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メディカル化学(改訂版)
−医歯薬系のための基礎化学−
Medical Chemistry −revised edition−
名古屋工業大学名誉教授 理博 齋藤勝裕・
藤田医科大学客員教授 医博 太田好次・
順天堂大学客員教授 理博 山倉文幸・
藤田医科大学准教授 薬博 八代耕児・
順天堂大学准教授 博(理) 馬場 猛 共著
B5判/288頁/2色刷/定価3630円(本体3300円+税10%)/2021年11月発行
ISBN 978-4-7853-3521-2
C3043
医師・歯科医師、薬剤師等を目指す大学一年生を対象とした通年用の基礎化学教科書として2012年に刊行され、定評を得た教科書の改訂版。
初学者に向けた化学全般のきわめて平明な解説に加え、専門課程で学習する有機化学・生化学につなぐための有機化学反応や有機化合物およびさまざまな生体分子の解説、医療現場で役立つ知識も満載されている。
改訂版では、刊行以来読者から寄せられたご意見を参考に、近年の化学のトピックスもふまえて各章の内容をアップデートした。また、補遺として「活性酸素・活性窒素と生体反応」「生体補完材料」を加え、医歯薬系の項目をより充実させた。および、旧版ではいくつかの章に分かれていたビタミン、ホルモンを第8章にまとめ、教科書としての使い勝手をよりよくした。
姉妹書に、医療・バイオ系技術者や看護師を目指す学生向けの『コ・メディカル化学』、薬学系により特化した『薬学系のための 基礎化学』がある。
サポート情報
◎ 教科書採用の先生方に講義用の図表ファイルをご用意しました。 ファイルのご利用は講義のみに限らせていただきます。
◎ まえがき
◎ 索引 (以上 pdfファイル)
◎ 旧版(2012年発行)の紹介ページ
1.原子の構造と性質
2.化学結合と混成軌道
3.結合のイオン性と分子間力
4.配位結合と有機金属化合物
5.溶液の化学
6.酸・塩基と酸化・還元
7.反応速度と自由エネルギー
8.有機化合物の構造と種類
9.有機化合物の異性体
10.有機化学反応
11.脂質 −生体をつくる分子(1)−
12.糖質 −生体をつくる分子(2)−
13.アミノ酸とタンパク質 −生体をつくる分子(3)−
14.核酸 −生体をつくる分子(4)−
15.環境と化学
補遺A.活性酸素・活性窒素と生体反応
補遺B.生体補完材料
まえがき (pdfファイル)
1.原子の構造と性質
1.1 原子構造
1.1.1 原子の形と大きさ
1.1.2 電子雲の様子
1.1.3 化学と電子
1.2 原子核構造
1.2.1 原子番号と質量数
1.2.2 同位体
1.2.3 原子量とモル
1.3 放射能
1.3.1 核融合と核分裂
1.3.2 原子核崩壊
1.3.3 放射線
1.4 電子殻と軌道
1.4.1 量子化と量子数
1.4.2 電子殻
1.4.3 軌道
1.5 電子配置
1.5.1 電子配置の約束
1.5.2 電子配置の実際
1.5.3 電子配置の状態
1.6 周期表
1.6.1 族と周期
1.6.2 典型元素と遷移元素
1.6.3 希土類と超ウラン元素
1.6.4 生体を構成する元素
1.7 元素の周期性
1.7.1 原子半径
1.7.2 イオン化エネルギー
1.7.3 電気陰性度
演習問題
2.化学結合と混成軌道
2.1 化学結合
2.2 イオン結合
2.3 金属結合
2.4 共有結合
2.5 分子軌道法
2.6 原子価結合法
2.7 分子の形と混成軌道
2.7.1 $\rm{sp}^3$ 混成軌道
2.7.2 $\rm{sp}^2$ 混成軌道
2.7.3 $\rm{sp}$ 混成軌道
演習問題
3.結合のイオン性と分子間力
3.1 分子間力
3.1.1 水の集合体
3.1.2 分子間力
3.1.3 超分子
3.2 共有結合のイオン性
