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コア講義 分子生物学
Essentials of Molecular Biology
元 千葉大学教授 医博 田村隆明 著
A5判/144頁/定価1650円(本体1500円+税10%)/2007年9月発行
ISBN 978-4-7853-5213-4
C3045
遺伝や細胞から分子,DNAとRNA,発生現象,癌,細菌とウイルス,バイオ技術まで,多岐にわたる分子生物学のトピックスをバランスよく14章にまとめた.平易な言葉で記述しながらも専門学術の教科書としてのスタイルをしっかりと備えている.学習を助けるコラム・解説・演習も随所に設けた.生物学を専門としない学生のための半期用テキストに最適.
「コア講義」シリーズにはほかに,『コア講義 生物学(改訂版)』『コア講義 生化学』『コア講義 分子遺伝学』,がある.
サポート情報
◎ まえがき (pdfファイル)
◎ 索引 (pdfファイル)
◎ 正誤表 (pdfファイル)
1.生物の特徴と細胞の性質
2.分子と生命活動
3.遺伝や変異にはDNAが関与する
4.DNAの複製,変異と修復,組換え
5.転写:遺伝情報の発現とその制御
6.翻訳:RNAからタンパク質をつくる
7.染色体は多様な遺伝情報を含む
8.細胞の分裂,増殖,死
9.発生と分化:誕生するまでのプロセス
10.細胞間および細胞内情報伝達
11.癌:突然変異で生じる異常増殖細胞
12.健康維持と病気発症のメカニズム
13.細菌とウイルス
14.バイオ技術:分子や個体の改変と利用
まえがき (pdfファイル)
1.生物の特徴と細胞の性質
1・1 生物の条件
1・2 生物を分類してみよう
1・2・1 一般的な生物の分類
1・2・2 分子生物学は生物を三つに分類する
1・3 生物の基本単位「細胞」
1・3・1 生物は細胞からできている
1・3・2 真核生物の細胞の構造
1・3・3 細胞の運動
1・3・4 植物細胞
1・3・5 細胞の形や機能の多様性
1・3・6 多細胞生物の特徴:組織と器官
1・3・7 細菌の細胞
1・4 生物と水
2.分子と生命活動
2・1 物質の単位「分子」
2・1・1 元素と原子
2・1・2 原子が電気の性質を帯びることが化学反応の原動力
2・1・3 分子
2・2 生物は多くの分子からできている
2・2・1 細胞は酸素,炭素,水素,窒素などの元素を含む
2・2・2 生物をつくる分子
2・3 生物に含まれる主な分子の種類
2・3・1 タンパク質
2・3・2 糖 質
2・3・3 脂 質
2・3・4 核 酸
2・4 細胞では化学反応が起こっている
2・4・1 反応は酵素の働きで進む
2・4・2 生きるためのエネルギーをつくる
2・4・3 エネルギーが生まれる原理
2・4・4 エネルギーはATPという分子の形で蓄えられ利用される
3.遺伝や変異にはDNAが関与する
3・1 遺伝について知ろう
3・1・1 遺伝とは
3・1・2 遺伝学の基礎をつくったメンデル
3・1・3 遺伝子はなくなったり,交わったりしない
3・1・4 メンデルの法則からずれる遺伝もある
3・1・5 染色体が1組しかない生物
3・2 生物は変異し,多様化し,進化する
3・2・1 生まれた子の形質は必ずしも一様ではない
3・2・2 子孫に伝わる変異:突然変異
3・3 遺伝子の役割とは何か?
