原田 義也
はらだ よしや
1934年 山口県生まれ.東京大学理学部卒業.東京大学助手・助教授・教授,千葉大学教授,聖徳大学教授などを歴任.主な著書に『生命科学のための基礎化学』『生命科学のための有機化学I』『生命科学のための有機化学II』(以上 東京大学出版会)などがある.
(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)
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【電子書籍】
量子化学 上巻
Quantum Chemistry Vol.1
東京大学名誉教授・聖徳大学名誉教授 理博 原田義也 著
標準価格5500円(本体5000円+税10%)/2016年11月電子版発行/
eISBN 978-4-7853-7514-0
量子化学の定番教科書として長く読み継がれてきた『基礎化学選書12 量子化学』を全面改訂,実践的な内容を大幅に取り入れて上下巻の単行本として再構成した.
上巻は旧版の増補改訂版に相当し,量子化学の基礎教科書としてご利用いただける内容になっている.
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております.固定レイアウト型は文字だけを拡大することや,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能が使用できません.
※この電子書籍は,2015年に刊行された『量子化学 上巻』(第1版5刷)を元に電子書籍化したものです.
サポート情報
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◎ はじめに (pdfファイル)
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1.古典論から量子論へ
2.波動性
3.Schrödingerの波動方程式
4.量子力学の基礎
5.角運動量
6.水素原子
7.スピン
8.粒子の同等性
9.近似法
10.一般の原子
11.水素分子
12.2原子分子
13.多原子分子
14.$\pi$ 電子系
はじめに (pdfファイル)
1.古典論から量子論へ
1.1 量子化学
1.2 古典物理学の破綻
(a)空洞輻射(黒体輻射)
(b)光電効果
(c)水素の原子構造
1.3 水素のスペクトルとBohrの理論
1.4 Bohrの理論から現代の量子論へ
2.波動性
2.1 光の波動性
2.2 X線回折
2.3 de Broglie波
2.4 波の式
3.Schrödingerの波動方程式
3.1 時間に依存しないSchrödinger方程式
3.2 時間に依存するSchrödinger方程式
3.3 Schrödinger方程式の解釈
3.4 1次元の箱の中の粒子
3.5 3次元の箱の中の粒子
3.6 調和振動子−古典論と量子論
3.7 調和振動子の解の性質
4.量子力学の基礎
4.1 系の状態
4.2 固有値
4.3 古典物理量の演算子の性質
4.4 系の一般的状態と固有状態
4.5 交換関係
4.6 定常状態と運動の定数
4.7 不確定性原理
5.角運動量
5.1 交換関係
5.2 極座標による表示
5.3 角運動量のz 成分の固有状態
5.4 角運動量の2乗の固有状態
5.5 空間量子化
5.6 一般の角運動量
5.7 昇降演算子
5.8 角運動量の合成
6.水素原子
6.1 エネルギー固有値と固有関数
6.2 エネルギー固有関数の形
7.スピン
7.1 角運動量と磁場
7.2 電子スピン
7.3 スピン角運動量
7.4 核スピン−ESRとNMR
8.粒子の同等性
8.1 対称な波動関数と反対称な波動関数
8.2 Slaterの行列式
9.近似法
9.1 縮重がない場合の摂動論
9.2 ヘリウム原子(摂動法)
9.3 縮重がある場合の摂動論
9.4 変分法
9.5 ヘリウム原子(変分法)
9.6 電子の相関
9.7 Ritzの変分法
9.8 時間に依存する摂動論
9.9 光と物質の相互作用
10.一般の原子
10.1 Hartree-FockのSCF法
10.2 Slater軌道
10.3 周期律
10.4 電子配置のエネルギー
10.5 角運動量 ${\boldsymbol L}$, ${\boldsymbol S}$ による状態の分類
10.6 スピン軌道相互作用の効果
10.7 電子の配列と ${\boldsymbol LS}$ 項−閉殻
10.8 電子の配列と ${\boldsymbol LS}$ 項−開殻
11.水素分子
11.1 原子単位
11.2 水素分子イオン
11.3 水素分子−VB法
11.4 VB法の改良
11.5 水素分子−MO法
11.6 MO法の改良
11.7 水素分子の正確な波動関数
12.2原子分子
12.1 LCAO MO
12.2 2原子分子の軌道
12.3 等核2原子分子
12.4 異核2原子分子
12.5 結合の極性
12.6 電気陰性度
13.多原子分子
13.1 VB法とMO法
13.2 多原子分子のMO法−水とアンモニア
13.3 sp3混成
13.4 sp2混成とsp混成
13.5 混成軌道の性質
13.6 d軌道を含む混成
13.7 多原子分子の形
14.$\pi$ 電子系
14.1 $\pi$ 電子系のVB法による取り扱い
14.2 Hüeckel法
14.3 $\pi$ 電子の共役鎖と共役環
14.4 交互炭化水素と非交互炭化水素
14.5 分子図
(a)$\pi$ 電子密度
(b)結合次数
(c)自由原子価
14.6 ヘテロ原子を含むπ電子系
14.7 反応性指数
(a)孤立分子モデル
(b)局在化モデル
14.8 軌道対称性の保存−Woodward-Hoffman則
(a)エチレンの2量化によるシクロブタンの生成
(a)cis -ブタジエンとエチレンからのシクロヘキセンの生成
(c)cis -ブタジエンの環化
14.9 Hüeckel法の問題点
A1(付録I)
A1.1 複素数
A1.2 行列式
(a)置換
(b)行列式
(c)行列式の性質
(d)余因子
(e)1次方程式
参考書
事項索引
物質名索引
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