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高分子の劣化 −原理とその応用−
原題:Polymer Degradation
Wolfram Schnabel 著/
北海道大学名誉教授 理博 相馬純吉 訳
A5判/268頁/定価4620円(本体4200円+税10%)/1993年11月30日発行
ISBN 978-4-7853-6904-0(旧ISBN 4-7853-6904-3)
C3058
高分子における劣化の原理を明らかにし、各種の劣化を統一的に記述した。劣化全般にわたる広い視野の養成に格好の教科書である。
1.序論
2.熱劣化
3.機械的劣化
4.光劣化
5.高エネルギー照射による劣化
6.生物劣化
7.化学劣化
序文
日本語版への序文
訳者序文
1.序論
1.1 定義
1.2 高分子劣化の形態
1.3 化学反応機構からの見方
1.4 高分子劣化の検知
2.熱劣化
2.1 はじめに
2.2 耐熱性評価のための方法
2.3 反応機構からの見方
2.4 耐熱性高分子
2.5 アブレーション
2.6 安定性
2.7 熱分解と高分子分析
2.8 熱分解と再利用
2.9 生体高分子の熱分解
3.機械的劣化
3.1 はじめに
3.2 反応機構からの見方
3.3 超音波劣化
3.4 応用
4.光劣化
4.1 はじめに
4.2 反応機構からの見方
4.3 酸素がないときの劣化
4.4 光酸化
4.5 応用
5.高エネルギー照射による劣化
5.1 はじめに
5.2 反応機構からの見方
5.3 種々の状況での合成高分子の劣化
5.4 生体高分子への放射線効果
5.5 応用
5.6 プラズマ化学
6.生物劣化
6.1 はじめに
6.2 生物劣化の様式
6.3 酵素による分解
6.4 合成高分子の微生物分解
6.5 生物劣化可能な高分子の合成
6.6 環境論的見地
7.化学劣化
7.1 はじめに
7.2 ソルボリシス
7.3 オレフィン二重結合の反応
7.4 酸化劣化
7.5 イオン劣化
7.6 選択的劣化
7.7 大気汚染物質との反応
7.8 溶液安定性
索引
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Wolfram Schnabel
ヴォルフラム シュナーベル
1931年 生まれ。ベルリン工科大学教授などを歴任。主な著書に“Polymers and Electromagnetic Radiation”、“Polymers and Light”(以上 Wiley-VCH)、『基礎放射線化学』(共著、翻訳本:化学同人)などがある。
相馬 純吉
そうま じゅんきち
1923年 北海道に生まれる。北海道大学理学部卒業。北海道学芸大学助教授、北海道大学教授、北海道工業大学教授、神奈川大学教授などを歴任。主な訳書に、Henglein他共著『基礎放射線化学』(共訳、化学同人)、ドーデル著『化学反応の量子論』(培風館)、ブラック著『材料科学要論』(アグネ)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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