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新・生命科学シリーズ 
動物の発生と分化
Animal Development and Cell Differentiation

在庫マーク

東京大学名誉教授 理博 浅島 誠・
埼玉医科大学准教授 医博 駒崎伸二 共著

電子書籍

A5判/174頁/2色刷/定価2484円(本体2300円+税8%)/2011年9月発行
ISBN 978-4-7853-5849-5  C3045

 本書では,動物の体が形成されるしくみについて,その分子的な背景を中心に解説する.その内容は,卵形成と精子形成から始まり,受精を経て,卵割から胞胚形成,原腸胚形成,神経胚形成へと展開する.そして,ホメオボックス遺伝子の役割を述べた後,細胞分化と器官形成について述べ,最後に,再生医療や老化の問題に及ぶ.
 読者の方々には,動物の体つくりに共通して働いている基本的なしくみを理解し,それらのしくみが線虫やショウジョウバエからわれわれ哺乳類に至るまでの進化の過程で延々と引き継がれてきたことを知ってほしい.そして,それらの知識が,これからの新たな技術である再生医療の発展へと大きく貢献していることを理解していただければ幸いである.


サポート情報

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索引 (pdfファイル)   
正誤表 (pdfファイル)

目次 (章タイトル)  → 詳細目次

1.卵形成から卵の成熟へ
2.受精から卵割へ
3.胞胚から原腸胚を経て神経胚へ
4.ホメオボックス遺伝子
5.細胞分化と器官形成
6.発生学と再生医療

詳細目次  →『動物の発生と分化』目次

はじめに (pdfファイル)

1.卵形成から卵の成熟へ  1
 1.1 卵形成  1
  1.1.1 養分の合成と蓄積  2
  1.1.2 RNA  の合成と蓄積  4
  1.1.3 ミトコンドリアの蓄積  8
  1.1.4 細胞増殖に必要なタンパク質の蓄積  8
  1.1.5 体の基本構造の形成に関わる因子の蓄積  10
  1.1.6 胚細胞の運命を決定する因子の蓄積  16
 1.2 減数分裂  17
  1.2.1 減数分裂の停止と再開  18
  1.2.2 卵成熟促進因子と細胞分裂停止因子  19
 1.3 精子形成  24

2.受精から卵割へ  28
 2.1 受 精  28
 2.2 卵 割  33
  2.2.1 卵割の様式  33
  2.2.2 特別な細胞周期  39
  2.2.3 中期胞胚転移  42
 2.3 決定因子  43
 2.4 胞胚腔(卵割腔)の形成  45

3.胞胚から原腸胚を経て神経胚へ  49
 3.1 体の向き  49
  3.1.1 ショウジョウバエの胚における前後方向の決定  49
  3.1.2 両生類の胚における背腹方向の決定  54
 3.2 予定中胚葉域とオーガナイザー域の形成  56
 3.3 原腸胚形成  61
 3.4 神経誘導  68
 3.5 中枢神経系の形成  70
  3.5.1 神経管の形成  71
  3.5.2 神経堤の形成  75

4.ホメオボックス遺伝子  77
 4.1 ホメオボックス遺伝子の発見  77
 4.2 ホメオボックス遺伝子の進化  79
 4.3 HOM-CやHox以外のホメオボックス遺伝子  82
 4.4 初期胚発生におけるホメオボックス遺伝子の役割  83
  4.4.1 ショウジョウバエの発生  83
  4.4.2 ホメオボックス遺伝子の役割  90
  4.4.3 HOM-CとHoxの類似性  94
 4.5 進化とホメオボックス遺伝子  95
  4.5.1 昆虫の進化  95
  4.5.2 手の骨の形成とホメオボックス遺伝子  97
  4.5.3 脊椎動物の鰭から四肢への進化  98

5.細胞分化と器官形成  100
 5.1 胚葉間の相互作用  100
 5.2 細胞分化  108
 5.3 器官形成  110
  5.3.1 心臓の形成  110
  5.3.2 体腔と体節の形成  115
  5.3.3 四肢の形成  119
  5.3.4 消化管の形成  126

6.発生学と再生医療  129
 6.1 動物の再生現象  129
 6.2 発生の進行にともなう細胞の性質の変化  131
  6.2.1 遺伝子の不活性化  131
  6.2.2 幹細胞  132
 6.3 再生医療の技術  135
  6.3.1 クローン動物  135
  6.3.2 キメラ動物  137
  6.3.3 iPS細胞  139
 6.4 再生医療の可能性  141
 6.5 体性幹細胞とがん幹細胞  144
 6.6 老化  146
 6.7 DNA末端複製問題  149

あとがき(pdfファイル)  154
参考文献  156
索引  158

コラム1 モータータンパク質  12
コラム2 細胞周期の制御  21
コラム3 ミトコンドリア病  34
コラム4 チェックポイント制御  40
コラム5 転写因子による遺伝子発現の調節  51
コラム6 オーガナイザー  59
コラム7 発生過程における神経管形成の異常  76
コラム8 転写因子の濃度勾配に依存した遺伝子発現の調節  86
コラム9 ホメオボックス遺伝子の異常による変異体の出現  92
コラム10 細胞内情報伝達系  103
コラム11 体の構造の左右の決定  112
コラム12 アポトーシス  123
コラム13 一卵生双生児  138
コラム14 老化防止  148
コラム15 テロメラーゼ  151

著作者紹介

浅島 誠
あさしま まこと 
1944年 新潟県生まれ.東京大学大学院理学系研究科博士課程修了.横浜市立大学助教授・教授,東京大学教授・副学長,日本学術会議副会長,産業技術総合研究所フェロー兼センター長などを歴任.主な著書に『再生医療のための 発生生物学』(編著,コロナ社),『再生医療用語ハンドブック』(編集統括,メディカルトリビューン)などがある.

駒崎 伸二
こまざき しんじ 
1952年 埼玉県生まれ.横浜市立大学文理学部卒業,新潟大学大学院理学研究科修士課程修了.埼玉医科大学助手・講師・助教授を経て現職.

(情報は初版刊行時のものから一部修正しています)


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