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マダガスカルの動物 −その華麗なる適応放散−
The Animals of MADAGASCAR −Its Wonderful Adaptive Radiation−
山階鳥類研究所名誉所長 理博 山岸 哲 編
A5判上製/390頁/定価4620円(本体4200円+税10%)/1999年6月発行
ISBN 978-4-7853-5040-6 (旧ISBN 4-7853-5040-7)
C3045
マダガスカル島にのみ棲む珍しい動物のなかで、魚類を除いた脊椎動物──原猿類(レムール)、陸上哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類──をとりあげ、どのような動物が生息し、どのように華麗に適応放散しているのかを、多数のカラー写真を添えて解説する。また、これら貴重な動物たちとマダガスカルの自然を保全する活動の現状も紹介する。
1.マダガスカル島とその自然 −まえがきに替えて− [山岸 哲]
2.マダガスカルの原猿類 [斉藤千映美]
3.マダガスカルの陸上哺乳類(原猿類を除く) [S・グッドマン,M・ニコル]
4.マダガスカルの鳥類 [江口和洋・山岸 哲]
5.マダガスカルの爬虫類 [H・ランドゥリアマハズ]
6.マダガスカルの両生類 [F・アンドレオ−ネ]
7.マダガスカルの自然保護と環境保全 [川又由行]
1.マダガスカル島とその自然 −まえがきに替えて− [山岸 哲]
1.1 マダガスカル島の概要
1.2 生成の歴史
1.3 脊椎動物の特徴
1.4 マダガスカルの自然をなぜ守るのか
2.マダガスカルの原猿類 [斉藤千映美]
2.1 レムールの誕生
2.2 季節的環境への適応
2.3 レムールの社会と生活史
2.4 レムール各論
2.5 レムールの保全にむけて
3.マダガスカルの陸上哺乳類(原猿類を除く) [S・グッドマン,M・ニコル]
3.1 陸上哺乳類の概要
3.2 食虫目
3.3 食肉目
3.4 偶蹄目
3.5 齧歯目
4.マダガスカルの鳥類 [江口和洋・山岸 哲]
4.1 エピオルニスと鳥類の進化
4.2 独特の鳥たち
4.3 森林性鳥類群集の特徴
4.4 適応放散
4.5 保護の問題
5.マダガスカルの爬虫類 [H・ランドゥリアマハズ]
5.1 目および科のリスト
5.2 各目の生態と行動
5.3 生物地理学的区分
5.4 起源の問題
6.マダガスカルの両生類 [F・アンドレオ−ネ]
6.1 科と種分化
6.2 生 態
6.3 繁殖適応
6.4 鳴き声
6.5 幼生の形態
6.6 生物指標の可能性
6.7 絶滅が危惧される種と国際取り引きの対象種
7.マダガスカルの自然保護と環境保全 [川又由行]
7.1 マダガスカルの環境政策
7.2 環境援助団体・機関
7.3 生物多様性保全と地域振興 −ラヌマファナ国立公園を例に−
7.4 新たな環境保全事業の取り組み
あとがき
付録A 地名対照表
付録B マダガスカル島の地図
付録C マダガスカル産鳥類リスト
付録D 用語の解説
引用文献・参考文献一覧
図表出典一覧
和名索引
学名索引
事項索引
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山岸 哲
やまぎし さとし
1939年 長野県に生まれる。信州大学教育学部卒業。信州大学助手、大阪市立大学講師・助教授・教授、京都大学教授、山階鳥類研究所副所長・所長などを歴任。元 兵庫県立コウノトリの郷公園園長、元 日本鳥学会会長、元 応用生態工学会会長。主な著書・訳書に『日本書紀の鳥』(共著、京都大学学術出版会)、『Birds Note(バーズノート)』(信濃毎日新聞社)、『オシドリは浮気をしないのか』(中公新書)、『デイビス・クレブス・ウェスト行動生態学 』(共訳、共立出版)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
これからの鳥類学
(品切れ中)
これからの爬虫類学
これからの両棲類学
(品切れ中)
動物の生態
動物の系統分類と進化
動物行動の分子生物学
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