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生命科学史
Essentials of Life Science History
お茶の水女子大学名誉教授 理博 遠山 益 著
A5判/232頁/定価2420円(本体2200円+税10%)/2006年11月発行
ISBN 978-4-7853-5211-0 (旧ISBN 4-7853-5211-6)
C3045
(オンデマンド方式による印刷・製本)
古代ギリシアから20世紀後半のDNA生物学の基礎まで,生物学の発達史に沿いながら生物学全般について解説.医学や生物学の発展の歴史的事実を振り返るだけではなく,21世紀の生命科学の行方を予想する発展的思索に繋げることを目的とした.
生体内の物質の化学合成や分解を化学反応式で示すことは避け,非理系の学生であっても一人で読み進められるように,平易な文章で書かれている.
第 I 部 古代からルネサンス期までの生命観
1.生命科学史を学ぶにあたって
2.古代の生命観
3.古代ギリシアおよびローマ時代の生命観 −生物学のあけぼの−
4.中世における自然科学の展望
5.ルネサンス期の医学・生物学
第 II 部 近世前期の生物学
6.生物の自然体系の確立
7.顕微鏡学派の台頭
第 III 部 近世後期の生物学
8.進化論の展開
9.細胞説の確立
10.生理学の発展
11.遺伝学の勃興
12.動物発生学の動向
13.病原微生物学の発展
第 IV 部 現代の生命科学
14.生物学から生命科学へ
15.免疫学の発達 −生体防御−
16.DNA生物学の誕生と発展
まえがき
第 I 部 古代からルネサンス期までの生命観
1.生命科学史を学ぶにあたって
1.1 生命とは何か
1.2 生物学の源流としての医学と博物学および本草学
1.2.1 生物学
1.2.2 博物学
1.2.3 本草学
2.古代の生命観
2.1 概説
2.2 原始時代と先史時代
2.3 バビロニアとエジプト時代
2.4 インドと中国における医学
3.古代ギリシアおよびローマ時代の生命観 −生物学のあけぼの−
3.1 概説
3.2 古代ギリシアの医学 −医学の祖ヒポクラテス−
3.3 万学の祖アリストテレスの生命論
3.3.1 アリストテレス
3.3.2 イデア論
3.3.3 動物誌
3.3.4 動物の分類
3.3.5 霊魂論
3.4 古代ギリシャからローマ時代への移行期
3.5 ガレノスによる解剖学と生理学
3.6 アリストテレス後の古代生物学
4.中世における自然科学の展望
4.1 概説
4.2 アラビア医学の黄金時代
4.3 ギリシャ文化の翻訳時代
5.ルネサンス期の医学・生物学
5.1 概説 −ルネサンスの胎動−
5.2 レオナルド・ダ・ビンチの人体解剖
5.3 近代解剖学の父ベサリウスの業績
5.4 そのほかの主な医学・生物学
5.4.1 パラケルスス
5.4.2 ゲスナー
5.4.3 ファン・ヘルモント
5.5 血液循環の原理発見
5.5.1 血管循環の発見に至る底流
5.5.2 ハーベイによる血液循環の確立
第 II 部 近世前期の生物学
6.生物の自然体系の確立
6.1 リンネへの道1 −チェザルピーノ−
6.2 リンネへの道2 −ジョン・レイ−
6.3 リンネによる分類体系と二名法の確立
7.顕微鏡学派の台頭
7.1 顕微鏡の登場
7.2 植物の顕微構造
7.2.1 ロバート・フック
7.2.2 グリュー
7.2.3 マルピーギ
7.3 動物の顕微構造
7.3.1 マルピーギ
7.3.2 レーウェンフック
7.3.3 シュワンメルダム
第 III 部 近世後期の生物学
8.進化論の展開
8.1 比較解剖学と天変地異説
8.2 自然哲学的形態学
8.3 獲得形質と用不用説
8.4 自然淘汰説と『種の起源』
8.5 ダーウィン以後の進化論
9.細胞説の確立
9.1 細胞説への道
9.9.1 オーケン
9.9.2 プルキニエ
9.2 核と原形質流動の発見
9.3 シュライデンの研究
9.4 シュワンの研究
9.5 細胞分裂
9.6 フィルヒョーの研究
10.生理学の発展
10.1 空気と呼吸
10.2 ドイツにおける生理学
10.3 フランスにおける生理学
10.4 植物生理学
11.遺伝学の勃興
11.1 雑種研究の基礎 −メンデルへの道−
11.2 メンデルの植物雑種の研究
11.3 メンデルの法則の再発見
11.4 ショウジョウバエの染色体研究
11.5 人為突然変異
12.動物発生学の動向
12.1 前成説と後成説
12.2 発生機構学
12.3 全機性
12.4 実験発生学の出発
12.5 器官原基配置図
13.病原微生物学の発展
13.1 病原微生物学の起源
13.2 微生物(生命)の起源
13.3 パスツールとコッホの時代
13.4 病原微生物の克服
13.5 ウイルスの登場
第 IV 部 現代の生命科学
14.生物学から生命科学へ
14.1 概説
14.2 生理活性物質 −ホルモンとビタミン−
14.2.1 動物ホルモン
14.2.2 植物ホルモン
14.2.3 ビタミン
14.3 代謝生理学 −光合成と呼吸−
14.3.1 光合成
14.3.2 呼吸
14.4 遺伝学の新展開
14.4.1 ショウジョウバエからアカパンカビへ,ついで大 腸菌へ
14.4.2 集団遺伝子の誕生と発展
15.免疫学の発達 −生体防御−
15.1 免疫学の夜明け
15.2 免疫学の発展期
15.3 近年における免疫学の新展開
16.DNA生物学の誕生と発展
16.1 DNAへの道
16.2 核酸研究の台頭
16.3 DNAの複製
16.4 遺伝コードの解読
16.5 DNAの応用と将来
主な生物学史年表
あとがき
参考文献
人名索引
事項索引
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遠山 益
とおやま すすむ
1930年 福島県生まれ.東京教育大学理学部卒業,東京教育大学大学院博士課程修了.お茶の水女子大学助教授・教授,聖学院大学教授などを歴任.主な著書に『松林が命を守る』(第三文明社),『本多静六 日本の森林を育てた人』(実業之日本社),『図説 細胞生物学(改訂2版)』(編著,丸善出版),『分子・細胞生物学入門』(朝倉書店)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しております)
図説 生物の世界 (三訂版)
人間環境学
生物の目でみる 自然環境の保全
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