3.2.1 共有結合と結合電子雲
3.2.2 結合電子雲と電気陰性度
3.2.3 共有結合のイオン性
3.3 官能基と置換基効果
3.3.1 単結合に現れる効果
3.3.2 二重結合に現れる効果
3.3.3 拮抗性
3.4 水素結合
3.4.1 水素結合の本質
3.4.2 水素結合の沸点
3.4.3 非共有電子対と水素結合
3.5 ファンデルワールス力
3.5.1 双極子とファンデルワールス力
3.5.2 分散力
3.6 その他の分子間力
3.6.1 $\pi$ - $\pi$ 相互作用
3.6.2 疎水性相互作用
3.6.3 電荷移動相互作用
3.7 生体と分子間力
3.7.1 酵素-基質複合体
3.7.2 DNA
3.7.3 細胞膜
演習問題
4.配位結合と有機金属化合物
4.1 アンモニウムイオンと配位結合
4.1.1 アンモニアとアンモニウムイオン
4.1.2 配位結合
4.2 ヒドロニウムイオンと分子間配位結合
4.2.1 水とヒドロニウムイオン
4.2.2 ${\rm{NH}_4}^+$、${\rm{H}_3}\rm{O}^+$ における電荷分布
4.2.3 分子間配位結合
4.3 有機金属化合物と配位結合
4.3.1 有機金属化合物と錯体
4.3.2 錯体の構造
4.3.3 錯体の結合
4.4 錯体の異性体と反応
4.4.1 単座配位子に基づくもの
4.4.2 多座配位子に基づくもの
4.4.3 錯体の反応
4.5 生体における錯体
4.5.1 ヘモグロビン
4.5.2 クロロフィル
4.5.3 補因子
演習問題
5.溶液の化学
5.1 溶解と溶解度
5.2 水の働き
5.2.1 生体内における水
5.2.2 水の構造
5.2.3 水の性質
5.2.4 水の純度
5.3 電解質溶液
5.3.1 電解質の生体内分布
5.3.2 電解質の生体における働き
5.4 コロイド溶液
5.5 浸透圧
5.6 溶液の濃度
5.6.1 パーセント濃度
5.6.2 モル濃度
5.6.3 当量濃度
5.6.4 浸透圧濃度
演習問題
6.酸・塩基と酸化・還元
6.1 酸・塩基の定義
6.1.1 アレニウスの定義
6.1.2 ブレンステッドの定義
6.1.3 ルイスの定義
6.1.4 酸・塩基の種類と構造
6.2 酸・塩基の強弱
6.2.1 電解質と電離
6.2.2 酸・塩基の強弱
6.3 酸性・塩基性
6.3.1 水素イオン濃度
6.3.2 水素イオン指数
6.3.3 酸性・塩基性とpH
6.4 中和と塩
6.4.1 中和反応
6.4.2 塩の性質
6.4.3 緩衝液
6.5 酸化・還元と酸化数
6.5.1 日本語の酸化・還元
6.5.2 酸化数
6.6 酸化・還元と酸化剤・還元剤
6.6.1 酸化数と酸化・還元
6.6.2 酸化剤と還元剤
6.6.3 酸化・還元、酸化剤・還元剤
6.6.4 生体と酸化・還元
6.7 イオン化と酸化・還元
6.7.1 金属のイオン化
6.7.2 イオン化傾向
演習問題
7.反応速度と自由エネルギー
7.1 基本的な反応
7.1.1 反応速度と濃度変化
7.1.2 反応速度式
7.1.3 半減期
7.2 複合反応
7.2.1 逐次反応(多段階反応)
7.2.2 可逆反応
7.3 酵素反応の反応速度
7.3.1 ミカエリス-メンテン機構
7.3.2 ミカエリス定数の意味
7.4 遷移状態と活性化エネルギー
7.4.1 反応エネルギー
7.4.2 活性化エネルギー
7.4.3 遷移状態
7.4.4 触媒反応と活性化エネルギー
7.5 反応速度を決めるもの
7.5.1 アレニウスの式
7.5.2 化学反応の意味
7.5.3 ボルツマン分布
7.6 エネルギーとエンタルピー
7.6.1 内部エネルギー
7.6.2 熱力学第一法則
7.6.3 定積変化と定圧変化
7.6.4 エンタルピー
7.6.5 ヘスの法則
7.7 反応の方向
7.7.1 エントロピー