3・3・1 遺伝子はタンパク質をつくる
3・3・2 遺伝子の発現
3・4 遺伝子はDNAである
3・4・1 遺伝子は染色体の中にある物質
3・4・2 DNAが生物の性質を変化させる
3・4・3 DNAが遺伝子の本体であることを示した決定的証拠
4.DNAの複製,変異と修復,組換え
4・1 DNAの性質
4・1・1 DNAは二本鎖:塩基配列の相補性
4・1・2 DNAの二本鎖と一本鎖は容易に変換されうる
4・2 DNAの複製
4・2・1 DNAが正確に複製されるしくみ
4・2・2 新生DNA鎖が合成酵素により伸びる
4・2・3 DNA合成のルール
4・2・4 DNA合成酵素は合成の間違いを自分で直す
4・2・5 DNA末端は特殊な方法で複製される
4・3 DNAの変異とそれを修復する細胞の働き
4・3・1 DNAはいろいろな規模で変異する
4・3・2 DNA損傷と変異原
4・3・3 紫外線は塩基同士を結合させてしまう
4・3・4 変異は修復される
4・4 DNAは組み換わる
4・4・1 同じ塩基配列間で組換えが起こる
4・4・2 組換えが起こる場所
4・4・3 組換えを利用して遺伝子地図をつくれる
4・4・4 時として関係のないDNAでも組み換わる
5.転写:遺伝情報の発現とその制御
5・1 RNAとは
5・1・1 RNAはDNAをコピーした分子
5・1・2 DNAとの二つの大きな構造的違い
5・1・3 なぜRNAが必要なのか?
5・2 RNAは多様で働きもさまざまである
5・2・1 RNAの分類
5・2・2 タンパク質合成に関与する3種類のRNA
5・2・3 その他のRNA
5・3 RNA合成:転写
5・3・1 3種類のRNA合成酵素:RNAポリメラーゼ
5・3・2 転写の始まる付近「プロモーター」での出来事
5・4 生命現象の原動力:転写の制御
5・4・1 転写量はダイナミックに変化する
5・4・2 転写活性化配列とそこに結合する転写調節因子
5・4・3 原核生物に特有な遺伝子発現方式:オペロン
5・4・4 転写調節因子の作用機構
5・4・5 染色体結合タンパク質も遺伝子発現調節に関与する
5・5 RNAは合成された後いろいろと変化する
5・5・1 切断,修飾,編集によるRNAの成熟
5・5・2 スプライシング:RNAのつなぎ換え
6.翻訳:RNAからタンパク質をつくる
6・1 RNAの塩基配列をアミノ酸配列に読み替える「翻訳」
6・1・1 タンパク質合成をなぜ翻訳というか?
6・1・2 アミノ酸を決める塩基配列暗号:コドン
6・1・3 コドンのダブり,および開始コドンと停止コドン
6・1・4 DNA上にはコドン読み枠「フレーム」のマークはない
6・2 翻訳が完了するまでにはいくつか段階がある
6・2・1 翻訳は細胞質で起こる
6・2・2 翻訳に必須な最初の段階:tRNAとアミノ酸の結合
6・2・3 リボソーム上のmRNAにアミノ酸-tRNAが結合する
6・2・4 アミノ酸が連結され続ける機構
6・2・5 遺伝子とタンパク質の頭と尻尾のよび方
6・3 突然変異による翻訳への影響
6・3・1 点変異の場合
6・3・2 ナンセンス変異を克服する裏技
6・3・3 挿入,欠失変異の場合
6・4 翻訳が終わってからの出来事
6・4・1 タンパク質成熟のための加工
6・4・2 タンパク質を必要な部分に移送する
6・4・3 不要タンパク質の分解
7.染色体は多様な遺伝情報を含む
7・1 染色体
7・1・1 生物は2セット分の染色体をもつ
7・1・2 染色体の数やDNA量と進化との関連は?
7・1・3 染色体の必須要素とは
7・1・4 染色体の特殊な存在様式
7・2 クロマチンの構造
7・2・1 巨大DNAを小さな核に収納できる理由
7・2・2 クロマチンタンパク質:ヒストン
7・2・3 クロマチンが何重にも折り畳まれるメカニズム
7・3 真核生物のゲノムは種々の種類のDNA配列からできている
7・3・1 ゲノムDNAとゲノムでないDNA
7・3・2 ユニーク配列と反復配列
7・3・3 遺伝子の数と遺伝子の密度
7・4 ゲノムレベルの遺伝子変動
7・4・1 遺伝子ファミリー
7・4・2 遺伝子の増幅や再編
7・4・3 染色体異常
7・5 塩基配列に支配されない遺伝:エピジェネティックス(後生的遺伝)
7・5・1 対立遺伝子は必ずしも同等の機能をもたない
7・5・2 インプリンティングはクロマチン修飾とその記憶により起こる
7・5・3 インプリンティングは生殖細胞でリセットされる
7・5・4 インプリンティングの異常が病気を起こす
8.細胞の分裂,増殖,死
8・1 真核細胞の分裂増殖には周期性がある
8・1・1 細胞周期は四つのステップからなる
8・1・2 G1期にある細胞の生育条件が整うとS期に入る
8・1・3 G2期はM期の準備期間
8・1・4 M期では細かなステップを段階的に進む
8・2 細胞周期のコントロール
8・2・1 細胞周期を回すエンジンとなる分子:CDKの発見
8・2・2 細胞周期のそれぞれの時期にそれぞれの分子が働く
8・2・3 エンジンのアクセル役とブレーキ役の分子がある
8・2・4 細胞周期を進行させてよいかどうかのチェック
8・2・5 チェックで問題がみつかった場合は?
