長田 敏行
ながた としゆき
1968年 東京大学理学部卒業.東京大学大学院理学系研究科博士課程修了.東京大学助手,名古屋大学助手,基礎生物学研究所助教授,東京大学教授,同 理学部附属植物園園長,法政大学教授等を歴任.専門は植物分子生物学・生理学.主な著書に『植物プロトプラストの細胞工学』(講談社),『植物工学の基礎』(編著,東京化学同人),『細胞工学の基礎』(共著,東京化学同人)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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東京大学名誉教授・法政大学名誉教授 理博 長田敏行 著
標準価格1650円(本体1500円+税10%)/2017年8月電子版発行/
eISBN 978-4-7853-7737-3
遺伝の法則を発見したメンデル(Gregor Johann Mendel)は,研究の材料として有名なエンドウだけでなく,ブドウも用いて研究を行っていました.そのメンデルブドウは,じつは日本とチェコとの架け橋となっていたのです──.
中学校,高等学校の教科書にも登場し,よく知られていると思われていたメンデルの事績を丹念に追跡し,メンデルの実像を捉え直します.
※この電子書籍は,2017年に刊行された『メンデルの軌跡を訪ねる旅』(第1版1刷)を元に電子書籍化したものです.
サポート情報
◎ “紙”の書籍の紹介ページは→こちら
◎ 常脇恒一郎先生(京都大学名誉教授)の推薦の言葉 (pdfファイル)
◎ まえがき
◎ あとがき
◎ 索引 (以上 pdfファイル)
◎ [“紙”の書籍]正誤表 (pdfファイル)
1.メンデルブドウ100年
2.メンデルの肖像
3.メンデルの遺伝法則
4.メンデルの子孫
5.メンデルの法則の展開:優生学と育種学
6.メンデルの法則を覆う影:ルイセンコ事件
7.メンデルの革新性
8.メンデルの法則の日本への浸透
まえがき (pdfファイル)
1.メンデルブドウ100年
1.1 なぜメンデルブドウにかかわるようになったか?
1.2 メンデルブドウとは何か?
1.3 なぜ100年前にメンデルブドウは日本へ来たか?
1.4 チェコスロバキア共和国
1.5 メンデルブドウ故郷へ帰る
1.6 本章のおわりに
2.メンデルの肖像
2.1 メンデルの故郷
2.2 メンデルの就学
2.3 セント・トーマス修道院と修道院長ナップ
2.4 修道士メンデル
2.5 ウィーン大学での勉学
2.6 国立ブルノ高等実科学校
2.7 ブルノ自然科学研究会
2.8 修道院長メンデル
2.9 本章のおわりに
3.メンデルの遺伝法則
3.1 エンドウによる実験
3.2 メンデルの法則の誕生
3.3 7個の遺伝形質
3.4 7個の遺伝形質を担う遺伝子
3.5 メンデル─フィッシャー論争
3.6 本章のおわりに
4.メンデルの子孫
4.1 はじめに
4.2 メンデルの民族的アイデンティティ
4.3 メンデルの係累の子孫とその周辺
4.4 メンデル論文の原稿の運命
4.5 本章のおわりに
5.メンデルの法則の展開:優生学と育種学
5.1 はじめに
5.2 優生学説
5.3 バウアー
5.4 ナチスと人種政策
5.5 バウアーの農業政策と突然の死去とその後
5.6 本章のおわりに
6.メンデルの法則を覆う影:ルイセンコ事件
6.1 はじめに
6.2 ルイセンコとヴァヴィロフ
6.3 攻勢激化
6.4 ヴァヴィロフの逮捕と獄死
6.5 第二次世界大戦後の状況
6.6 世界各国および日本への影響
6.7 本章のおわりに
7.メンデルの革新性
7.1 はじめに
7.2 メンデルの法則の再発見
7.3 メンデルとネーゲリの交信
7.4 メンデルの発見の革新性
7.5 メンデルは時代を超越していた
7.6 本章のおわりに
8.メンデルの法則の日本への浸透
8.1 はじめに
8.2 日本への導入
8.3 外山亀太郎のカイコの研究
8.4 本章のおわりに
あとがき (pdfファイル)
引用文献
索引
索引 (pdfファイル)
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