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『求愛・性行動と脳の性分化』 カバー

内容見本タイトル
『求愛・性行動と脳の性分化』 内容見本


著作者紹介

小林 牧人
こばやし まきと 
1956年東京都生まれ.東京大学大学院農学系研究科博士課程修了.東京大学助手・助教授,国際基督教大学准教授を経て現職.専門は魚類行動生理学.主な著書に『魚類の行動研究と水産資源管理』(共編,恒星社厚生閣)などがある.

小澤 一史
おざわ ひとし 
1958年群馬県生まれ.東京慈恵会医科大学卒業.京都府立医科大学助教授などを経て現職.専門は神経内分泌学・神経解剖学.主な著訳書に『トートラ解剖学 第2版』(監訳,丸善出版),『解剖学・発生学』(共訳,東京化学同人)などがある.

棟方 有宗
むなかた ありむね 
1972年東京都生まれ.東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了.宮城教育大学講師・助教授を経て現職.専門は魚類行動生理学.主な著書に『魚類の行動研究と水産資源管理』(共編,恒星社厚生閣)などがある.

→ 執筆者一覧

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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【電子書籍】
ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ IV
求愛・性行動と脳の性分化 −愛−[カラー版]
Courtship, Sexual Behavior and Sexual Differentiation of the Brain

日本比較内分泌学会 編集委員会 
国際基督教大学教授 農博 小林牧人・
日本医科大学教授 医博 小澤一史・
宮城教育大学准教授 博(農) 棟方有宗 共編

標準価格2310円(本体2100円+税10%)/2016年5月電子版発行/
eISBN 978-4-7853-7730-4

 有性生殖を行う多くの動物では,効率よく自分の子孫を残すためには,性成熟している個体同士がタイミングよく出会い,受精のための性行動を行う必要がある.性行動の効率をあげるため,個体の行動は内分泌系,神経内分泌系,神経系により絶妙な調節がなされている.
 本書では,生殖活動のなかでも性行動に焦点をあて,魚類(キンギョ,サケ・マス),両生類(イモリ,カエル),鳥類,哺乳類(齧歯類),棘皮動物(ナマコ)などの動物たちが,どのような性行動を行い,その性行動が発現するためにどのようなホルモン,神経が関わっているのかを,これまでの研究成果も含めてわかりやすくまとめた.さらに,比較内分泌学の範疇を多少逸脱するが,ヒトの性行動についての章も加えた.

※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております.固定レイアウト型は文字だけを拡大することや,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能が使用できません.
※この電子書籍は,2016年に刊行された『求愛・性行動と脳の性分化』(第1版1刷)を元に電子書籍化したものです.


サポート情報

“紙”の書籍の紹介ページは→こちら
はじめに (pdfファイル)   索引 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.序論
2.魚類の性行動とホルモン
3.両生類の求愛・性行動とホルモン
4.鳥類の性行動とホルモン
5.齧歯類の性行動と脳の性分化
6.ヒトにおける求愛・性行動と脳の性
7.棘皮動物の産卵行動

詳細目次  →『求愛・性行動と脳の性分化』目次

はじめに (pdfファイル)

1.序論 [小林牧人・小澤一史・棟方有宗]
 1.1 生殖様式の多様性
 1.2 受精の様式
 1.3 行動学の4つの問い
 1.4 性行動という用語について
 1.5 おわりに

2.魚類の性行動とホルモン [小林牧人・棟方有宗]
 2.1 キンギョの性行動(産卵行動)
 2.2 プロスタグランジンとキンギョの性行動
 2.3 性ホルモンとキンギョの性行動
 2.4 キンギョの性行動の性的可逆性
 2.5 サケ科魚類の生活史と回遊行動
 2.6 サクラマスの回遊行動
 2.7 サクラマスの降河回遊行動とホルモン
 2.8 サクラマスの遡上回遊行動とホルモン
 2.9 サクラマスの雌雄の性行動
 2.10 性ホルモンと雌のサクラマスの性行動
 2.11 性ホルモンと雄のサクラマスの性行動
 2.12 サクラマスの生活史と性ホルモン
 2.13 魚類の脳は両性か?
 2.14 おわりに

3.両生類の求愛・性行動とホルモン [豊田ふみよ]
 3.1 両生類の行動様式
  3.1.1 有尾類の性行動
  3.1.2 無尾類の性行動
 3.2 両生類の性行動のホルモン調節
  3.2.1 有尾類の性行動のホルモン調節
  3.2.2 無尾類の性行動のホルモン調節
 3.3 両生類の脳の性分化
  3.3.1 有尾類の脳の性分化
  3.3.2 無尾類の脳の性分化
 3.4 おわりに

4.鳥類の性行動とホルモン [浜ア浩子]
 4.1 なぜ鳥の求愛行動は種によって多様である必要があるのか?
 4.2 鳴禽類の求愛行動と性ホルモンによる活性化作用と形成化作用
 4.3 マイコドリの求愛行動と性ホルモンによる活性化作用と形成化作用
 4.4 求愛誇示行動・交尾行動と性ホルモンによる活性化作用
 4.5 ウズラの性行動と性ホルモンによる形成化作用
 4.6 おわりに

5.齧歯類の性行動と脳の性分化 [塚原伸治]
 5.1 齧歯類の性行動
  5.1.1 雄性行動
  5.1.2 雌性行動
 5.2 性行動を制御する脳と性ホルモンの働き
  5.2.1 性ホルモン
  5.2.2 雄性行動を活性化するアンドロゲン
  5.2.3 雄性行動の制御に関わる脳領域と性ホルモンの作用
  5.2.4 雌性行動を調節するエストロゲンとプロゲスチン
  5.2.5 雌性行動の制御に関わる脳領域と性ホルモンの作用
 5.3 齧歯類における脳の性分化
  5.3.1 脳の性差
  5.3.2 脳が性分化する要因
  5.3.3 周生期における性ホルモンの働き
  5.3.4 春機発動期における性ホルモンの働き
 5.4 おわりに

6.ヒトにおける求愛・性行動と脳の性 [小林牧人・小澤一史]
 6.1 生物の個体変異と生物学が研究対象とするもの
 6.2 ヒトの性分化
 6.3 ヒトの脳の形態的性差および機能的性差
 6.4 ヒトの脳の性と性的機能
 6.5 身体の性と脳の性の組み合わせ
 6.6 ヒトの性的多様性の起因
 6.7 おわりに

7.棘皮動物の産卵行動 [吉国通庸]
 7.1 棘皮動物の産卵行動
 7.2 マナマコの生殖ホルモン「クビフリン」
 7.3 in vitro での卵巣片からの排卵の誘発
 7.4 クビフリンにより誘発される産卵行動
 7.5 頭振りのタイミング −詳細な行動解析−
 7.6 未熟個体も頭を振るか?
 7.7 産卵の同調性
 7.8 おわりに

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※電子書籍はいずれも本文中の図版等の一部をカラーにした カラー版 です.



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