8・3 細胞増殖調節にかかわる因子:p53とRB
8・3・1 DNA損傷チェックポイントにかかわるp53
8・3・2 S期へ進行を監視するRB
8・3・3 これらの因子は癌の抑制に効いている
8・4 生殖細胞をつくる特殊な細胞分裂:減数分裂
8・4・1 生殖細胞系列
8・4・2 減数分裂で染色体が半分になる
8・4・3 生殖細胞にみられる特徴
8・5 細胞死にも秩序がある
8・5・1 2種類の細胞死
8・5・2 アポトーシス細胞の特徴
8・5・3 自然界でみられるアポトーシス
8・5・4 アポトーシスはいろいろな原因で起こる
8・5・5 アポトーシスを実行する酵素群:カスパーゼ
9.発生と分化:誕生するまでのプロセス
9・1 発生・分化の概要
9・1・1 発生の概念は意外に新しい
9・1・2 胚発生
9・1・3 発生・分化は遺伝子発現制御の流れの中で進む
9・2 受精から器官ができるまで
9・2・1 受精までのプロセス
9・2・2 まず受精卵が分裂して数を増やし,初期胚ができる
9・2・3 胚発生が進み,段階的に成体らしくなる
9・2・4 オーガナイザーは形態形成で主導的役割を果たす
9・3 ショウジョウバエ研究によりわかったボディープラン
9・3・1 発生の初期にまず体の方向性が決まる
9・3・2 次に体の各部分「節」の特徴が決まる
9・3・3 ホメオボックス遺伝子
9・3・4 上下,左右の決定も発生プランに組み込まれている
9・4 元と異なる細胞が生まれる分化のしくみ
9・4・1 分化には元の細胞「幹細胞」の非対称な細胞分裂が必要
9・4・2 非対称細胞分裂には二つの機構が関与する
9・5 分化細胞を補充する現象:再生
9・5・1 身近なところで起こっている再生
9・5・2 再生のときも,幹細胞からの分化が起こっている
9・5・3 幹細胞の種類:分化能にもいろいろなレベルがある
9・5・4 分化の全能性
9・5・5 培養できる全能細胞:ES細胞
10.細胞間および細胞内情報伝達
10・1 細胞に情報を伝える:細胞間情報伝達
10・1・1 情報伝達には複数の方式がある
10・1・2 リガンドと受容体
10・1・3 細胞間情報伝達因子の多様性
10・1・4 細胞同士の接触によっても情報が伝わる
10・2 細胞内情報伝達
10・2・1 情報を受け取った細胞の応答と情報の最終標的
10・2・2 細胞内情報伝達の全貌
10・2・3 情報を受けとった細胞の最初の変化:受容体の活性化
10・3 細胞内で情報を媒介する分子
10・3・1 プロテインキナーゼ(タンパク質リン酸化酵素)
10・3・2 Gタンパク質
10・3・3 リン脂質が関与する経路
10・3・4 セカンドメッセンジャー(二次伝達物質)
10・3・5 細胞表面付近にある転写調節因子が核に移動する例
10・4 電気的興奮がかかわる情報伝達:神経興奮
10・4・1 イオンチャネル
10・4・2 神経細胞(ニューロン)の興奮と活動電位の伝達
10・4・3 化学物質によるニューロンからニューロンへの伝達
11.癌:突然変異で生じる異常増殖細胞
11・1 正常細胞が癌細胞に変わるとき
11・1・1 癌細胞は無限に増え続けることができる
11・1・2 癌細胞では遺伝子が突然変異している
11・1・3 癌細胞の増殖性の特徴:トランスフォーム
11・1・4 癌化の原因にはいろいろなものがある
11・2 癌はウイルスによっても起こる
11・2・1 癌ウイルスは意外に多い
11・2・2 DNA癌ウイルスのもつ発癌遺伝子の作用
11・2・3 RNA癌ウイルスの癌遺伝子は,元は細胞の遺伝子だった
11・3 細胞には癌抑制にかかわる遺伝子もある
11・3・1 癌発生を抑える癌抑制遺伝子
