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『理科教育力を高める 基礎化学』 内容見本


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献本へ 理科教育力を高める 基礎化学
Basic Chemistry for Developing Science Education

在庫マーク

東京学芸大学名誉教授 理学博士 長谷川 正・
東京学芸大学教授 博士(理学) 國仙久雄・
東京学芸大学准教授 博士(地球環境科学) 吉永裕介 共著

B5判/176頁/2色刷/定価2640円(本体2400円+税10%)/2011年11月発行
ISBN 978-4-7853-3088-0  C3043

電子書籍

 中等教育のカリキュラムを意識した章立て、および教育現場で役立つ知識をふんだんに盛り込んだ内容の半期用基礎化学教科書。
 理科教育力のみならず、広く理工系学生に求められる“科学コミュニケーション力”も身につく構成となっており、教育学系に限らず理工系全般の基礎教科書としても十分役立つ内容である。


サポート情報

教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました。
  ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます。
まえがき (pdfファイル)  索引 (pdfファイル)
正誤表 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.物質とその構造
2.化学結合
3.物質の状態と気体の性質
4.反応速度
5.化学熱力学と平衡
6.酸と塩基
7.酸化と還元
8.無機化合物の構造と性質(I) −典型元素の化合物−
9.無機化合物の構造と性質(II) −遷移元素の化合物−
10.有機化合物の構造と命名
11.有機化合物の反応(I)−ハロゲン化アルキル,アルコール,アルケン,アルキンの反応−
12.有機化合物の反応(II)−カルボニル化合物と芳香族化合物の反応−
13.高分子化合物
14.環境と化学

詳細目次  →『理科教育力を高める 基礎化学』 目次

まえがき (pdfファイル)

1.物質とその構造
 1.1 組成からみた物質の分類
 1.2 物質を構成する基本粒子
 1.3 基本的物理量
  1.3.1 相対原子質量
  1.3.2 原子量
  1.3.3 物質量とアボガドロ定数
 1.4 原子の構造
  1.4.1 ボーアモデル
  1.4.2 軌道と電子雲
 1.5 電子配置
 1.6 周期律
 章末問題

2.化学結合
 2.1 オクテット則
 2.2 イオン結合
  2.2.1 イオン対の生成
  2.2.2 イオン化エネルギー
  2.2.3 電子親和力
  2.2.4 イオン間距離
 2.3 共有結合(I) ルイス構造
  2.3.1 電子対結合
  2.3.2 多重結合
 2.4 共有結合(II) 軌道表示
  2.4.1 電子雲の重なり(1) 単結合
  2.4.2 電子雲の重なり(2) 多重結合
  2.4.3 共有結合のイオン性
 2.5 金属結合
 2.6 分子間力
  2.6.1 水素結合
  2.6.2 ファンデルワールス力
 章末問題

3.物質の状態と気体の性質
 3.1 物質の状態
 3.2 熱運動と熱平衡
 3.3 状態の変化
  3.3.1 液体と固体間の状態変化
  3.3.2 気体と液体間の状態変化
  3.3.3 固体と気体間の状態変化
 3.4 蒸気圧
 3.5 状態図
 3.6 固体の状態
  3.6.1 最密充填構造
  3.6.2 イオン結晶
  3.6.3 共有結合結晶
  3.6.4 分子結晶
 3.7 液体の状態
 3.8 気体の状態
  3.8.1 気体の性質
  3.8.2 理想気体と気体の法則
  3.8.3 実在気体の状態方程式
  3.8.4 気体分子運動論
 章末問題

4.反応速度
 4.1 化学反応式
 4.2 化学反応の速度
 4.3 反応速度の表し方
 4.4 反応速度式
 4.5 素反応と律速段階
 4.6 遷移状態と活性化エネルギー
 4.7 触 媒
 4.8 反応速度の温度変化と活性化エネルギー
 4.9 酵 素
 章末問題

5.化学熱力学と平衡
 5.1 化学熱力学
 5.2 系と外界
 5.3 状態関数
 5.4 閉じた系と開いた系
 5.5 熱力学第一法則
 5.6 内部エネルギー
 5.7 エンタルピー
 5.8 反応熱
 5.9 熱力学第二法則
 5.10 可逆変化と不可逆変化
 5.11 エントロピー
 5.12 ギブズ自由エネルギー
 5.13 化学平衡
  5.13.1 ギブズ自由エネルギーと化学平衡
  5.13.2 反応速度と化学平衡
 章末問題

6.酸と塩基
 6.1 酸と塩基の定義
 6.2 水素イオン指数(pH)
 6.3 pKaとpKb
 6.4 水の解離定数と酸塩基の解離定数の関係
 6.5 pHとpKaの関係
 6.6 中和滴定
 6.7 当量点と指示薬
 6.8 緩衝作用
 6.9 溶解度積
 章末問題

7.酸化と還元
 7.1 酸化と還元の定義
 7.2 酸化数
 7.3 酸化剤と還元剤
 7.4 酸化還元反応式
 7.5 イオン化傾向
 7.6 電 池
 7.7 ダニエル電池
 7.8 電池の起電力と標準電極電位
 7.9 電気分解
 7.10 電極の呼び方
 章末問題