7.7.2 ギブズエネルギー
7.7.3 反応の方向とギブズエネルギー
演習問題
8.有機化合物の構造と種類
8.1 有機化合物の表し方
8.1.1 有機化合物の表記法
8.1.2 有機化合物の命名法
8.2 脂肪族炭化水素化合物 −アルカン、アルケン、アルキン、共役ジエンとポリエン−
8.3 芳香族化合物
8.4 酸素を含む有機化合物
8.4.1 アルコールとフェノール
8.4.2 エーテル
8.4.3 アルデヒドとケトン
8.4.4 カルボン酸
8.5 窒素を含む有機化合物
8.5.1 アミン
8.5.2 アミド
8.6 硫黄を含む有機化合物 −チオールとジスルフィド−
8.7 ハロゲンを含む有機化合物 −医学に関連する化合物−
8.8 生理活性を持つ有機化合物
8.8.1 ビタミン
8.8.2 ホルモン
演習問題
9.有機化合物の異性体
9.1 異性体
9.2 鏡像異性体(エナンチオマー)
9.2.1 キラリティー
9.3 不斉炭素
9.4 鏡像異性体の性質の違い
9.4.1 旋光性
9.4.2 ラセミ体
9.4.3 キラルな分子との反応
9.5 ラセミ体からの鏡像異性体の分割
9.6 鏡像異性体の表記法
9.6.1 フィッシャー投影式
9.6.2 $\small{\rm{D}}$-$\small{\rm{L}}$ 表記
9.6.3 $RS$ 絶対配置
9.7 ジアステレオマー
9.7.1 二つ以上の不斉炭素を持つ化合物
9.7.2 幾何異性体
9.8 立体配座異性体
演習問題
10.有機化学反応
10.1 化学反応
10.1.1 ラジカル反応とイオン反応
10.1.2 一分子反応と二分子反応
10.1.3 試薬と基質
10.1.4 求核反応と求電子反応
10.2 置換反応
10.2.1 一分子置換反応($\rm{S_N}1$ 反応)
10.2.2 二分子置換反応($\rm{S_N}2$ 反応)
10.2.3 芳香族求電子置換反応
10.3 置換反応の配向性
10.4 脱離反応
10.4.1 一分子脱離反応($\rm{E}1$ 反応)
10.4.2 二分子脱離反応($\rm{E}2$ 反応)
10.5 付加反応
10.5.1 シス付加反応
10.5.2 トランス付加反応
10.6 転位反応
10.7 酸化還元反応
10.8 生体で見られる有機化学反応
演習問題
11.脂質 −生体をつくる分子(1)−
11.1 脂質の種類
11.2 脂肪酸
11.3 単純脂質
11.3.1 トリアシルグリセロール(トリグリセリド)
11.3.2 ろう(ワックス)
11.4 複合脂質
11.4.1 グリセロリン脂質
11.4.2 スフィンゴリン脂質
11.4.3 糖脂質
11.5 誘導脂質
11.5.1 コレステロール
11.5.2 エイコサノイド
11.6 生体膜
演習問題
12.糖質 −生体をつくる分子(2)−
12.1 単糖
12.1.1 単糖の種類
12.1.2 単糖の立体化学
12.1.3 単糖の反応
12.2 天然由来の単糖誘導体
12.3 二糖類
12.4 多糖類
12.4.1 ホモ多糖類
12.4.2 ヘテロ多糖類
演習問題
13.アミノ酸とタンパク質 −生体をつくる分子(3)−
13.1 アミノ酸
13.1.1 アミノ酸の構造
13.1.2 両性イオン
13.1.3 アミノ酸の種類
13.1.4 アミノ酸から合成される生理活性物質
13.2 ペプチド
13.3 タンパク質
13.3.1 タンパク質の分類
13.3.2 タンパク質の一次構造
13.3.3 タンパク質の二次構造
13.3.4 タンパク質の三次構造−アミノ酸側鎖の相互作用−
13.3.5 タンパク質の四次構造
13.4 新しいタンパク質研究の流れ−プロテオミクス
演習問題
14.核酸 −生体をつくる分子(4)−
14.1 核酸の化学構造
14.1.1 核酸の構成成分
14.1.2 DNA
14.1.3 RNA
14.2 遺伝情報の複製
