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鉱物学概論 −形態と組織−[POD版]
Introduction to Mineralogy −Morphology and Texture−
東北大学名誉教授 理博 秋月瑞彦 著
A5判/326頁/定価5500円(本体5000円+税10%)/ 1998年2月発行,POD版 2014年2月発行
ISBN 978-4-7853-0615-1 C3044
(オリジナル版ISBN 978-4-7853-6019-1,旧ISBN 4-7853-6019-4)
鉱物学を学ぶ人のための,専門基礎の教科書・参考書.
本書の前半ではまず,鉱物の形態の観察によりその原子配列に関する情報を得ることを解説する.また後半では,さまざまな方法で鉱物組織を解析し,その成長や構造変化の過程を知ることを学ぶ.
※オンデマンド出版書籍(POD版;オンデマンド版)は出版物をデジタルデータ化して,1冊から印刷・製本・販売を行う書籍です.
I 鉱物の形態
1.対称性
2.ドネー・ハーカーの法則
3.P.B.C.ベクトル
4.転位と点欠陥
5.結晶成長
6.双晶の結晶学
7.各論
II 鉱物組織 ──結晶成長
8.鉱物組織の観察方法
9.積層
10.へき開と裂開
11.累帯構造
12.包有物
13.準安定な鉱物
14.化学分域
15.構造分域
16.構造分域の実例
17.沸石の構造分域の実例
18.再結晶と結晶粒子成長
III 鉱物の組織 ──結晶構造変化
19.相転移
20.相転移と相転移双晶
21.機械的双晶
22.トポタキシー
23.離溶組織
24.交代組織
はじめに
I 鉱物の形態
1.対称性
1.1 結晶格子
1.2 結晶面(六方晶系を除く)
1.3 稜(晶帯)の方向
1.4 結晶面(六方晶系)
1.5 回転軸
1.6 結晶系
1.7 回反軸
1.8 晶族(点群)
1.9 群表
1.10 5種類の面格子
1.11 14種類のブラベー格子
1.12 らせん軸
1.13 鏡面と映進面
1.14 空間群
1.15 逆格子
2.ドネー・ハーカーの法則
3.P.B.C.ベクトル
4.転位と点欠陥
4.1 刃状転位とらせん転位
4.2 バーガーズ・ベクトル
4.3 転位の応力
4.4 転位の上昇
4.5 転位のジョグ
4.6 転位の増殖
4.7 小傾角粒界
4.8 結晶の回転
4.9 クリープ
4.10 転位の観察
4.11 点欠陥
5.結晶成長
5.1 結晶表面の凹凸
5.2 低過飽和での結晶成長
5.3 高過飽和での結晶成長
5.4 面角一定の法則
6.双晶の結晶学
7.各論
7.1 鉱物の形 (1)
7.2 鉱物の形 (2)―晶癖と晶相
7.3 鉱物の形 (3)―樹枝状結晶,骸晶
7.4 鉱物の形 (4)―柱状・針状・繊維状鉱物
7.5 鉱物の形 (5)―平行連晶
7.6 鉱物の形 (6)―球状・円盤状集合体
7.7 鉱物の形 (7)―薄板状,薄膜状鉱物
7.8 鉱物の形 (8)―分裂成長
7.9 鉱物の形 (9)―管状鉱物
7.10 鉱物の形 (10)―双晶
7.11 鉱物の形 (11)―仮像
II 鉱物組織 ──結晶成長
8.鉱物組織の観察方法
8.1 偏光顕微鏡法
8.2 P-FTIR
8.3 位相差光学顕微鏡および微分干渉光学顕微鏡
8.4 透過型電子顕微鏡(TEM)
8.5 透過型電子顕微鏡を用いてのレプリカ像
8.6 電子線回折像
8.7 走査型電子顕微鏡(SEM)と組成像
8.8 原子間力顕微鏡
8.9 カソードルミネッセンス
8.10 X線ラングカメラ法(X線トポグラフィー)
8.11 光像
9.積層
9.1 積層
9.2 ポリタイプ
9.3 雲母類(2:1珪酸塩)
9.4 オパール
10.へき開と裂開
10.1 へき開
10.2 裂開
11.累帯構造
11.1 累帯構造
11.2 非平衡成長
12.包有物
12.1 液体包有物
12.2 固体包有物(不純物)
13.準安定な鉱物
14.化学分域
14.1 チタン普通輝石
14.2 酸素同位体組成の分域間での違い
15.構造分域
16.構造分域の実例
16.1 グランダイト・ザクロ石
16.2 魚眼石,(K,Na)Ca4Si8O20(F,OH)・H2O
16.3 トパーズ,Al2SiO4(F,OH)2
16.4 燐灰石,Ca10(PO4)6(OH,F,Cl)2
16.5 氷長石,KAlSi3O8
16.6 硫砒鉄鋼,FeAsS
17.沸石の構造分域の実例
17.1 沸石(ゼオライト)とは
17.2 沸石の結晶化学
17.3 アナルサイム沸石
17.4 スチルバイト沸石
17.5 ブリューステライト沸石
17.6 フューランダイト沸石
17.7 チャバツァイト沸石
17.8 エディントナイト沸石
17.9 スコレサイト沸石
17.10 エピスチルバイト沸石
18.再結晶と結晶粒子成長
18.1 再結晶と結晶粒子成長
18.2 瑪瑙
18.3 オパール
18.4 脱はり作用,脱ガラス化作用(Devitrification)
III 鉱物の組織 ──結晶構造変化
19.相転移
20.相転移と相転移双晶
20.1 再構成型相転移
20.2 変位型相転移
20.3 秩序-無秩序相転移
21.機械的双晶
22.トポタキシー
23.離溶組織
24.交代組織
解答
参考文献
謝辞
索引
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秋月 瑞彦
あきづき みずひこ
1937年生まれ.東北大学理学部卒業,東北大学大学院理学研究科博士課程中途退学.東北大学助手・助教授・教授などを歴任.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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