8.無機化合物の構造と性質(I)−典型元素の化合物−
 8.1 無機化合物
 8.2 18族(希ガス)
 8.3 水 素
 8.4 1族元素
 8.5 2族元素
 8.6 13族元素
 8.7 14族元素
 8.8 15族元素
 8.9 16族元素
 8.10 17族元素
 章末問題

9.無機化合物の構造と性質(II)−遷移元素の化合物−
 9.1 遷移元素
  9.1.1 遷移元素の特徴
  9.1.2 3族元素
  9.1.3 4族と5族元素
  9.1.4 6族〜12族元素
 9.2 遷移金属錯体
  9.2.1 遷移金属を含む有色化合物
  9.2.2 ウェルナーの配位説
  9.2.3 配位結合
  9.2.4 錯 体
 9.3 錯体の表し方と命名法
  9.3.1 化学式の書き方
  9.3.2 配位子の名称
  9.3.3 錯体の命名法
 9.4 錯体の形
 章末問題

10.有機化合物の構造と命名
 10.1 有機化合物
  10.1.1 有機化合物と無機化合物
  10.1.2 炭化水素
 10.2 有機化合物の構造
  10.2.1 アルカンの構造
  10.2.2 アルケンの構造
  10.2.3 アルキンの構造
  10.2.4 芳香族炭化水素の構造
 10.3 有機化合物の命名法
 章末問題

11.有機化合物の反応(I)−ハロゲン化アルキル,アルコール,アルケン,アルキンの反応−
 11.1 有機化合物の燃焼
 11.2 アルカンの反応
  11.2.1 C−C結合とC−H結合の反応性
  11.2.2 アルカンのハロゲン化
 11.3 ハロゲン化アルキルの反応
  11.3.1 炭素−ハロゲン(C−X)結合の分極
  11.3.2 求核置換反応
 11.4 アルコールの反応
  11.4.1 ハロゲン化アルキルへの変換反応
  11.4.2 脱水反応
  11.4.3 酸化反応
 11.5 アルケンの反応
  11.5.1 求電子付加反応
  11.5.2 酸化と還元
 11.6 アルキンの反応
  11.6.1 求電子付加反応
  11.6.2 酸としての性質
 章末問題

12.有機化合物の反応(II)−カルボニル化合物と芳香族化合物の反応−
 12.1 カルボニル化合物の反応
  12.1.1 カルボニル基の分極
  12.1.2 エステル化と加水分解
  12.1.3 カルボニル化合物の付加脱離反応
 12.2 芳香族置換反応
  12.2.1 ベンゼンの反応
  12.2.2 一置換ベンゼンの反応(1) オルト-パラ配向性
  12.2.3 一置換ベンゼンの反応(2) メタ配向性
 章末問題

13.高分子化合物
 13.1 高分子化合物
 13.2 高分子の合成
  13.2.1 連鎖重合(1) ラジカル重合
  13.2.2 連鎖重合(2) カチオン重合
  13.2.3 連鎖重合(3) アニオン重合
  13.2.4 逐次重合(1) 縮合重合
  13.2.5 逐次重合(2) 重付加
  13.2.6 いろいろな高分子とその利用
 13.3 高分子の分子量
 章末問題

14.環境と化学
 14.1 地球の大気
 14.2 フロントオゾンホール
 14.3 温室効果
 14.4 酸性雨
 14.5 水質汚濁
 14.6 エネルギー資源
  14.6.1 石 油
  14.6.2 石 炭
  14.6.3 天然ガス
  14.6.4 水 力
  14.6.5 地 熱
  14.6.6 原子力
 14.7 太陽エネルギー
 章末問題

章末問題解答
付録
索引 (pdfファイル)

コラム
 フラーレン
 結合性軌道と反結合性軌道
 液晶(liquid crystal)
 カイロ
 絶対零度
 (第6章コラム)
 宇宙船のエンジンと燃料
 備長炭電池
 放射性同位体
 錯体の色
 ケクレとベンゼン
 エタノールからエチレンを作る簡単な実験
 炭素−炭素結合生成法―ノーベル化学賞を受賞した鈴木カップリングと根岸カップリング
 プラスチックの利用と環境保全
 オゾンと生命の誕生

著作者紹介

長谷川 正
はせがわ ただし 
1948年 東京都生まれ。東京教育大学大学院理学研究科博士課程修了。東京学芸大学助手・助教授・教授・副学長などを歴任。専門分野は有機光化学、化学教育。主な著書に『小学校教員のための理科教育』(共編、東京学芸大学出版会)、『物質科学入門』(共著、朝倉書店)、『化学結合と反応のしくみ』『化学が面白くなる実験』(以上 裳華房)などがある。

國仙 久雄
こくせん ひさお 
1962年 北海道生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学助手・助教授、金沢工業大学助教授、北海道薬科大学教授などを経て現職。専門分野は分析化学、無機化学。

吉永 裕介
よしなが ゆうすけ 
1968年 神奈川県生まれ。北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。北海道大学助手、東京学芸大学助教授などを経て現職。専門分野は触媒化学、環境化学。

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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