11・3・2 ゲノム安定化やアポトーシスに関する遺伝子も癌を抑制する
11・4 癌という病気の特徴
11・4・1 癌は段階的に悪化し,目に見える病変に発展する
11・4・2 癌細胞の戦略:血管新生,浸潤,転移
11・4・3 癌細胞を殺す免疫力
12.健康維持と病気発症のメカニズム
12・1 体を守るシステム:免疫
12・1・1 成体防御にはいろいろな方法がある
12・1・2 免疫の発見
12・1・3 獲得免疫では特定のリンパ球が増える
12・1・4 過剰な免疫反応は病気につながる
12・1・5 体液性免疫と細胞性免疫
12・1・6 免疫の膨大な多様性はなぜ可能なのか
12・2 中枢神経細胞の死
12・2・1 脳の神経細胞が徐々に変性・死滅していく病気
12・2・2 グルタミンの連続をもつタンパク質は神経を変性させる
12・2・3 アルツハイマー病,パーキンソン病
12・3 老化と寿命
12・3・1 加齢,老化,寿命とは
12・3・2 細胞が増殖できなくなる原因
12・4 生活習慣病
12・4・1 生活習慣病とは
12・4・2 肥満とメタボリックシンドローム
12・4・3 糖尿病
13.細菌とウイルス
13・1 微生物
13・1・1 微生物の種類
13・1・2 微生物と人間との共生
13・2 細菌の増殖
13・2・1 細菌の種類
13・2・2 細菌を培養する
13・2・3 細菌を殺す
13・2・4 細菌がかかわる病気
13・3 細菌のもつゲノム以外の遺伝要素
13・3・1 大腸菌:最もよくわかっている生物
13・3・2 バクテリオファージ
13・3・3 ファージと細菌のゲノムが一体化する溶原化
13・3・4 プラスミド
13・3・5 DNA上を動き回るトランスポゾン
13・3・6 真核生物にも多くのトランスポゾンがある
13・4 ウイルス:生物か無生物か?
13・4・1 ウイルスとは
13・4・2 ウイルスの増殖
14.バイオ技術:分子や個体の改変と利用
14・1 分子生物学の基礎技術
14・1・1 DNAを電気で分ける:電気泳動
14・1・2 塩基配列を解析する
14・1・3 PCR:試験内でDNAを増やす
14・1・4 遺伝子発現を調べる
14・1・5 タンパク質に関する手法
14・2 遺伝子組換え(組換えDNA技術)
14・2・1 遺伝子組換えの実際
14・2・2 組換えDNAを増やす
14・3 個体を扱う技術
14・3・1 動物を用いる場合
14・3・2 植物を用いる場合
14・3・3 医療にかかわる技術
参考書一覧
索引 (pdfファイル)
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田村 隆明
たむら たかあき
1952年 秋田県に生まれる。北里大学衛生学部卒業、香川大学大学院農学研究科修士課程修了。慶應義塾大学助手、岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所助手、埼玉医科大学助教授、千葉大学教授などを歴任。主な著書・訳書に『わかる!身につく!生物・生化学・分子生物学(改訂2版)』(南山堂)、『遺伝子発現制御機構』(共編、東京化学同人)、『基礎から学ぶ遺伝子工学(第2版)』(羊土社)、Zlatanova&van Holde共著『分子生物学』(監訳、東京化学同人)などがある。
(情報は初版刊行時のものから一部修正しております)
コア講義 生物学 (改訂版)
コア講義 生化学
コア講義 分子遺伝学
しくみからわかる 生命工学
医療・看護系のための 生物学(改訂版)
ライフサイエンスのための 分子生物学入門
分子からみた生物学 (改訂版)
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