基盤となる材料のうち無機ガラス物質に注目し、特に酸化物ガラスやフッ化物ガラスにおける種々の光機能性を解説する。
1.非晶質フォトニクス材料総論
2.光ファイバー材料
3.非線形光学ガラス
4.希土類ドープガラスの基礎
5.希土類ドープガラスの応用
6.ガラスの磁性と磁気光学材料
はじめに
1.非晶質フォトニクス材料総論
1.1 フォトニクスの時代
1.2 光ファイバー
1.3 非線形光学ガラス
1.4 希土類ドープガラス
1.4.1 アップコンバージョン現象
1.4.2 レーザーガラス
1.4.3 ホールバーニング現象を利用した光メモリーガラス
1.5 磁気光学ガラス
1.6 その他の材料
2.光ファイバー材料
2.1 光伝送の原理
2.2 光伝送の効率
2.3 ファイバー用ガラス材料
2.3.1 シリカガラスファイバー
2.3.2 フッ化物ガラスファイバー
2.3.3 カルコゲン化物ガラスファイバー
2.4 ファイバーの構造と機能
2.4.1 分散シフトファイバー
2.4.2 分散補償ファイバー
2.4.3 偏波面保持ファイバー
2.5 波長分割多重と光増幅
3.非線形光学ガラス
3.1 非線形光学の基礎
3.1.1 非線形光学とは
3.1.2 2次非線形光学効果
3.1.3 3次非線形光学効果
3.2 ガラス材料と非線形光学効果
3.3 2次非線形光学効果を示すガラス
3.3.1 ファイバーからの光第二高調波発生
3.3.2 ポーリングしたガラスからの第二高調波発生
3.4 3次非線形光学効果を示すガラス
3.4.1 均質系ガラス
3.4.2 半導体超微粒子ドープガラス
3.4.3 金属微粒子ドープガラス
4.希土類ドープガラスの基礎
4.1 希土類イオンの電子構造
4.2 ガラス構造と希土類イオンの光物性
4.2.1 希土類イオンドープガラスの分光法
4.2.2 スペクトルの実例と解釈
4.3 ジャッド‐オーフェルト理論
5.希土類ドープガラスの応用
5.1 アップコンバージョン蛍光
5.1.1 希土類イオンのエネルギー準位と光増幅
5.1.2 アップコンバージョン蛍光とは
5.1.3 無輻射緩和とアップコンバージョン蛍光
5.1.4 ガラス構造と輻射遷移確率
5.1.5 励起状態吸収の直接観測
5.1.6 ガラスの材料設計シミュレーション
5.1.7 アップコンバージョン蛍光の応用
5.2 微小球レーザー
5.2.1 微小球レーザーとは
5.2.2 微小球レーザーの基礎
5.2.3 ガラス微小球の作製プロセス
5.2.4 ガラス微小球によるレーザー発振
5.2.5 その他の応用
5.3 スペクトルホールバーニングと光メモリー
5.3.1 スペクトルホールバーニング現象
5.3.2 スペクトルホールバーニングの機構
5.3.3 スペクトルホールバーニングの光メモリーへの応用
5.3.4 希土類ドープ酸化物ガラスの高温永続的スペクトルホールバーニング
6.ガラスの磁性と磁気光学材料
6.1 固体の磁気的性質
6.1.1 磁気双極子モーメント
6.1.2 反磁性
6.1.3 常磁性
6.1.4 強磁性,反強磁性およびフェリ磁性
6.1.5 超常磁性
6.2 非晶質酸化物磁性体
6.2.1 非晶質固体の磁性
6.2.2 イオン結合性非晶質固体の磁性
6.3 磁気光学ガラス
6.3.1 ファラデー効果
6.3.2 希土類高含有ガラス
6.3.3 反磁性ガラス
索引
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平尾 一之
ひらお かずゆき
1951年 生まれ。京都大学工学部卒業、京都大学大学院工学研究科博士課程修了。京都大学助手、コロラド大学博士研究員、京都大学助教授・教授、京都市イノベーションセンター長、京都市成長産業創造センター長などを歴任。主な著書・訳書に『ナノマテリアル最前線』(化学同人)、『無機化学』(共著、東京化学同人)、『シュライバー・アトキンス 無機化学』(共訳、東京化学同人)、『入門固体化学』(共訳、化学同人)などがある。
那須 弘行
なす ひろゆき
1955年 生まれ。京都大学工学部卒業、京都大学大学院工学研究科博士課程修了。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス枚博士研究員、広島大学助手、三重大学助教授を経て現職。
田中 勝久
たなか かつひさ
1961年 生まれ。京都大学工学部卒業、京都大学大学院工学研究科修士課程修了。三重大学助手、京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授などを経て現職。主な著書・訳書に『固体化学』(東京化学同人)、『物理化学要論』(共著、学術図書出版)、『シュライバー・アトキンス 無機化学』(共訳、東京化学同人)、Tilley 著『固体材料の科学』(共訳、東京化学同人)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
パソコンによる材料設計
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