14.2.1 DNAポリメラーゼ
14.2.2 DNA複製開始と伸長の機構
14.2.3 DNAの修復機構
14.3 遺伝情報の発現
14.3.1 転写
14.3.2 翻訳
14.4 遺伝子工学
14.4.1 遺伝子工学の技術
14.4.2 遺伝子工学の利用と応用
演習問題
15.環境と化学
15.1 水
15.1.1 水の特異性
15.1.2 水の大循環
15.1.3 水質汚染と防止技術
15.2 大気
15.2.1 大気の構造
15.2.2 オゾン層
15.2.3 大気汚染
15.3 エネルギー
15.3.1 化石燃料
15.3.2 核エネルギー
15.3.3 再生可能エネルギー
15.4 工業化学品による汚染
15.4.1 残留性有機汚染物質
15.4.2 「環境ホルモン」と呼ばれる物質
15.4.3 金属
15.4.4 プラスチック廃棄物
演習問題
補遺A.活性酸素・活性窒素と生体反応
A.1 活性酸素の化学
A.2 活性酸素の発生と除去
A.2.1 発生
A.2.2 除去
A.3 活性酸素種が関与する疾患
A.4 活性酸素の二面性
A.5 活性窒素
補遺B.生体補完材料
B.1 生体補完材料とは
B.2 生体補完材料の素材
B.2.1 人工骨
B.2.2 人工関節
B.2.3 人工心臓弁
B.2.4 デンタルインプラント
B.2.5 人工水晶体
B.2.6 人工血管
B.2.7 ステント
B.3 生体補完材料の素材として用いられる金属、セラミックス、合成高分子およびグラファイト
B.3.1 金属
B.3.2 セラミックス
B.3.3 合成高分子
B.3.4 グラファイト
B.4 アモルファス
演習問題解答
索引(pdfファイル)
コラム
濃度と個数
ダイヤモンドの模造品
洗剤
結晶場モデル
静脈注射液の浸透圧はどのように決められるか
HSAB理論
溶解のエネルギー
ミカエリス定数の導出
多環芳香族炭化水素
サリドマイド −ある薬の闇と光−
複雑な有機化合物の合成とカップリング反応
トランス脂肪酸
メイラード反応と反応生成物
鎌状赤血球貧血はなぜ淘汰されなかったか?
遺伝子組換え技術の応用
ワクチン
メタンハイドレート
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齋藤 勝裕
さいとう かつひろ
1945年 新潟県に生まれる。東北大学理学部卒業、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。名古屋工業大学講師・教授などを歴任。専門分野は有機化学、無機化学、超分子化学。
太田 好次
おおた よしじ
1947年 岐阜県に生まれる。岐阜薬科大学卒業、岐阜薬科大学大学院修士課程修了。藤田保健衛生大学(現 藤田医科大学)講師教授などを経て現職。
山倉 文幸
やまくら ふみゆき
1948年 東京都に生まれる。立教大学理学部卒業、立教大学大学院理学研究科修士課程修了。順天堂大学助手・助教授・教授などを経て現職。
八代 耕児
やしろ こうじ
1959年 岐阜県に生まれる。岐阜薬科大学卒業、岐阜薬科大学大学院博士前期課程修了。岐阜歯科大学(現 朝日大学歯学部)助手・講師などを経て現職。
馬場 猛
ばば たけし
1974年 神奈川県に生まれる。東京理科大学理学部卒業、東京理科大学大学院生命科学研究科博士課程修了。東京理科大学助手などを経て現職。
(情報は初版刊行時のものから一部修正してあります)
コ・メディカル化学 (改訂版)
薬学系のための 基礎化学
医療・看護系のための 化学入門
ナースの化学
医学系のための 生化学
医薬系のための 生物学
医療・看護系のための 生物学
生命系のための 有機化学 I
生命系のための 有機化学 II
有機分子構造と その決定法
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